カフェにとってクレンリネスは最重要項目の1つです

2024年1月10日リライト

カフェを始めとする飲食店にとって
大切なことの1つとしてクレンリネス
があります。

クレンリネスとは、
清潔な状態を保つこと
を示します。

清潔=衛生的であることです。

このクレンリネスは、
私はこのブログで何回も伝えている
QCSのうちの「C」であり重要な1つです。

今回はこのクレンリネスについて
お客様が清潔であると感じてもらうために
何をお店ですべきかをお伝えします。

なぜクレンリネスが重要なのか?

飲食店にとって店がきれいである
清潔感があることはとても大切な
ことです。

一時期は
「お店が汚いラーメン屋はうまい」
だなんて言葉もありましたが(笑)

お店を清潔に維持するための
行動をクレンリネスと言います。

お客様が使えば必ず汚れる

どんなお店をきれにしても、
誰か一人でもお客様が利用すれば
その利用した場所は汚れます。

客席周り、
トイレなどなど汚れます。

また時間が経てば
ほこりもたまります。

日々営業すればするほど、
汚れはたまり、
たまった汚れは日が経てば
経つほど落ちにくくなります。

女性客が中心である

カフェという業種は
データを取ればわかりますが
女性客の割合が高い業種です。

この女性客たち。
アンケートからもわかりますが
飲食店を選ぶ際に
「お店が清潔である」
は優先項目の1つです。

特にトイレについては
かなり重要視されています。

だからこそ、
女性客中心であるカフェという
業種は清潔感がないと再利用と
いう観点から厳しいのです。

画像はイメージ(写真ACより)

お店としてのクレンリネスの基準

お店がきれいな状態を維持するには、
「これがうちのお店のきれいさの基準」
というものがなければなりません。

クレンリネスの基準
と言ったところです。

この基準がなければ、
スタッフが掃除した後に、
「これ本当に掃除したの?」
という事態が起こってしまいます。

それを防ぐためにも、
「お店がきれい」という価値観
を統一する必要があります。

きれいというよりも、
この状態でなければ、
お客様を迎え入れない
と言った感じでしょうか。

このクレンリネスの基準は
オーナーや店長しか
作ることはできません。

この基準に従って、
スタッフを教育して、
価値観のすり合わせをします。

だからこそ、

がポイントとなるのです

画像はルーティンチェック表の例

カフェをきれいに維持するためのポイント

ここまでやった上で、
カフェをきれいに維持するために
日々やることをお伝えします。

徹底してきれいにする

まずは汚れているもの全てを
ピッカピカにしましょう。
新品の状態に戻す気持ちで!

そうすることで、
元の状態が普通である
と働いているスタッフが全員感じ、
維持するよう努力を始めます。

特にステンレスはピッカピカに
白いものは白くします。
徹底してきれいにしましょう。

換気扇は分解して油汚れを取りましょう。
画像はイメージ(写真ACより)

整理整頓をする

次にやることは整理整頓です。

整理とは:要らないものを捨てること
整頓とは:要るものの位置を決め配置すること。またそのためのルール化。


整理整頓のポイントは、
思い切って不要なものを捨てる
ことです。

別に保管場所がない限り、
どんどん思い切って捨てましょう。

私の経験上、
冷凍冷蔵庫内はかなり捨てるもの
出てきますよ(笑)

捨てて物の数を減らしたら、
残ったものをどこに保管するのか
位置を決めます。

物の位置はテプラなどで指定する
と良いでしょう。

使用したら元の場所に戻す
ことをスタッフに徹底します。

私たち飲食店のものにとって、
品質管理には整理整頓が直結します。
品質管理の面からも整理整頓を
意識しましょう。

画像はイメージ(写真ACより)

作業後のクレンリネス

お店を清潔な状態に保つためには、
常に汚したらきれいにする
使ったら元に戻すを徹底することです。

この時何か作業をしたら、
すぐにクレンリネスを実行する
作業後のクレンリネスを徹底することです。

汚したらすぐにダスターで拭く。
これを習慣にすることです。

何か作業をし汚れたらすぐに拭く。
使ったら元の場所に戻す
を徹底してください。

クレンリネススケジュールで維持を

さあ、ここまで全てやってきても、
お店がきれいになるまでにはもう1歩
行動が必要です。

その行動とは、
クレンリネススケジュールを作成
実行しきれいな状態を維持することです。

お店を清潔な状態を保つためには、
オーバーな話むっちゃきれいな状態を
最初に一度作る必要があります。

きれいな状態を汚すのは、
人は気が引けるからです。

逆を言えば、
汚れた状態なら人は平気でその後も
汚し続けます。
割れ窓理論

クレンリネススケジュール
画像は週間クレンリネスを実施ための
座席のエリア図

衛生管理の徹底

きれいにする=衛生である
つまり、衛生管理も重要です。

衛生管理については詳しく述べている
ブログがありますのでそちらをご覧ください。

クレンリネスの意識を高めましょう

顧客満足度であるCSは、
=Q(おいしさ)×C(きれいさ)× S(感じの良さ)
と数式で表すことができます。

そのうちの1つであるCが不満なら、
掛け算であるためお客様の満足度は
「0」になってしまいます。

お店がきれいかどうかは、
目で見ればわかるものでも
あります。

目で見えるからこそ、
汚い状態に慣れててしまう
こともあります。

今回の記事を参考に、
きれいな店舗を維持できる
仕組みを作ってくださいね。

この記事を書いている人

稲垣 高史
稲垣 高史カフェコンサルタント
コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^

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