フィードフォワードを使って部下を育成しやる気を引き出す
店長や社員やスタッフを育成する際に、
最近とても役立っている方法があります。
その方法とはフィードバックです。
フィードバックと言っても、
私が知る限り3種類あります。
その中でもポジティブな
フィードフォワードがとても
育成には有効なのです。
今回の記事では、
育成に役立つフィードフォワードの
やり方をお伝えします。
目次
フィードフォワードとは?3種類のフィードバック
フィードバックという言葉は
聞いたことあるけどフィードフォワードは
聞いたことがないという方もいるでしょう。
まずフィードバックとは、
ティーチングとコーチングを合わせた
ようなものです。
例えば、
入ったばかりの新入社員に対し、
「これどう思う?」
と考えさせるコーチングよりも
「こうやってみて」
のほうが良いでしょう。
一方でベテランスタッフに対しては、
「こうやって」
と言うよりも
「〇〇にするためにはどうすればよい?」
とコーチングの方が良いでしょう。
3種類のフィードバックと弱点
フィードバックは3種類あります。
- 未来を向けた「フィードフォワード」
- 改善に向けた「コンストラクトフィードバック」
- 否定的な「ネガティブフィードバック」
です。
実は一般的なフィードバックには弱点
があります。
それは
かなり否定的なものを発する人が多い
ことです。
フィードバックがほしいと言うと、
批判や評価をする方が実に多いのです。
こちらとしては課題がほしいのにです。
フィードバックした結果相手が、
- 落ち込む
- 嫌な思いをする
- 怒ってしまう
- 無視される
なんてことが起こってしまうのも
仕方ないことかもしれません。
また日本人は和を重んじるため、
あまりフィードバックはなじまない
とも言われています。
「フィードバックが怖い」
「本当に言ってよいのですか?」
なんて言葉が出るほどです。
だからこそ、
やる気を育むフィードフォワード
なのです!
フィードフォワード基本の3つ
フィードフォワードの基本は、
フィードフォワードを与える相手を
とにかく観察することから始まります。
観察することで気づき、
- 褒めたいこと
- 認めてあげたいこと
- 感謝したいこと
が生まれることで、
「見ているよ」「認めているよ」「感謝しているよ」
という気持ちがが生まれ言葉になります。
この言葉たちが、
声をかけた相手の成長の栄養剤として
「やる気」という形に現れるのです。
フィードフォワードはメリットだらけ
フィードフォワードをすると、
間違いなくメリットがあることは
確かです。
など良いこと尽くしです。
そして何よりもフィードフォワードを
与えているあなた自身の育成力が付きます。
このような話をすると、
必ずデメリットはないのですか?
という話をされる方がいます。
はっきり言えば、
効果的なフィードフォワードができるには、
かなりの学びやトレーニングが必要です。
要は一夜漬けで身につく
ような簡単な技術ではないことは
確かです。
もっと言えば観察力こそ命です。
浅い観察で相手にフィードフォワードを
送れば相手は違和感を覚えることでしょう。
そのシチュエーションに応じた
適切なフィードフォワードを送らなければ
相手には響かないのです。
響かない=やる気には繋がらないのです。
もしかすれば反ってやる気を損なうことも
あるので要注意です。
フィードフォワードの具体的なやり方
ではフィードフォワードの具体的なやり方
についてです。
なにか問題があったことに対して、
相手が未来に対してどう改善して動くのか
を引き出してあげます。
ポイントは大きく3つあります。
未来に向けた会話をする
1つ目は未来に向けた会話をすることです。
例えば
結構な頻度で発注ミスをする社員が
いたとしましょう。
その社員に対して通常のフィードバックなら、
「最近発注ミスが多いけど原因は何かな?」
といった感じでしょうか。
フィードフォワードの場合は、
未来に向けた話をすることになります。
「いつも発注を担当してくれてありがとう
最近発注ミスが多いけど、
それを防ぐためには何ができるのかな?
それに対し私が協力できることはあるかな?」
こんな感じでしょうか。
相手をよく観察する
2つ目はよく相手を観察することです。
前述したように観察はとても重要です。
例えばそのスタッフに疲労が見えるなら、
「最近、疲れが見えるけど休んでいる?」
という言葉が出るでしょう。
承認する
3つ目は承認することです。
承認すると言っても3種類あります。
シチュエーションに応じて上手に活用しましょう。
1.存在の承認
1人の人間としてリスペクトをする
「疲れているようだけど大丈夫?」
「何か手伝おうか?」
2.プロセスの承認
結果が出なかったことも含め、
行動したことに対して承認します。
(結果が出なかったイベントに対し)
「イベントの企画と担当ありがとう」
3.結果の承認
既に結果が出ていることに対して承認します。
「AさんのSNSの投稿がきっかけで、
たくさんのお客様が来店してくれたよ
ありがとう」
中でもプロセスの承認は中々できない
承認の1つです。
「結果が出ていなければ評価できない」
という方が一部いらっしゃいますが、
今はそういう時代ではないですよ。
承認されて嬉しくない人はいません。
この3つのポイントを上手に活用し、
フィードフォワードをしていきましょう。
フィードフォワードで人を活かす
フィードフォワードをすることで、
育成している人たちが未来に目が
向けられます。
そうすれば、
自然に自分の課題と向き合うことができ、
やっているうちにやる気になります。
前述したように、
やる気を育むのがフィードフォワードで、
成長を支えるのはやる気です。
またフィードバックするとなると、
どうしてもネガティブなイメージで
捉える人もいます。
生産的に捉えるためにも、
今回のフィードフォワードの話
身につけてみてはいかが?
この記事を書いている人
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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