スタッフ教育はカフェ経営で最も大切なことの1つ
2021年10月4日リライト
カフェ経営において、
最も大切なことの1つにスタッフ教育
があります。
スタッフ教育はとても大変で、
しかも結果が出るのにとても時間が
かかります。
スタッフ教育をすることで、
- 高いレベルでのQCSレベルが維持でき、
- 永続的な売上アップを目指せ、
- お店の生産性がアップ
ができるのです。つまり、
スタッフ教育=お店の財産を作る
ことと同義です。
今回の記事では、
一番大切でありながら最も難しい
スタッフ教育について解説します。
ポイントを5つお伝えしますので、
自店舗のスタッフ教育にお役立て
ください。
目次
スタッフ教育をする理由
なぜスタッフを教育をするのでしょうか?
この根本的な理由を理解していていないと、
お店が忙しい中でスタッフを教育しようと
いう気持ちになれません。
スタッフを教育して育つと
以下の様々なメリットがあります。
- 生産性が高まり、人件費率が下がる
- QCSレベルがアップする
- オペレーションに入る機会が減少するため、本来の店長業務に集中できる
- 自店舗の出店時への戦力となる
- 仕事が好きになることで社員になる
スタッフ教育が大切だとわかっていても、
できない理由は「自分でやったほうが早い」
と思ってしまう店長が多いからです。
スタッフを育てることは
店長の最大の仕事の1つです。
スタッフ教育の5つのポイント
さて本題です。
闇雲にスタッフを教育しても、
残念ながら育ちません。
スタッフ教育をする上での
5つのポイントを抑えて下さい。

それぞれ見ていきましょう。
働く理由を明確にする
まず早い段階でやってほしいことが
スタッフに対して、
「なぜうちのカフェで働くのか?」
「3年後、5年後、10年後にはどうなりたいのか?」
を明確にすることです。
要は働く意味を考えてもらう
ことです。
これを持って働くかどうかでは
スタッフの育成スピードにかなりの
差が出てきます。
参考記事
スタッフの採用及び育成計画はあるか?
ただやみくもに募集をかけ、
スタッフを採用し教育しようと
思ってもうまくいきません。
年間を通して、
採用計画及び既に採用したスタッフの
教育計画を立てましょう。
なぜなら、
同じ時期に採用したスタッフは
同じように育つとは限らないからです。
もっと言えば、
スタッフの得意な分野は違うが故、
教育する内容も変わってくる可能性
が生じるからです。
参考記事
初期教育を大切にしているか?
私はスタッフ教育において、
初期教育であるオリエンテーション
が一番重要と考えています。
最初が肝心
とはよく言ったもので、
初期教育をきちんとしないと、
後々に悪い影響が出始めます。
初期教育とは、
シフト初日のオリエンテーション
です。
このオリエンテーションの内容を
大切にしてください。
参考記事
初期教育時に大切なこととして、
仕事の技術的なことよりも、
心の教育をすることが大切です。
技術的な教育は、
(接客の仕方、コーヒーの淹れ方、レジの打ち方、ハンディーの使い方など)
OJTとマニュアルである程度対応できます。
しかし、「心の教育」はそうはいきません。
そしてこの「心の教育」こそ一番重要
なのです。
心の教育とは人としての在り方、
仕事に対する姿勢を教えることです。
またこれが一番難しいのです。
ちなみに私がコンサルティング時に
一番時間をかけていることが店長への
心の教育です。
参照記事
TOPであるあなたの姿勢はどうか?
『上司の背中を見て育つ』
とはよく言ったものです。
上記の内容に大いに関連しますが、
あなたの仕事に対する姿勢が大切
なのです。
参照記事
お店に対する想いは浸透しているか?
あなたは自分のお店に対する想い
スタッフに伝えていますか?
どんなお店にしたいのか?
どのようなことを大切にしているのか?
をスタッフに伝えましょう。
参照記事
またあなたの想いをしっかりと
スタッフ全員に伝えるためには、
毎朝の朝礼が非常に有効ですよ。
スタッフ教育の仕組みがあるか?
何も働くための目的がなく、
ただ毎日働いていたのでは、
やがてスタッフは辞めてしまいます。
何をしたら昇格し、
何をしたら昇給するのかを示す
育成カリキュラムが重要です。
育成カリキュラムとは
誰が教育してもスタッフが育つ仕組み
です。
昇格、昇給の基準は
スタッフを教育する上で、
非常に重要な要素の1つです。
参照記事
他人は変えられないという事実を受け入れる
最後に、スタッフだけではなく、
教育をする際に知っていてほしいこと
があります。
それは、
他人は変えられない、
変えられるのは自分のみ。
残念ながら、
どんなに頑張ってもスタッフは変えられない
ってことです。
変えるのはスタッフではなく
自分がスタッフと接するスタンス
なのです。
このブログを書いている私も
過去に一生懸命相手を変えようと
奮闘するタイプの人間でした。
今は年を重ねコンサルタントという
立場になってこの言葉を受け入れましたが
結構こうなるまで時間がかかりました。
この言葉知っている人多いと思いますが、
意外に受け入れられていない人も多いの
ではないでしょうか。

画像はイメージ(写真ACより)
人は変えられない
=悪いところを改善することは難しい
=良いところを伸ばすのは容易
ということです。
ここで間違えないでほしいのは、
変えられないのではなく、
変えるのは非常に難しい
ということです。
しかし我々は接客業ですから、
お客様に迷惑がかかるような行動は
随時是正する必要はあります。
スタッフの良いところと悪いところを
両方受け入れた上で教育する、
育成計画を立てることが大切と考えます。
スタッフ教育が難しいからこそ、
スタッフ教育をした結果
スタッフが成長したのがわかると、
感動があります。
それは教育をした側もですが、
もちろん、本人もうれしいものです。
お店にとってスタッフは”財産”です。
スタッフ教育の在り方、
是非あなたのカフェでも考えてみて
くださいね。
最後に私の教育する上での持論です。
教育とは
- コストではなく投資である
- 相手を信じ、待ち、許してあげることである
- スタッフの性格は変えられないが心は変えることができる
- 人材と言う種のないところから良い人財は生まれない
- 当たり前のことをどれだけ忍耐強くやっていけるかである
この記事を書いている人

- カフェコンサルタント
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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