飲食店の冷蔵庫・冷凍庫を長持ちさせる!衛生管理・掃除・整理整頓の6ステップ
2026年8月31日リライト
カフェや飲食店において、
冷蔵庫や冷凍庫は店舗運営を支える
重要な厨房機器です。
しかし、
「掃除の正しい手順がわからない」
「すぐに庫内が散らかってしまう」
「故障による出費や食材廃棄が心配」
と悩んでいる経営者や店長も
数多くいらっしゃいます。
冷蔵冷凍庫を
トラブルなく長持ちさせるためには、
の3つをセットで仕組み化する
ことが不可欠です。
今回の記事では、
飲食店の冷蔵冷凍庫を守るための
日常メンテナンスから、
新品同様に戻す掃除の手順、
食材管理を楽にする整理整頓のコツ
までを詳しく解説します。
なぜ重要?飲食店の冷蔵庫・冷凍庫をメンテナンスすべき理由
飲食店の冷凍冷蔵庫をメンテナンス
すべき理由は大きく3つあります。
突然の故障や冷却不良による「食材破棄」を防ぐ
特に夏場などの暑い時期は、
冷蔵庫や冷凍庫、製氷機には
大きな負担がかかります。
負担がかかれば、
冷却能力が落ちたり突然故障し
トラブルが頻発します。
繁忙期や暑いピーク時に
故障すれば保管していた食材が
傷んで使えなくなり、
大量の食材破棄を余儀なくされます。
食材の損失だけまだましで、
- メニューが提供できなくなる
- 営業ができなくなる
- 傷んだ食材を使用して食中毒を起こす
など重篤な問題に発展する
リスクもあります。
定期的にメンテナンスを行うことで、
このようなトラブルや食材ロスを
未然に防ぐことができるのです。
フィルターの目詰まりをなくし「電気代」を抑える
空冷式の冷蔵庫や冷凍庫には、
必ず吸気部分にフィルターが
設置されています。
油煙が舞いやすい飲食店の厨房では、
このフィルターに油汚れやホコリが
付着します。
フィルターが目詰まりを起こせば、
機器の冷却能力が著しく低下し、
庫内を冷やすために必要以上の電気
を消費し続けます。
もちろん電気代は上がり、
冷却を担うコンプレッサーに
無理な負荷がかかり故障します。
定期的なフィルター掃除は、
機器を長持ちさせるだけでなく、
月々の電気代を抑える有効な節約術です。
HACCPに沿った「毎日の温度記録」で異常をいち早く察知する
機器のトラブルを
大事に至らせないための基本は
「毎日の庫内温度の記録」です。
HACCP(ハサップ)の概念に基づき、
日々のルーティンチェックシート
を活用して庫内温度を記録しましょう。
毎日チェックしていると、
「いつもより少し温度が高い」
「冷えが甘い」といった
初期の異常にすぐ気づけます。
異常に対し早めに気づければ
食材を別の庫内に退避させ、
早期に修理手配を行うことで、
最小限に被害を食い止めれます。

画像はイメージ(Geminiで生成)
飲食店の冷凍庫・冷蔵庫の「正しい掃除手順」6ステップ
さて衛生状態を保つ前に、
衛生的な状態に戻す必要が
あります。
要は、
冷凍庫や冷蔵庫を納品時と同じ
状態にしてあげることです。
正しい掃除手順を解説します。
ステップ1:庫内の食材をすべて取り出す(床置きは厳禁!)
食材を出して保管する時に
床に直置きは厳禁です!
スノコなどを活用しましょう。
もちろん、
段ボールを置いて
その上に置くのもNGですよ。
ステップ2:棚網やパーツを外して中性洗剤で掃除する
庫内を全部空の状態にしたら
棚網を外して中性洗剤を使って
洗いましょう。
ステップ3:賞味期限の表示をチェック・可視化する
庫内に入っていた食材の状態を
チェックします。
特に賞味期限切れがないか
チェックしましょう。
また見えにくいものは
太マジックで見える場所に
大きく記載しましょう。

大きな字で賞味期限書きましょう
画像はイメージ(Geminiで生成)
ステップ4:使わない食材・期限切れ食材を捨てる
思い切って不要なものは捨てます。
「いずれ使うかも…」
という考えはNGです!
また、賞味期限の近い食材は
メモを貼ることや連絡ノートで
伝達することで店内で情報を
共有しましょう。
ステップ5:食材を元の位置へ戻す
ただ庫内に戻すのではなく、
食材を保管する場所(位置)
を決めることです。
場所を決めることで、
使ったら元に戻す習慣もできます。
また発注時の在庫チェックも楽になります。
ステップ6:空冷式フィルターの油汚れ・ホコリを洗浄する
空冷式の冷凍庫や冷蔵庫には
絶対フィルターがあります。
このフィルターを通して、
空気を取り込み冷やします。
つまりフィルターが汚いと、
冷凍庫や冷蔵庫の冷却能力が
落ちます。
厨房には油が飛散しているため
その油がフィルターに付着する
可能性も高いです。
もちろん、
冷却能力が落ちれば電気代は上がり
最悪故障に繋がります。
忘れずに掃除しましょう。

作業効率と衛生状態を維持する「整理整頓のコツ」
上記の6つのステップで掃除をすれば
きっと冷凍冷蔵庫内はきれいになる
ことでしょう。
が、ここで満足してはいけません。
ここからが重要です。
それは、
きれいな状態を維持すること
です。
食材の「定位置管理」で在庫チェックと発注を簡略化
整理整頓において最も重要なのは、
食材ごとに保管する場所=定位置
を決めることです。
使ったら元の位置に戻す
というルールも元の位置が
決まっていなければできません。
庫内が見通しやすくなれば、
毎日の発注業務や在庫チェックも
劇的にスピードアップします。
となれば、
二重発注や無駄な過剰在庫を防ぐ
ことにもつながるのです。
賞味期限の近い食材を店内で共有する伝達ルール
食材ロスを無くすためには、
賞味期限の管理と店内での
情報共有が欠かせません。
賞味期限が見えづらい場合、
段ボールや容器の目立つ場所に
マジックで大きく賞味期限を
記載しましょう。
賞味期限が近い食材を見つけたら
付箋や連絡ノートを活用して
スタッフ間で共有します。
朝礼や引き継ぎ時に
伝達するルールを徹底しましょう。

冷蔵庫・冷凍庫を長持ちさせる月1回の定期メンテナンスと夏直前の負荷対策
冷凍冷蔵庫を良好を保つためには
定期的なメンテナンススケジュールを
予め組んでおくことが大切です。
前述した6つの手順の清掃は、
月に1回は実施することを
お勧めします。
もし毎月が難しければ、
季節の変わり目(年に4回)
は必ず実施しましょう。
中でも注意すべきは
「夏に入る直前(梅雨時期)」
のメンテナンスです。
一番活躍してほしい
繁忙期の夏場に故障で動かない
という最悪の事態を避けるためにも、
夏直前のメンテナンスだを
徹底して行ってください。
メンテナンス・掃除・整理整頓の習慣化で厨房を守る
飲食店の冷蔵冷凍庫を衛生的に保ち、
長く安全に使い続けるためには、
- 毎日の温度記録
- 正しい手順での掃除
- ルールに基づいた整理整頓
- 定期的なメンテナンス
の4つを習慣化させることが重要です。
重要なのは、
メンテナンスのタイミングで
メンテナンスをすることです。
つまり、
夏場の繁忙期前のメンテナンス
をしっかり実施することです。
これを怠ると、
一番活躍してほしい夏場に
故障で動かないなんてことに
なりかねません。
そのためにも、
日頃のメンテナンスをしっかり
実施することです。
(経験者は語る…(泣))
まずは厨房にある
全ての冷凍冷蔵庫のフィルター
が汚れてないかチェックして
みませんか?
日々の積み重ねが、
大切な厨房機器を長持ちさせ
お店の利益を守るということを
忘れないでください。
この記事を書いている人

- カフェコンサルタント
- カフェを始め飲食店経験15年、カフェコンサルタントとして15年、これまでに多くのオーナー様の「売上アップ」と「店長育成」のための「仕組み作り」を支援してきました。経営に関して、集客について、教育についてのご質問などお気軽にお問い合わせください。
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