レジ現金の過不足が生じる原因とそれを防ぐ6つの方法
2023年11月30日更新
夏休み中や年末の物入りの時期になると
なぜか発生してしまうレジ現金の過不足。
1円、10円単位ならまだましですが、
発生する時は結構な金額を経験した
お店もあるのではないでしょうか?
レジ現金の過不足が発生すると、
管理者の精神的負担も大きいですが、
何よりお店の雰囲気が悪くなります。
今回の記事では、
- レジ現金の過不足が発生する4つの理由
- レジ現金の過不足を防ぐ6つの方法
をお伝えします。
目次
レジ現金の過不足が起こる理由
レジ現金が合わないこと
多ければお客様に迷惑をかけ、
少なければお店の利益を圧迫します。
レジ現金が不足することを
レジマイナスとも表現します。
レジ現金の過不足だけではなく、
店舗において起こる不正の理由
には4つの感情が潜んでいます。
それぞれの感情について
考えてみましょう。
単にお金がほしい
例えばギャンブルに手を出し、
借金が増えてしまったパターン。
急な出費でお金がほしいパターン。
また単にお金がほしいという
パターンも考えられます。
抜いてもバレないだろう
お店で働いていて、
「管理が甘いからバレないだろう」
と思ってしまうパターンです。
お店の運営に『スキ』があれば、
生じてしまうパターンです。
このお金をもらうのは正当である
自分はこれだけの仕事をやっているのに、
待遇が良くない!
だからこのお金をもらっても問題ない
と思ってしまうパターンです。
なんか店長(経営者)がムカつく
もしお店の状態が良くなくて、
スタッフがあなたに対して良い感情
を持っていなければ、
「なんかムカつく」
「困らせてやろう」
という感情が生じることもあります。
具体的なレジ現金の過不足を防ぐ対策
上記の4つのパターン
全てにおいて以下の対策が有効です。
管理体制を整える
レジからお金を抜く理由は、
取ってもバレないだろうという
考えからもあります。
取ったらわかるよ~
という雰囲気にすることが大切
です。
となると、
- 監視カメラの設置
- 定時での現金チェック
- 高額紙幣の即時回収
が対策として考えられます。
またレジが2台以上あるお店は、
レジ間でのお金の移動は禁止し、
レジごとで現金チェックをします。
尚、時間帯責任者として、
お店を任せる場合には、
きちんとした身分証明を取ることを
お勧めします。
レジ現金の過不足は毎日公表する
どんなに気をつけていても、
レジの過不足は発生してしまう
ものです。
一番問題なのは発生した時に
レジ締めをした社員がだまって
現金を補充し、
レジマイナスがなかったことにする
ことです。
例え1円でもダメです。
毎日のレジの過不足を
休憩室などスタッフ全員が見える場所に
掲示してください。
面接時に注意
面接時が結構勝負です。
飲食店を短期間で転職している
人材はかなりの割合で危険です。
前の職場になぜやめたのか
聞いてみるのも良いでしょう。
コミュニケーションを取る
日頃のコミュニケーションから、
見抜くこともできます。
※コミュニケーションを図ることの重要性
例えばギャンブルで大負けしたとか、
何げない会話から情報を得ることで
未然に防ぐことができます。
※コミュニケーションについては、
笹本先生のブログが参考になるので、
ご覧ください。
全てキャッシュレスにする
根本として現金を扱わなければ、
レジ現金の過不足は生じません。
人件費が下がる意味でも
キャッシュレス化をすることを
お勧めします。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
昇給・昇格基準を公表する
特に③のパターンの人です。
昇給・昇格制度を公表し、
お互いに納得できるようにします。
また売上が上がった時などは
インセンティブや特別ボーナス
大入り手当を出すのも良いでしょう。
レジ現金の過不足が発生してしまうと…
レジ現金の過不足が発生してしまうと、
確実にお店の雰囲気は悪くなります。
不正が起こらない体制というより
不正が起こりにくい雰囲気にする
ことが大切です。
上記の内容をチェックして、
不正が起こりにくいお店の体制に
してくださいね。
この記事を書いている人
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