指示待ち社員と自走式社員が生まれる原因とその対策
「うちの店は指示待ちスタッフが多くて」
「スタッフミーティングで意見が出ないんです」
いわゆる指示待ち社員。
それって本当に社員やスタッフに原因が
あるのでしょうか?
もしかしてあなた自身に問題ありませんか?
私がコンサルティングで見ている限り、
その原因は経営者側にあることが
ほとんどだと感じています。
今回の記事では、
指示待ち社員やスタッフができてしまう原因と
自走式社員を育成する方法をお伝えします。
目次
指示待ちではなく自走式社員を育てる理由
どの経営者も指示待ち社員ではなく、
自走式社員がほしいと思っていると
思います。
確かに元々人に言われてからやる
社員もいることも事実です。
しかし中には、
「言ってもムダ」と感じてしまい、
自走式ではなくなった社員もいます。
自走式=やる気がある社員かもしれません。
自走式でなくなった=やる気がなくなった
ことも考えられます。
指示待ち社員は
こちらの指示したことだけを確実に
実行するというメリットもあります。
しかし最大のデメリットは、
社員自身の考える力を奪ってしまう
ことです。
自分で考える力ってとても大切です。
だからこそ、
社員がある程度のレベルになったら、
任せて自分自身は管理者かメンター
になれるようにしましょう。
指示待ち社員が出来る原因
指示待ち社員ができあがるのは、
経営者であるあなたが原因である
場合がほとんどです。
この話をすると、
「うちの会社は風通しが良いんです」
なんて言われたりします。
あなたがした以下の言動から、
「言っても仕方がない」
と思ってしまったから動かないのです。
心当たりありませんか?
社員が納得せずに無理やりやらせる
「仕方がないだろう、会社の方針なんだから」
「仕事なんだからやるのは当たり前」
このような言葉を使って、
社員やスタッフを動かそうとする人は
とても危険です。
その仕事をやる目的を丁寧に説明し、
社員が納得して動けるようにしましょう。
社員の言うことをすぐに否定する
社員がなにか提案をしたとき、
「うちの会社じゃ無理」
「経費がないから」
「それって結果が出ないってわかっているから」
と頭ごなしに社員を否定して
いませんか?
このようなことを続けると、
「どうせ言ったて否定されるから」
と何も言わない社員が出来上がります。
社員の意見を聞かない
上記の否定にも関連することですが、
社員の意見を聞かない及び否定する
のも社員の行動を止めます。
「いや、聞いているよ」
とあなたは言うかもしれませんが、
- 社員の会話の途中で話を折る
- 話の最中パソコンを構っている
- 今忙しいからあとにしてと言う
なんて行動をしていたら、
社員は言うのを止めてしまうでしょう。
すぐに社員の責任にする
なにか相談したら、
「それお店側の責任だろ!」
「それ、俺に言われても困るよ」
なんて言っていませんか?
社員に相談されたことを
自分ごとのように捉え一緒に考える
ようにしましょう。
「3つの認める」が自走式社員を育てる
今の若い時代はSNSが生まれたときから
あることもありとても承認欲求が強いと
言われています。
SNSでいいねが多くつくことや
フォロワーが多くいることで、
自分は認められていると思うからだそうです。
認めてあげましょう。
認めてあげるには3つの認めるを
意識してください。
・結果を認める
・プロセスを認める
・存在を認める
です。
認めてあげるにはあなたが社員がやったこと
に対して気づいてあげなければなりません。
気づくためには、
社員やスタッフの動きを観ていることです。
私が育った時代のように、
叩いて、叩いて、叩いて、
それでも這い上がってきた人間だけを育てる
ような時代は最早終わっています。
社員やスタッフの能力を最大限に引き出す
ためにも自分で考えて動く社員に育てる
ことが大切です。
そのためにも、
社員やスタッフを認めてあげましょう。
せっかく出会った社員やスタッフ、
活かすも殺すもあなた次第ですよ。
この記事を書いている人
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