飲食店はスタッフ教育こそが利益及び売上アップのポイント
2024年4月8日リライト
カフェを始め飲食店は
アルバイトスタッフを中心に経営
しているからこそ教育が重要です。
アルバイトスタッフのレベル次第で、
お客様満足度の向上につながり、
リピート客が増えます。
そんなスタッフ教育、
重要だとわかっているのに、
なかなかうまくいきません。
今回の記事では、
飲食店におけるスタッフ教育の
ポイントについてお伝えします。
目次
飲食店でスタッフ教育が重要な理由
なぜスタッフ教育をするのでしょうか?
アルバイトスタッフを教育することが
なぜ重要なのでしょうか?
この根本的な理由を理解していていないと
お店が忙しい中でアルバイトスタッフを教育
しようという気持ちになれません。
まず飲食店でアルバイトをする人は、
「アルバイトするのが初めて~」
という人が多くいます。
ここ大切です。
初めてだからこそ、
最初にしっかり初期教育をする必要
があるのです。
最初のオリエンテーションが重要です。
初期教育をしっかりし、
アルバイトスタッフの教育をし続けることで、
お店に様々なメリットをもたらします。
スタッフ教育が大切だとわかっていても、
できない理由は「自分でやったほうが早い」
と思ってしまう店長が多いからです。
スタッフを育てることは
店長の最大の仕事の1つです。
飲食店のアルバイトスタッフ教育で特に大切な2つ
スタッフ教育で重要な仕組みの話をする前に
「スタッフが育つにはこれがあることが前提」
という2つの重要なものをお伝えする必要が
あります。
あなたのカフェの経営理念
あなたは自分のお店に対する想い
スタッフに伝えていますか?
このお店に対する想いを
言語化したものが経営理念
なのです。
- どんなお店にしたいのか?
- どのようなことを大切にしているのか?
- どこを目指すのか?
をアルバイトスタッフに熱く
語りましょう(笑)
またあなたの想いをしっかりと
社員・アルバイト全員に伝えるためには、
毎朝の朝礼が非常に有効ですよ。
ストアルール
スタッフ同士が気持ちよく
働くためにはその環境が重要です。
その環境を作るのが
ストアルールなのです。
ストアルールについては、
以下の記事で詳しく書いています。
そちらをご参照ください。
飲食店でスタッフ教育をする際にほしい3つの仕組み
前日の2つを踏まえた上で、
スタッフを教育する仕組みがある
ことが大切です。
以下の3つの仕組みを提案しています。
初期教育の仕組み
前述しましたが、
アルバイトスタッフ教育のためには
初期教育が重要です。
もっと言えば、
実際にカフェで働く前の
オリエンテーションが重要です。
このオリエンテーションで、
お店に対する想いとストアルール
をしっかり伝えることが重要です。
最初が肝心
とはよく言ったもので、
初期教育をきちんとしないと、
後々に悪い影響が出始めます。
このオリエンテーションの内容を
大切にしてください。
オリエンテーション時に
説明したいこととしては、
仕事の内容よりも
仕事に取り組む姿勢です。
つまり、
心の教育をすることです。
またオリエンテーション前までに
聞いてほしいことがあります。
それはスタッフに対して、
「なぜうちのカフェで働くのか?」
「3年後、5年後、10年後にはどうなりたいのか?」
を聞き出すことです。
要は働く意味を考えてもらう
ことです。
これを持って働くかどうかでは
スタッフの育成スピードにかなりの
差が出てきます。
スタッフが育つ仕組みがあるか?
何も働くための目的がなく、
ただ毎日働いていたのでは、
やがてアルバイトは辞めてしまいます。
何をしたら昇格し、
何をしたら昇給するのかを示す
育成カリキュラムが重要です。
また技術的な仕事を覚えるために、
マニュアルや手順書は必須です。
育成カリキュラムとは
誰が教育してもアルバイトが育つ仕組み
です。
昇格、昇給の基準は
アルバイトを教育する上で、
非常に重要な要素の1つです。
また1日の流れを示す
ルーティンチェックリストも
活用できます。
OJTとOffJTを上手に活用します。
評価制度=評価する仕組みがあるか?
一生懸命やったスタッフを
評価してあげるシステムは
必要です。
この評価制度がなければ、
公平性に欠け評価者のさじ加減で
評価することになります。
このような評価をすれば、
せっかく育成したスタッフも
なかなか定着しません。
だからこそ、
公平な評価制度を作って、
スタッフのやる気を引き出しましょう。
日頃から意識するスタッフ教育
スタッフ教育の仕組みも大切ですが、
日々のあなたの心がけも重要です。
特に重要なのが、
日頃のコミュニケーションと
あなたの仕事への姿勢(想い・情熱)です。
スタッフとの日々のコミュニケーションを大切にする
コミュニケーションの話をすると、
「忙しいから厳しい」
という返事が来ます。
本当にそうでしょうか?
ちょっとした話をするだけなら、
入退店の際にできます。
もっと言えば、
これも仕組みを作ることです。
私が店長をやっていた時は、
コミュニケーションノートなるもの
を作り毎回シフト時に書いてもらいました。
その書いた内容に対し、
私から返事を書いていました。
結構これコミュニケーション取れました。
要は工夫次第です。
TOPであるあなたの姿勢はどうか?
『上司の背中を見て育つ』
とはよく言ったものです。
上記の内容に大いに関連しますが、
あなたの仕事に対する姿勢が大切
なのです。
スタッフは、
あなたの行動を見て言動を見て
育つことを知ってください。
アルバイトスタッフ教育は長期目線で考える
人の教育ほど計画通り進むなんて
あり得ません。
しかしやみくもに募集をかけ、
アルバイトを採用し教育しようと
思ってもうまくいかないのも事実です。
年間を通して、
アルバイトの採用計画と
教育計画を立てましょう。
同じ時期に採用したアルバイトは
同じように育つとは限りません。
もっと言えば、
アルバイトの得意な分野は違うが故、
教育する内容も変わってくる可能性
が生じてくることを知っておきましょう。
他人は変えられないという事実を受け入れる
最後に、アルバイトだけではなく、
教育をする際に知っていてほしいこと
があります。
それは、
他人は変えられない、
変えられるのは自分のみ。
残念ながらどんなに頑張っても
相手=アルバイトスタッフは変えられない
ということです。
変えるのはアルバイトスタッフではなく
自分がアルバイトスタッフと接するスタンス
です。
このブログを書いている私も
過去に一生懸命相手を変えようと
奮闘するタイプの人間でした。
今は年を重ねコンサルタントという
立場になってこの言葉を受け入れましたが
結構こうなるまで時間がかかりました。
この言葉知っている人多いと思いますが、
意外に受け入れられていない人も多いの
ではないでしょうか。
人は変えられない
=悪いところを改善することは難しい
=良いところを伸ばすのは容易
ということです。
ここで間違えないでほしいのは、
変えられないのではなく、
変えることは非常に難しい
ということです。
しかし我々は接客業ですから、
お客様に迷惑がかかるような行動は
随時是正する必要はあります。
スタッフの良いところと悪いところを
両方受け入れた上で教育する、
育成計画を立てることが大切と考えます。
スタッフ教育が難しいからこそ、
スタッフが成長したのが見えると、
感動があります。
オーバーな話、
私はうれしくて涙するときも
あります。
それは教育をした側もですが、
もちろん、本人もうれしいものです。
お店にとって人は”財産”です。
アルバイトスタッフ教育の在り方、
是非あなたのカフェでも考えてみて
くださいね。
最後に私の教育する上での持論です。
教育とは
- コストではなく投資である
- スタッフの成長を支援してあげることである
- 相手を信じ、待ち、許してあげることである
- スタッフの性格は変えられないが心は変えることができる
- 人材と言う種のないところから良い人財は生まれない
- 当たり前のことをどれだけ忍耐強くやっていけるかである
この記事を書いている人
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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