繁盛店は何に投資しているのか?飲食店のお金の使い道と利益を生むための優先順位

2026年4月7日リライト

「手元に少し資金が残ったけれど、
 何に使うのが一番正解なのだろう?」

「設備を新しくすべきか、
 広告を出すべきか、
 それとも貯金しておくべきか…」

飲食店経営において、
お金の使い道に正解はありません。

しかし、
繁盛し続ける店と資金繰りに苦しむ店
ではその投資先が決定的に異なります。

苦労して稼いだ大切なお金を、
ただの消費で終わらせるわけ
にはいけません。

私の30年のあまりの現場経験から、

  • 飲食店が最も優先すべきお金の使い道
  • 利益を最大化させるための投資の考え方

を詳しく解説します。

この記事を読み終える頃には、
あなたの店が次にどこへ投資すべきか、
その基準が見えているはずです。

お金の使い道に迷った時のROI(投資対効果)の考え方

「新しいエスプレッソマシンを買いたい」
「広告を出してみたい」……。

やりたいことが増えると、
どこから手をつけるべきか
迷ってしまうものです。

そんな時、
飲食店経営者が最も頼りに
すべき指標がROI(投資対効果)です。

ROIとは
投資したお金に対して
どれだけの利益が得られたか
を測る指標
です.。

飲食店においては
単純な金額計算だけでなく、
以下の視点で考えると良いでしょう。

「利益」を生む投資か、「コスト」を削る投資か

お金の使い道は、
大きく分けて2種類あります。

  • 攻めの投資
    新メニュー導入や広告宣伝など、
    売上(客数・客単価)を上げる
    ものを指します。
  • 守りの投資
    最新の厨房機器DXツールの導入など、
    作業時間を減らし人件費やロスを削る
    ものを指します。

今の自店に足りないのは
「売上」なのか?
「利益率(効率)」なのか?
を明確にすることです。

回収期間をシミュレーションする

例えば、
30万円の新型オーブンを導入
するとします。

それによって提供時間が早まり
1日1,000円分余計に利益が出る
と計算が出たとします。

それならば、
300日で回収(約10ヶ月)*できる
ということになります。

回収に3年以上かかるようであれば、
その投資は今すぐ行うべき優先順位
ではないかもしれません。

「この投資は何ヶ月で元が取れるか?」

を計算する癖をつけるだけで、
無駄な出費は劇的に減ります。

画像はイメージ(写真ACより)

優先して確保したい4つのお金の使いみち

優先して確保したいお金の使いみち
について私が思うに4つあります。
4つそれぞれを解説します。

販売促進費(広告代)

売上アップを図るために、
様々な販売促進(=販促)活動をする
ことでしょう。

もっと言えば、
今の時代集客活動をしなければ
売上は下降の一途をたどります。

など未来のお客様を
集客するための費用を確保
しましょう。

タイミングにもよりますが、
私は最低でも売上の5%を使うように
コンサル先に伝えています。

尚、販売促進費については、
小規模事業者持続化補助金が活用
できるので視野に入れましょう。

設備投資

設備投資とはお店の売上を更にアップ
させ生産性を向上させるために必要な
ものを購入します。

  • 更に食材を保管したいから冷凍庫を購入
  • 調理時間の短縮のためにスチコンの購入
  • 食材のストックをしたいから真空パック包装機を購入
  • ピーク時のお皿が足りないので購入

が考えられます。

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その他にも、

を導入すれば生産性が向上し、
利益が確保できます。

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またお客様の満足度向上のために

  • トイレ(パウダールーム)のリフォーム
  • 古くなった椅子やテーブルの修理
  • テラス席の増席

なんかも考えることができます。

このような設備投資も
やり方によっては補助金が活用
できるので視野に入れましょう。

特にトイレにはお金をかけたいですね
画像はイメージ(写真ACより)

社員及びスタッフの教育費

特に優先したいのが
社員教育スタッフ教育並びに研修
です。

もっと言えば、
お店を担う店長の教育です。

別に研修や教育をしなくても、
カフェは経営できます。

が、
することでお店のレベルが上がり、
未来の売上が上がる可能性があります。

ある意味、
一番結果が目に見えにくいもの
の1つです。

重要だけど緊急でない仕事の典型例
だと私は思っています。

社員及びスタッフへの教育と同時に、
自己への投資(研修受講や自己研鑽)も
忘れないでください。

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いざという時に備えての貯蓄

飲食店経営をしていると、
思わぬアクシデントに会い思わぬ出費
に見舞われることがあります。

先ほども述べたように、

  • 冷蔵庫が壊れた
  • トイレの流れの調子が良くない
  • スチコンの調子が良くない
  • アルバイト不足だから募集広告を出したい

という不測の事態が起こったときに、
お金が必要になってくるため、
お金を確保しておきましょう。

スチコン
多くの店で導入しているスチコン
故障してしまえば大変なことに…
画像はイメージ(写真ACより)

「時間」というリターンを忘れない

カフェを飲食店経営者にとって、
最も貴重な資源は「自身の時間」
です。

「今まで30分かけていた事務作業が、
 5分で終わるようになるツール」
への投資は数字以上の価値があります。

空いた25分を

新メニューの開発
未来の販促の考案
スタッフとのコミュニケーション

に充てることができれば、
それは将来的に大きな利益
となって返ってくるからです。

お金の使い道に正解はない
と思っています。

しかし、
使ったお金が戻ってくるイメージ
ができないものは手を出さない
のが鉄則です。

迷った時は、
1年後にいくら生み出してくれるか?
と自分に問いかけてみてください。

この記事を書いている人

稲垣 高史
稲垣 高史カフェコンサルタント
カフェを始め飲食店経験15年、カフェコンサルタントとして15年、これまでに多くのオーナー様の「売上アップ」と「店長育成」のための「仕組み作り」を支援してきました。経営に関して、集客について、教育についてのご質問などお気軽にお問い合わせください。

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