ストアルールがなぜカフェで必要なのか?

2024年1月1日リライト

カフェに関わる全てのスタッフが
気持ちよく働くためには、
最低限のルールとマナーが必要です。

それがストアルールになります。
ハウスルールと表現しているお店も
あります。

このストアルール、
お店を開業したてのときや、
お店の規模が小さいと必要ない
と思うかもしれません。

しかし絶対必要です。

今回の記事では、
ストアルールの必要性と作り方
について解説します。

飲食店におけるストアルールの重要性

ストアルールとは。
お店としての基準及び価値観
を示したものです。

ストアルールの見本

つまり、
スタッフ同士が気持ちよく働くために
必要なものなのです!

このストアルールがなければ、
お店で働くスタッフがバラバラになり、
様々な問題が生じます。

なぜ生じるのでしょうか?
人はそれぞれ異なった価値観を持っており
その価値観同士がぶつかるからです。

例えば、

  • シフトの休みをLINEで連絡してくる
  • シフトにぎりぎりに入店する
  • 退職の連絡をLINEでしてくる

私個人としては、
常識としては考えられないこと
の最たる例です。

しかしながら、
今のスタッフたちにとってこれは
常識なスタッフも多く見かけます。

だからこそ大切になるのが、
スタッフとの価値観を合わせる
ことです。

例えば勤務時に入店する時間。
何時に入店するのか考えてください。

  • 5分前に入店するのか?
  • ぎりぎりに来るのか?
  • まあ少しは遅れても構わないのか?

これを明確にする必要があります。

きちんとお店としてのルールを説明する
必要があるのです。
説明しなければバラバラになります。

だからこそ、
お店としての基準及び価値観
=ストアルールを作る必要があるのです。

ストアルールを作るのは誰?

お店がオープン前だったら、
オーナーや店長が一方的に決めて、
それを伝えれば済むことです。

しかし、
開業からある程度日が経っている場合は、
一方的なルールの押し付けは、
スタッフから当然反発が生じます。

それを防ぐためにも、
なるべく多くのスタッフを巻き込んで、
ストアルールを作りましょう。

ストアルールの作成スピードを早めるには、
叩き台を予め経営サイドかスタッフが作り、
それをブラッシュアップできると良いですね。

ストアルールがないなら
まずは経営者側でたたき台を創りましょう
画像はイメージ(写真ACより)

ストアルールの具体的内容

ではストアルールに、
具体的にどのようなことを触れればいいか
をお伝えします。

大きく分けて、

の5つがあります。
それぞれ詳細についてお伝えします。

経営理念及び方針

カフェを営業している上で、
大切にしていること=経営理念
を書きます。

とても大切な部分なので、
説明している記事を参考に
してください。

仕事に対する姿勢

なぜ仕事をするのか?
=顧客満足度の向上について
様々な面から書きます。

特に高いレベルでのQCS向上について
私なら重点的に書きます。

また基本的な行動やマナーについて

  • あいさつの仕方
  • 入店したらどうするのか?
  • 貴重品の保管場所
  • 勤務時の携帯電話の取り扱い
  • お店で得た個人情報
  • 私用の電話
  • スタッフ同士の呼び合い方
  • 電話応対

について書きます。

衛生管理

カフェを始めとする飲食店にとって、
問題が発生すると致命傷になり得る
衛生管理については特に丁寧に書きます。

  • 身だしなみ
  • 手洗いの徹底
  • 食材の取り扱い
  • 温度管理

ついて注意事項を書きます。

特に身だしなみと手洗いは、
衛生管理に直結しますので、
丁寧に書きましょう。

画像はイメージ(写真ACより)

労務規定

実はこの部分が一番
スタッフ側からすると知りたい部分
でもあります。

知りたい部分
=知らないとトラブルになりやすい部分
でもあります。

この部分もきちんと書きましょう。

  • 出退勤時について
  • 遅刻、欠勤、早退時について
  • 休憩時について
  • まかないについて
  • 退職時について
  • 有給について
  • 勤務希望の提出について
  • 勤務時間の決定について
  • 給与の支払いについて
  • 昇給・昇格について

クレームやトラブル対応

どんなにきちんと営業していても、
どうしてもトラブルは生じてしまう
ものです。

またそのようなトラブルが生じた時に
限ってスタッフは新人ばかりというとき
があります。

いざという時には、
どのように対応するのか
きちんと書いておきましょう。

ストアルールを浸透させるために

せっかく作ったストアルール。
スタッフに守って貰う必要があります。
そのためには以下の3つの方法があります。

特に1番目は非常に重要です。

オリエンテーションで説明

初回勤務時に行うオリエンテーション
ストアルールの説明をします。
要は目線合わせをすることです。

これがあるのとないのでは、
全くその後の店舗モラルに差が
出てきます。

初回のオリエンテーションでの説明
とても大切です。
画像はイメージ(写真ACより)

ハンドブックにする

できれば、
ストアルールはハンドブックにして、
全スタッフに持たせるといいです。

しかし小規模の店舗は
予算的に厳しいと思います。

なので冊子にして、
お店の所定の場所に保管しておき、
いつでも確認できる状態にしましょう。

朝礼や夕礼で確認

特に重要な部分である、
経営理念や方針は朝礼や夕礼で
毎日確認することもお勧めです。

朝礼の重要性については、
以下の記事をご参照ください。

トップであるあなたの姿勢が重要

お店のトップである経営者や店長が
できてないと本末転倒です。

「俺は店長(経営者)だからルールを守らなくて良いんだよ」

なんてスタンスでストアルールを
捉えていませんか?
スタッフと同じ様にルールを守りましょう。

特にあいさつは重要です。
聞いたことありませんか?
スタッフは店長の鏡だと。

ストアルールを作る本質的な理由を考える

最後に確認です。
ストアルールはなぜ作るのでしょうか?
なぜなければならないのでしょうか?

これは、
スタッフ同士が気持ちよく働くため
です。

カフェを始めとする飲食店にとって
スタッフ同士のチームワークは
とても重要です。

そのためにも、
最低限のルールとマナーである
ストアルールは必要です。

初めが肝心
とはよく言ったものです。

きちんとストアルールを作って、
お互いに気持ちよく働ける環境を
作りましょう。

あなたのカフェにストアルールはありますか?
それはスタッフの初日に伝えていますか?

画像はイメージ(写真ACより)

ストアルールの見本プレゼント

ストアルール作りたいけど、
どのようなものを作ったらよいか
分からないという方。

メルマガにご登録の上、
「ストアルールの見本がほしい」
と登録メールにご返信ください。

ちょっと手直しすれば、
すぐに使えるストアルールの見本
をお送り致します。

この記事を書いている人

稲垣 高史
稲垣 高史カフェコンサルタント
コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^

カフェ経営者に贈る日々の売上アップ法を配信

メルマガ配信中
ブログでは書けない?様な話題を
メルマガでは配信中です。

今ご登録いただくと
小冊子『カフェを始めとする小規模の飲食店がこれから生き残るための指南書』ほか、すぐにお店で使えるツールがダウンロードできます。

今すぐメルマガに登録して手に入れてください!