正しくスタッフを評価するための職位(ランク)の必要性
私はアルバイトスタッフの、
職位(ランク)制度を作ること
を勧めています。
職位を作ることで、
入ったばかりのスタッフと
長年続けているスタッフを
評価することができます。
今回の記事では、
アルバイトのランクアップ制度の
作り方について解説します。
目次
職位(ランクアップ制度)が必要な理由
なぜアルバイトなのに職位が必要
なのでしょうか?
カフェを始め飲食店は、
アルバイトスタッフを中心に
店舗運営をしています。
そうなると、
一人でお店を回せるスタッフも入れば、
お店を開け閉めできるスタッフもいます。
一方で、
入ってきたばかりのスタッフもおり、
そのスタッフを教育するスタッフもいます。
そのようなスタッフを全て、
「アルバイト」
という言葉で一括りすることは、
厳しいと考えます。
仕事の質に応じて評価しなければ、
スタッフは不満に感じてしまい、
最悪離職に繋がります。
職位とはランクとも表現できます。
スタッフの仕事のレベルによって、
職位を変えることです。
社員なら、
主任、マネージャー、副店長、店長…
などありますがスタッフはありません。
せいぜい
リーダーがあるくらいでしょうか。
アルバイトを長く続けていれば、
やはり仕事に対してマンネリ気味になり、
モチベーションは下がります。
それを防ぐためにも、
職位(ランク)を作ることは大切
だと考えています。
もちろん職位は
スタッフのモチベーションを左右
するわけではありません。
「職位」「評価」「報酬」
この3つが揃ってこそ、
社員も含めモチベーションが維持できる
と考えます。
具体的な職位の作り方
職位を作る際のポイントとして、
- わかりやすい
- 職位がアップするイメージが持てる
この2点に注意して職位(ランク)を
作ります。
次からは実際に私が現場時代に
作った職位について解説します。
6つの職位(ランク)を作る
私はスタッフの職位(ランク)として
- NC:新人スタッフ
- B:ベーシック
- S:スタンダード
- E・エキスパート
- TR:トレーナー
- L:リーダー
の6つの職位(ランク)を設けました。
この職位(ランク)から行けば、
入ったばかりのスタッフは新人スタッフNC
になります。
そして新人スタッフは、
カリキュラムに沿って教育することで、
次の職位(ランク)にランクアップします。
そのランクアップするための条件も
もちろんわかりやすく作ってあります。
新人スタッフは、
段々と上の職位(ランク)に上がっていく
仕組みになっているのです。
お店の仕事を10個のエリアに分ける
職位(ランク)アップするためには、
仕事の質(=レベル)が向上する必要
があります。
仕事のレベルが向上したかどうかを
見るためにお店の仕事を10個のエリア
に分けました。
- フード
- ドリンク
- 仕込み
- 食洗
- オーダーを取る
- レジ操作
- フロアサービス
- オープン
- クローズ
- シフトコントロール
この10個のポジションそれぞれに
仕事の基準を作り、
その基準に達したどうかを評価します。
その基準に達しかどうかを
金、銀、銅のシールで示し、
そのシールの数によって職位が決めます。
例えば、
フードの銅シールをもらえる基準、
銀シールをもらえる基準、
金シールをもらえる基準が設定され、
シールを渡すことができる職位
も決めてあります。
新人スタッフのほとんどは、
早ければ初日に遅くても3日目には、
食洗の銅シール基準を満たします。
その際には担当トレーナーから、
「食洗の銅シールおめでとう」
と言って渡します。
これ結構喜ばれます
(ちなみに探しても銅色のシールは
ないために茶色で代用しています 笑)
お客様からも、
「そのシールは何?」
なって言われることもあります。
シールをもらうほうもですが、
渡すほう側もモチベーションアップに
私の経験上繋がります。
全てはお店のレベルアップのために
という記事を書きました。
スタッフがレベルアップするためには、
長く続けてもらう=定着する店作りを
する必要があります。
スタッフが定着するには、
働きやすい環境、教育システム、評価制度
という話も書きました。
そのうちの1つである
評価には「職位」「評価」「報酬」
の3つから成り立ちます。
職位=ランクアップすることで、
スタッフの成長意欲を掻き立て、
モチベーションを高めます。
アルバイトに職位は必要ない
と思うかもしれませんが、
アルバイトこそ職位が必要です。
スタッフが定着しなければ、
また採用をして教育のし直しを
しなければなりません。
採用経費と教育にお金がかかります。
お店のレベルアップのためにも、
お客様の満足度向上のためにも、
スタッフが辞めない店作りのためにも、
スタッフのモチベーションアップのためにも、
スタフfの職位(ランク)を作りませんか?
この記事を書いている人
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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