カフェを始め飲食店でDX化する際の考え方と進める際のポイント
2024年9月12日リライト
「DX化する」
この言葉をあなたも聞いたことが
あるかもしれません。
もしかしたら、
「うちの店ではDX化なんて関係ない」
と考えているかもしれません。
しかし、
あらゆる分野でDX化の波は来ています。
それはあなたの想像以上のスピードです。
とは言え、
DXって何をすればよいのか?
という方のために
飲食店のDXの化は何をするのか?
をお伝えします。
目次
飲食店でDX化するとは?
そもそも飲食店でDX化するとは
どんなことをするのでしょうか?
「IT化と何が違うの?」
という声が聞こえてきます。
DXという言葉は、
デジタル・トランスフォーメーション
を意味します。
トランスフォーメーションは
変化とか変形を指します。
つまり、
飲食店の様々な業務をIT化する
ことを意味します。
そうすることで、
飲食店の課題を解決すること
ができます。
解決することで、
お客様の満足度の向上や
スタッフの満足度を向上
することができます。
つまり、
IT技術を活用することで、
どのようにしてお店を良い方向に
向かわせるのか?考えることです。
そうすることで、
スタッフはお客様により厚い対応
ができるようになります。
つまり、
デジタルとアナログの良いとこ取り
をすることが狙いであり大切なのです。
飲食店でDX化するメリット
飲食店でDX化をすることで、
得られるメリットはもちろん
あります。
私が考えるに少なくとも
4つあります。
人手不足の解消
今の時代人手不足で悩んでいる飲食店も
多いことでしょう。
- 注文を取る
- 配膳をする
- 会計をする
- 発注をする
などDX化することで、
様々なITツールがスタッフに代わって
作業をやってくれるので人を少なくして
営業することができます。
そうなれば、
当然生産性の向上もでき、
結果として人件費率も下がります。
店長の仕事量の緩和
飲食店の店長の仕事は、
既に店長1人で業務量をこなすには、
限界を超えています。
業務量が膨大にも関わらず、
今の時代は残業や有給消化などの
規制があり思うように業務が進みません。
店長のためにも、
ITツールを導入して業務スピードを
早めることが大切になります。
非接触を求める現代の風潮
コロナの影響もあり、
人は非接触を求めるようになりました。
オーバーな話、
「接客しなくて良い、全部機械で」
なんて極端なお客様います。
「スタッフ」を介さずに
飲食店の一連のお客様対応が
できてしまうほどツールは揃っています。
集客力の向上
今まで手が回らなかったことを
IT技術にやってもらうことで、
集客及び売上アップが図れます。
例えばモバイルオーダー。
今まではお客様が追加注文する時、
「わざわざスタッフを呼んで注文するのは…」
とためらっていたのが、
テーブルにモバイルオーダーのために
QRコードがあれば気軽にお客様は
追加注文をすることができます。
DX化する際の注意点
DXする化することは
もちろん良いことばかりでは
ありません。
当然デメリットもあります。
以下の点は十分に注意して、
導入を考えてください。
DX化を目的にしない
これ一番大切なポイントです。
DX化はツールであって目的では
ありません。
DX化を進めることで、
顧客満足度を向上が図れます。
その結果として
売上アップや利益向上が図れる
ことが最終目的です。
このことを忘れないでください。
ここがずれてしまうと本末転倒
になりますのでご注意を。
利益を考えながら投資する
飲食店をDX化するためには、
もちろんツールの投資が必要になります。
つまりお金がかかります。
資金は有限ですから、
お金の使い道はよく考えて
投資する必要があるでしょう。
それなりの費用がかかるものもありますので、
その費用対効果も考えて導入しましょう。
また一番のポイントは、
そのツールをスタッフが使いこなせるのか?
です。
せっかく導入したのに、
「宝の持ち腐れ」の状態にならないように
導入の際は慎重に考えましょう。
DX化担当者を決める
なんでもそうですが、
新しいものを導入する際には、
「推進委員」なる役割を担う担当者を作る
ことを強くオススメします。
ITツールに慣れる
便利なITツールですが、
どんなに便利でも導入した初期は
どうしても慣れる時間が必要になります。
となるとスタッフから
「なんか使いづらい・・・」
と思わぬ不満をもらう可能性もあります。
円滑にオペレーションができるように、
教育をしましょう。
そのためにも事前準備は必要です。
スタッフには慣れてもらうために、
何度もツールに触れて慣れてもらい
ましょう。
また、
一気に複数のツールを導入する
ことがお勧めしません。
反ってスタッフが混乱してしまい、
オペレーションに支障をきたすこと
になるからです。
優先順位を決めて、
順次導入をしましょう。
具体的な飲食店でのDX化導入例
実際にどの分野で飲食店でDX化を
進めることができるのでしょうか?
まずDX化の対象が
- 人なのか?
- プロセスなのか?
- 商品なのか?
を考えることが大切です。
実に多くのものがありますが、
その中でも私がお勧めする3つ
をご紹介します。
モバイルオーダー
モバイルオーダーにもパターンがあります。
一番使われているのは、
お客様が客席に設置してあるQRコードを
読み取ってサイトで注文するものでしょうか。
もちろん席に設置してあるタブレットで
注文するパターンもあります。
活用することで、
スタッフがオーダーを取る時間を省く
ことができます。
参考記事:
カフェでモバイルオーダーシステムを導入するメリット
教育のためのツール
どんなお店にもルールがあり、
新人スタッフに覚えてもらうこと
があることでしょう。
そんなときに活用できるのが、
Youtubeやインスタなどの動画機能
です。
マニュアル動画をアップし、
予めスタッフに見てもらうことで
教育スピードがアップできます。
また
ミーティングもオンラインで開催すれば、
参加率もアップします。
発注データ及び在庫データの把握
少し前まではPOSレジを導入するには、
恐ろしい金額が必要でした。
しかし今はエアレジやスマレジなど
ほぼ無料で導入することができます。
このようなPOSレジには
様々な機能が付随していますので、
活用しない手はありません。
売上データはもちろん、
原価計算や在庫管理までしてくれる
優れものものあります。
活用することで、
在庫を数える手間が緩和され、
発注時間を短縮できるようでしょう。
導入にはIT導入補助金を活用しよう
このような話をすると、
「資金がない」
と仰る方がいます。
そのような方は補助金を活用する
ことをお勧めします。
DX化に関係して言えば
IT導入補助金がありますので、
検討してみてはいかがでしょうか?
飲食店でDXは必須
DX化のための各種ツールは、
数年前まではとても高いために、
導入のハードルは高いものでした。
しかし今はどんどん進化し、
性能や使い勝ってもアップして
いるのに手頃な価格になりました。
だからこそ、
導入することを検討する余地が
あるのです。
その証拠に、
モバイルオーダーで言えば
かなりの機能を持ったアプリが
初期費用0円月額費用0円で利用
できるという時代なのです。
くれぐれも間違いでほしいのは、
DX化は手段であって目的ではない
ということです。
この話をすると時々
「うちは対面での接客にこだわっているから」
と拒否反応を示す経営者がいらっしゃいます。
違うんです。
モバイルオーダーで
作り出したスタッフの空き時間を
違ったお客様が喜ぶサービスをする時間に
当てることを考えてほしいのです。
今の時代接客の差別化は必須です。
ツールはツールであって、
活かすも殺すも使っているあなた次第
であることを忘れないでください。
この記事を書いている人
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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