コンサルティング時に外せない1日の振り返りツール日誌

2022年4月27日リライト

私はコンサルティングにおいて、
店長、社員、スタッフに
日誌を付けることを勧めています。

なぜなら、
日誌をつけることの大きなメリットを
自分の肌で感じているからです。

今回の記事では、

・日誌を付ける意味
・日誌を付けることの絶大なメリット
・日誌を付けないことで生じるリスク

をお伝えします。
この記事を読んだ後には、
日誌をつけたくなるかも(笑)

私が日誌を書くようになった理由

あなたは日誌と聞いて、
どんなイメージを持っていますか?

「いやあ、続かないんですよ」
「つける意味がわからないんです」
「面倒で…」

私も全く同じ考えでいました。
その証拠に47歳まで日誌の類
付けたことありませんでした。

恥ずかしながら…

画像はイメージ

しかし日誌を付けだして4年目。
今では毎日欠かさず付けています。
なぜでしょうか?

それは
日誌を付けないことのリスクを知り、
日誌を付けることの最大のメリット
を肌で感じているからなのです。

人は忘れるから”日誌”という記録が必要

昨日のランチ
あなたは何を食べたか覚えてますか?
そう忘れてしまうのです。

仕事のことなら尚更、
余程印象が強い出来事でないと
残念ながら覚えておりません。

悲しいことに、
その記憶力の低下のペースは、
年を重ねるごとに増していきます。

だからこそ、
行動したことを記録するツール
が必要なのです。

振り返りは歴史上の偉人もしている

孔子の主要な弟子の1人である曾子(そうし)も
論語の中で『振り返り』の重要性について
以下のように述べています。

「曾子の曰わく、吾れ日に三たび吾が身を省る。人の為に謀りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、習わざるを伝うるか」

訳:曾子が言うに、私は毎日何度も自分の言動を反省する。人の為に相談に乗りながら、いいかげんにしなかっただろうか、友人との付き合いで不誠実ではなかっただろうか。まだ十分に身についていないことをもっともらしく人に教えなかっただろうか、と

『論語』学而より

偉人と言われる人たちは
記録をすることで振り返り、
その日の反省を次の日に活かす
ことを実行していたのがわかります。

今日1日を振り返ることができる

行動したことを記録する手段
これが日誌になります。

日誌にはいろいろな項目を入れている
お店もあることでしょう。

売上関連、在庫関連、教育関連、
その他もろもろ…

実は一番大切な日誌の内容は、
記録することよりも振り返ること
なのです!

画像はイメージ(写真ACより)

この振り返りの時に
非常に大切な質問があります。

その質問とは、
「今日1日やり直せるならどうするか?」
というもの。

たいていの場合は、
「今日の悪かった点をあげろ」
とするでしょう。

悪かった点と問われると、
人はなかなか答えを出そうとしません。

しかし、
「今日1日やり直せるなら」
「今日という日をより良く過ごすなら」
という質問に対してなら、
より建設的な答えを出せるのです。

今日1日を記録して振り返り、
なぜ売れなかったかを考える事で、
明日以降の営業に繋がるのです。

振り返りの例として、

・今日は近所のカフェAが臨時休業だったので売れた
・どうやらBランチよりCランチが売れている
・あの場面でスタッフDさんに任せるのは厳しかった

要はこれ”改善計画”を立てているのです。
いわゆるPDCAのC(振り返り)とA(改善行動)
の部分を担っているのです。

明日の経営のP(計画)を立て、
D(行動内容)を組み立てましょう。

報連相に役立つ

もちろん記録なので、
他のスタッフへの報連相にも
役立ちます。

カフェを経営していると、
いろいろな報連相があります。

・売上や現金に関するもの
・原材料や消耗品に関するもの
・スタッフに関するもの
・機械や設備に関するもの
・業者に関するもの

報連相の重要性を下記のブログを
ご参照ください。

長期的な振り返りに役立つ

日誌をファイリングすることで、
1か月後、3か月後、半年後、
1年後の振り返りに役立ちます。

これものすごい効果があります。

以前の日誌を読むことで、
「〇か月前はこんなことで悩んでいたんだ」
「今はこれできているな」

と自身及びお店の成長を感じる
ことができるのです。

もちろん成長していなければ、
日誌を見て振り返りをしても、
成長は感じません。

人間はなかなか自身の成長を感じる
ことが少ないので非常に効果的です。

ちなみに、私は毎回満月の日に
過去の日誌を読み振り返りをする
ようにしています。

よく競合店や他人と比べて、
自店舗を評価する人がいますが、
比べるべきは過去の自分と今の自分です。

過去の自分に対して、
今の自分を比べることで、
成長の度合いを感じられるのです。

そのためにも、
過去の自分を記録している
日誌は重要なのです。

私は2018年の4月から日誌を始め、
今でもそれが続いています。

続けられた最大の理由は、
日誌を付け、振り返り、成長を感じる
からです。

もちろん、
記録=日誌はお店の財産になります。
2店舗目、3店舗目を出す時には、
絶大な威力を発揮することでしょう。

1日を振り返る意味でも、
未来の売上アップのためにも
日誌を付けましょう。

ちなみに、
このブログを読んで日誌の効果を知って、
日誌を付ける人2割、付けない人8割、

付ける人のうち、
付け続けられる人2割、
続けられない人8割

もちろん結果を出せる人は???

この記事を書いている人

稲垣 高史
稲垣 高史カフェコンサルタント
コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^

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