飲食店の「指示待ち社員」を自分で考えて動く「自走型」に育てる4つのNG行動
2026年8月13日加筆
「うちの店長や社員は、
指示したことしかやらない」
「ミーティングで意見を聞いても、
誰も発言してくれない…」
よくこのような相談を受けます。
現場を多く見てきた
コンサルタントとして
お伝えしたいには、
「指示待ち社員になってしまう原因は
社員ではなく教える側(オーナー・店長)
に問題がある」
ということです。
本来はやる気があり
自走式社員だった人間も、
あることがきっかけで
「言ってもムダだ」
と思ってしまい指示待ちに変わる
ケースが多々あります。
今回の記事は、
指示待ち社員を作り出してしまう
オーナーのNG言動と
店長や社員が自分で考えて動く
ようになる「自走教育」の
ポイントをお伝えします。
なぜ今、飲食店に「自分で考えて動く(自走する)社員」が必要なのか?
どの経営者も指示を待つのではなく、
自ら動いてくれる社員を望んでいる
はずです。
では、なぜ飲食店において
「自走する社員」の存在が
これほど重要なのでしょうか?
指示待ち社員が増えることで生じる「経営上の隠れたリスク」
指示待ち社員は
「指示された作業を正確にこなす」
という点では扱いやすく見えます。
しかし最大のデメリットは、
社員から自分で考える力を奪って
しまうことです。
指示がないと動けない環境では、
急な現場トラブルに対応できず、
QCSの低下や事故に繋がります。
「言われたことだけやる」
状態はやりがいを感じ難いこと
も考えられます。
結果モチベーションの低下や
離職を引き起こす隠れたリスク
に繋がります。
指示待ちから自走型へ変わると、店長やスタッフはどう変化するのか?
自分で考えて行動し、
結果が出る体験は、
スタッフの大きなやりがい、
そして自信に繋がります。
自走する文化が育つと、
現場で自発的な提案や改善が
生まれるようになります。
スタッフが成長して
任せられるレベルになれば、
あなたは現場の細かな指示出し
から解放されます。
そうなれば本来注力すべき
未来の売上を作るための業務に
集中できるようになるのです。

知らずにやっていませんか?指示待ち社員を作り出す4つのNG言動
指示待ち社員ができあがるのは、
経営者であるあなたが原因である
場合がほとんどです。
この話をすると、
「うちの会社は風通しが良いんです」
なんて言われたりします。
あなたがした以下の言動から、
「言っても仕方がない」
と思ってしまい動かなくなる
のです。
心当たりありませんか?
① 納得感のない指示で「無理やりやらせる」
「仕方がないだろう!
会社の方針なんだから…」
「仕事なんだからやるのは当たり前」
このような言葉を使って、
社員やスタッフを動かしていませんか?
とても危険です。
その仕事をやる目的を丁寧に説明し、
社員が納得して動けるようにしましょう。
② 社員の提案やアイデアを「すぐに否定する」
社員がなにか提案をしたとき、
「うちの会社じゃ無理」
「経費がないから」
「それって結果が出ないってわかっているから」
と頭ごなしに社員を否定して
いませんか?
このようなことを言い続けると、
「どうせ言ったて否定されるから」
と何も言わない社員が出来上がります。
③ 話を途中で折るなど「社員の意見を聞かない」
上記の否定にも関連することですが、
社員の意見を聞かない及び否定する
のも社員の行動を止めます。
「いや、聞いているよ」
とあなたは言うかもしれませんが、
- 社員の会話の途中で話を折る
- 話の最中パソコンを構っている
- 今忙しいからあとにしてと言う
なんて行動をしていたら、
社員は言うのを止めてしまうでしょう。
④ トラブルや問題を「すぐに社員のせいにする」
なにか相談したら、
「それお店側の責任だろ!」
「それ、俺に言われても困るよ」
なんて言っていませんか?
社員に相談されたことを
自分ごとのように捉え一緒に考える
ようにしましょう。

指示待ちから「自走型」へ導く!スタッフ教育の3つの肝
指示待ちのスタッフを、
自分で考えて動く「自走型」へ変える
にはどうすればよいのでしょうか。
特に若い世代は
承認欲求が強い傾向にあります。
SNSで「いいね」をもらうと
嬉しくなるように、
職場でも
「認めてもらえている」という
実感が自身の原動力になります。
スタッフを自走させるための
ポイントは以下の3つです。
① 「結果」だけでなく「プロセス」と「存在」を認める
目標達成など結果だけでなく、
以下の3つの承認を意識して
声をかけましょう。
結果以外も
評価される安心感があるからこそ、
失敗を恐れず自発的に考えて行動
できるようになります。
② 認めるために「スタッフの動きを観る」
スタッフを認めるには、
変化や工夫に「気づく」こと
が前提です。
単に「見る」のではなく、
関心を持って「観る」意識
を持ちましょう。
仕込みの手際や接客の工夫など、
小さな変化に気づいてその場で
伝える。
この「観ているよ」という
サインの積み重ねが、
自走心を育てます。
③ 昭和型「叩いて育てる」からの脱却
「俺の背中を見て学べ」
「しごいてしごいて、
這い上がってきた奴だけを育てる」
という昔のスパルタ教育は
残念ながら今の時代に通用
しません。
恐怖による指導は
「怒られないために
指示されたことだけをやる」
という指示待ち社員を作るだけです。
「意見を言っても否定されない」
という安心感のある環境を作ること。
活かすも殺すも、
育てる側の関わり方ひとつです。

スタッフを活かすも殺すも、関わり方次第
「指示待ちばかりで困る」
と感じた時に変えるべきは
スタッフではなく経営者や
店長自身の「関わり方」です。
スタッフが自走し始めれば、
現場を安心して任せられ、
オーナー自身が未来の売上を作る
経営業務に集中できる様になります。
まずは今日から、
スタッフの小さな行動を観ること
から始めてみませんか?
この記事を書いている人

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