やる気のない店長や社員やスタッフに困っているという経営者へ

2022年9月14日リライト

やる気のない店長いますよね?

「やる気ある?」
なんて聞いてしまえば
増々やる気がなくなる店長も…。

経営者なら店長に対して、
店長なら、社員やスタッフに対して、
「もうちょっとやる気出してくれないかな」
って感じてしまう場面あるでしょう。

このやる気。
決して見えるものではありません。

自分のやる気もコントロールも難しいのに、
増して他人のやる気をコントロールする事
なんてほぼ不可能なのです。

今回の記事では、
やる気のない店長をどう活かすのか?
をお伝えします。

やる気のない店長を嘆く前に

まずやる気のない店長を嘆く前に、
あなたに知っておいてほしいこと
が2つあります。

✓ 店長がやる気のないのはなぜ?
✓ やる気のある状態ってどんな状態か?

店長がやる気がないのはあなたのせい

なぜ店長や社員やスタッフはやる気がない
のでしょうか?よく考えてみてください。

どの店長も、どの社員も、どのスタッフも、
みんな最初はやる気を持ってあなたの会社
に働くことを希望したはずです。

なのに、
現状はやる気がなくなっているのです。
なぜでしょうか?

それは、
何らかのやる気がなくなる原因があった
からやる気をなくしたのです。

特に「店長、やる気あるの?」
なんて言葉は最大のNGワードです。
言ったことありませんか?

やる気をアップさせることよりも、
やる気を失うようなあなたの言動を
慎むことが重要なのです。

これが
店長のやる気をアップさせる大前提
であることを受け入れてください。

画像はイメージ(写真ACより)

やる気のある状態って?

更に、やる気がある状態って、
どんな状態なのか人それぞれによって
違います。

これ自分の価値観では測れません。
目線を合わせる必要があります。

この点をコミュニケーション達人会の
笹本ゆかり会長が詳しく解説している
のでそちらをご参照ください。

やる気は作るものではない

この記事で一番伝えたい部分です。

それは、
やる気とは作るものではない
ということです。

よくモチベーションを維持する方法
という類の記事や本を見かけますが、
これ長続きしません。

やる気は与えるものでもなく、
作るものでもありません。

ではどうするのか?
答えは「自然と生まれるもの」です。
何を言っているんだと感じたかもしれません。

こんな場面を考えてみてください。

8時に約束の場所に集合。
集合場所まで行くのに30分はかかる。
でも起きたのは8時15分。

あなたならどうなりますか?
たいていの人は
間に合うようにスイッチが入ります。

行動が早まります。

画像はイメージ(写真ACより)

これ典型的な例かもしれませんが、
やる気が生まれる瞬間は、
現実と理想のギャップがある時なのです。

ちなみに私の場合、
無理と仕事をためてやらなければならない
状態を作って自身の行動を促す時もあります。

やる気は現状と理想のギャップ

つまり、
自分の現状と理想にギャップがあれば、
そのギャップを埋めようと動くのです。

やる気を作るには、
理想の状態を強化してあげると、
こうなりたい!となるのです。

理想の状態はある意味妄想でもいい
のです。
とにかく理想の状態を強化してあげます。

「3年後どうなりたい?」
「理想のお店の状態にするためには何が必要?」
「理想のお店になったら何をしたい?」

など一緒に考え、
イメージさせてあげましょう。

未来について話すことで
理想のイメージを強化してあげましょう
画像はイメージ(写真ACより)

課題を与える

自身の仕事の課題を明確にする
ことも大切です。

そのためには、
店長や社員やスタッフが育つ仕組み
育成カリキュラムが大切になります。

カリキュラムあれば仕事において
スタッフがどの程度できるかどうか
が明確になります。

明確になれば、
昇給や昇格を判断する際の材料
にもなります。

しかしながら、
この育成カリキュラムを活用していない
及び作っていないお店が実に多いのです。

中規模のチェーンでもないお店もあります。
個人のお店になればほぼ見かけません。

課題が明確であれば、
自身が何をすべきかが明確になる
=行動できます。

スタッフ育成のためにも、
店長、社員、スタッフのやる気向上の
ためにも育成カリキュラムは必須です。

やる気アップで怖いバーンアウト

私が店長だった時、
大きな目標として全国表彰される
というものがありました。

全国表彰されると、
お店の名前と店長の名前が呼ばれ、
全国の店長が集まる会場のステージで
表彰されます。

しかもそのあと、
アメリカに研修旅行に招待されます。

これをとにかく目指しました。
結果として決めた翌年に見事表彰されました。

ところが、
そのあと待っていたのが極度のバーンアウト
だったのです。

画像はイメージ(写真ACより)

バーンアウトとは、
あまりに自分の中で大きな目標を達成した
ときに起きる燃え尽き症候群です。

新たなモチベーション=目標を作るのに、
大変だった記憶を持っています。

だからこそ、
やる気は作るものではないと
この経験から思っています。

定期的な面談をする

・イメージ(=目標)を強化する
・達成したときに新たなイメージを作る

ためには定期的な面談が不可欠です。
店長や社員、スタッフが今いる現在地を
自身で自覚する必要があるからです。

もっと言えば面談者自身が状態を把握
すう必要があるからです。

楽しいイメージを強化して、
そのイメージに達した時を想像してもらい、
そのときどんな状態になっているのか?

妄想でもよいのです。
あなたはどんな未来のイメージを
持って仕事をしていますか?

店長やスタッフに対して、
どんなイメージを持って仕事をして
もらいますか?

この記事を書いている人

稲垣 高史
稲垣 高史カフェコンサルタント
コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^

カフェ経営者に贈る日々の売上アップ法を配信

メルマガ配信中
ブログでは書けない?様な話題を
メルマガでは配信中です。

今ご登録いただくと
小冊子『カフェを始めとする小規模の飲食店がこれから生き残るための指南書』ほか、すぐにお店で使えるツールがダウンロードできます。

今すぐメルマガに登録して手に入れてください!