PL管理表は毎月出していますか?PL管理表は店舗の成績であり店長の成績表である

あなたのカフェには

PL管理表ありますか?
活用していますか?
PL管理表に基づいて、
毎月経営を見直していますか?

この話をすると、
残念ながら活用できていないカフェ
が結構な数でいます。

PL管理表はとても重要なツールです。

今回の記事では、
PL管理表の重要性をお伝えし、
その活用方法まで解説します。

PL管理表とは?FLコストとは?

PL管理表とは、
Profit and Loss Statementの略で
損益計算書を指します。

売上から経費を引き、
利益がどれだけ残っているか
を示す表です。

それに対して、
FLコストというものもあります。
食材費(Food)と人件費(Labor)が
が適正に管理されているかを見ます。

なぜなら、
この2つの数値は店長がコントロール
できる数値=変動費だからです。

このFLコストを含め、
お店の経営状態が人目でわかる表
それがPL管理表です。

このPL管理表は、
お店の成績表であり店長の成績表
でもあります。

しかしながら、
このPL管理表を活用していない
または毎月出していないカフェ
も中にはあります。

飲食店経営で重要な
原価人件費の状況を一目で把握でき、
店長のマネジメント力を数値化できる
ツールを活用しない手はありません!

画像はイメージ(写真ACより)

PL管理表が店長の成績表である理由

なぜPL管理業が店長の成績表
であると私は言っているのでしょうか。
日々の店長の営業における行動は、
売上及び利益の追求です。
その結果示されるのがPL管理表です。

PLの中でも、
店長が直接コントロールできるのは
原価人件費です。

前述しましたがFLコストと呼び、
売上によって変わることから、
変動費と呼びます。

原価
仕入れ・在庫ロス・メニュー構成
の工夫で変わります。

人件費シフトの作成の仕方や
生産性の工夫次第で大きく変動
します。

しかし
PL管理表を店長に渡されなければ、
お店の状態がわかりません。

自分が日々やっている業務が
正しければ数字に表れます。
逆も然りです

成績が良ければ
店長のモチベーションに繋がり、
悪ければ改善行動に繋がります。

このことから分かるように、
毎月のPL管理表のフィードバック
とても重要なのです。

もっと言えば、
このPL管理表の成績=店長の評価
に繋がります。

PL管理表の数値
評価基準にもなります。
逆になければ評価が曖昧になります。

となれば、
店長の頑張りも改善点も客観的に
評価できないのです。

画像はイメージ(写真ACより)

経営者がPLを店長に見せない理由

PL管理表を店長に見せない経営者も
中にはいます。
その理由は大きく以下の3つです。

PLの優先順位が低い

経営者が日々の他の業務に追われ、
PL管理表を出すことの優先順位
低い方もいます。

経営者自身がPLに苦手意識がある

経営者の中には自身が数字に対して
苦手意識がある方もいます。

経営数値は奥さん任せや
税理士任せの方も見かけます。

となれば、
数字の話を経営者自身ができる、
面談もできません。

面談ができたとしても、
現場のことがわらず見当違いな
面談をすることになってしまいます。

時間や仕組みがない

PL管理表を

このような習慣や仕組みがなければ、
とてもPL管理表は活用できません。

まずは、
PL管理表を毎月出して、
PL管理表に基づいて店長と面談する
仕組みを作ることです。

経営者から店長へのフィードバックの重要性

PL管理表を作成しても、
経営者がそれを店長に伝えなければ
全く意味がありません。

多くのお店で行われていないのが
「PL管理表に基づいた面談
です。

面談を通じて

  • 何がうまくいったのか?
  • 改善すべき点はどこか?

を伝えることです。
この面談こそが、
店長のやりがいや責任感を育成します。

数字に基づいたフィードバックは、
感情論ではなく客観的な指導ができる
という大きなメリットもあります。

PL管理表は店長教育の最高のツール

経営者と店長が
毎月PL管理表を見ながら話す仕組み
を作ることです。

  • 毎月の面談でPLを一緒に確認する
  • 改善点を明確にし、次月の行動計画を立てる
  • 店長自身に「数字を動かす意識」を持たせる

これを繰り返すことで、
店長は数字に強くなり、
経営の視点を持てるようになります。

つまり、
PL管理表は店長教育における
最高のツールであると分かります。

画像はイメージ(DALL-E 3で画像生成)

数字を共有しないお店は成長しない

PL管理表を作らない
PL管理表を店長に見せない

では「数字に弱い店長」を
生み続けるだけです。

PL管理表は単なる帳簿ではなく、
経営者と店長をつなぐ共通言語であり
最高の教育ツールです。

経営者が店長と数字を共有し、
フィードバックを重ねることで、
店舗は利益体質へと変わります。

数字に強い店長を育てられるかどうかは、
経営者がPL管理表をいかにして活用するか
にかかっています。

こういった意味で、
PL管理表は単なる帳票ではなく、
店長の成績表であり教育の柱となります。

PL管理表を出していない
PL管理表を使ってミーティングしていない
という店舗の方。

まずはPL管理表を毎月出し、
それに基づいて店長とミーティングする
ことから始めてみませんか?

始める前と始めた後では、
店長の成長を感じるはずですよ。

この記事を書いている人

稲垣 高史
稲垣 高史カフェコンサルタント
コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^

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