店長を雇ってカフェを任せている経営者の方へ

2021年11月8日リライト

もしあなたが
店長を雇ってカフェを任せているなら
質問です。

店長に対して
どの様な数値をフィードバック
していますか?

全くしていないという方はいない
と思います。

敢えてこの数値は公開しないと
決めている方もいるかもしれませんね。

よくあるパターンが
「今月ちょっと水道代上がってたから注意して」
という伝え方。

これ典型的なダメな
伝え方のパターンです。
なぜダメなのでしょうか?

店長に伝えるときの数値は明確に!

店長に対して伝える数値は明確ですか?
ぼやっとした伝え方しませんか?

さきほど出てきたパターン。
「ちょっと上がっている」
「だいぶ下がっている」
という表現では伝わりません。

「前年に比べて○○円アップしている」
「先月に比べ○%下がっている」

の様に具体的な数値を以て
伝えてください。

できれば、その様子が
明確にわかるデータを添えて伝える
とよいでしょう。

経営者が店長に最低限伝えてほしい数値

経営者から店長に伝えてほしい
2つの数字があります。
毎月ミーティングする場を設け、
伝えることをお勧めします。

画像はイメージ(写真ACより)

売上目標と損益分岐点

まず一番大切なのは、
月間の目標売上数値と損益分岐点
です。

これは絶対です。
そうでないと1日にいくら売るべきか、
店長としても目標が立てられません。

また売上目標に関して言えば
オーナー側から一方的に言うのではなく、
店長と話し合った上で決めることを
お勧めします。

PLデータのフィードバック

PLデータとはざっくり言うと
お店の利益がわかるようにした表
のことです。

・原価がいくらかかって、
・人件費がいくらかかって、
・家賃がいくらかかって、
・水道光熱費がいくらかかって、
・広告代がいくらかかって、

という全ての経費を売上から引いて、
いくら残ったのかを単月で見る表です。

これを毎月出してあげてください。

ここで大切なのは、
PLの数値を出してその結果で
店長を評価しないことです。

え?と思われたことでしょう。
今の時代なかなか売上や利益で
結果が出づらい世の中です。

評価はプロセスでする
ことをお勧めします。

PLデータを出すことは、
あくまでも店長自身に今のお店の
経営状態を知ってもらうことです。

だからこそPLデータがあること
が大切です。
ないことが問題なのです。

店長自身が出せてないなら、
オーナーが数値を出しましょう。

数値を踏まえて来月の目標設定をする

月に1度のミーティングで
店長に数値をフィードバックした
と思います。

フィードバックしたら、
店長と一緒に来月の目標を設定
してください。

このとき店長自らの意思で
やることを決めさせて下さい。

「売上目標を達成するために近隣の事業所を20軒訪問する」
「インスタグラムで記事を20名に書いてもらう」
「12月にクーポンを配布したいのでクーポン内容を考える」

このときにフォーカスするのは
目標に対する具体的な行動です。
どんな行動をするのかを決めます。

そして次月のミーティングで、
実際に行動レベルでやったのかを
確認して下さい。

尚、店長の評価は、
この目標に対しての行動をしたか
どうかで評価するといいですよ。

店長に任せ口を出さない

最後に一番大切なことを伝えます。

それは
雇っている店長に任せる
ことです。

要は、目標達成数値は伝えても、
どうやってその数値を達成するかは
店長に任せることです。

いろいろと口を出したい時も
きっとあることでしょう。
歯がゆく感じる事もあるでしょう。

しかし任命した限りは
任せることが一番重要
なのです。

店長と一緒に目標を設定することが重要

私は店長時代師匠から、
「計画なき運営ただ店を開けて閉めるだけ」
という言葉をよく言われました。

目標がないお店は、
目的地が設定されていないナビと同じ
です。

またこのような数値のやり取りが
オーナーと店長のコミュニケーション
にも繋がります。

店長に達成してほしい数値は
フィードバックして任せた後は、
店長の仕事を見守ってあげてください。

もちろん定期的なミーティングで
オーナーの意向を伝えることも
忘れないでください。

この記事を書いている人

稲垣 高史
稲垣 高史カフェコンサルタント
コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^

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