カフェでお客様の囲い込みが必要な理由は人間が持つある特性から
2024年11月6日更新
どこのカフェでも、
常連客を作るために、売上アップのために、
お客様の囲い込みをしていることでしょう。
囲い込みに使うツールと言えば、
スタンプカード、コーヒーチケットなど
様々なツールがあります。
では質問です。
なぜ囲い込みツールを使って囲い込みを
するのでしょうか?
今回の記事では、
囲い込みツールの重要性と
囲い込みが必要な理由をお伝えします。
目次
カフェで囲い込みが必要な理由
なぜカフェはもちろんどこの業種も
囲い込みが必要だと考え様々な施策
を行っているのでしょうか?
その理由は、
人間は忘れる生き物だから
です。
つまりお客様は
あなたのカフェを利用したこと
自体を忘れてしまうからです。
これは人間の脳の仕組みからも
知ることができます。
有名なのは
エビングハウスの忘却曲線
です。
その他にも、
- 人間は3日(厳密には80時間)、何も思い出さないまま3日以上経ってしまうと、記憶を呼び戻すことが困難になる。
- 人間の記憶は3週間経つと、思い出しにくいところに記憶が格納されてしまう。
- 人間はある物事を経験して3ヶ月間そのことを一度も思い出すことがなければ、それ以降そのことを思い出す確率は極めて低くなる。
これを私は
3-3-3の法則と名付けています。
このことからわかるように、
3か月以内に2回目を利用する仕組み作り
が大切になるのです。
お客様を囲い込むメリット
理由はわかって頂けたと思いますが
実際にお客様を囲い込むメリットは
どんなものがあるのでしょうか?
このメリットが実に大きいのです。
まずは囲い込むことによって
お客様がリピートしてくれるため
売上が安定します。
お客様がリピートし、
売上が安定すること言うことは、
新規客の集客に力を入れる必要が
なくなってきます。
更に良いことに、
この囲い込んだお客様が後々に
あなたのお店のファン客となり、
新たに知り合いを連れてきます。
更に更に、
かなりあなたと親しい間柄になる
ので様々なお店に対する意見を
言ってくれるようになります。
すごくありませんか?
お客様を囲い込むことによって、
これだけのメリットがあるのです。
囲い込まなければ損なのです!
囲い込むためには思い出してもらう
囲い込むためには、
まずはお客様をどんな状態になって
もらうのかです。
そのために、
具体的な例で説明しましょう。
あなたが自宅近くで
ランチを食べたいとお店を
探していると仮定しましょう。
1分ほど考えてみてください。
どうでしょうか?
思い出したお店はいくつありましたか?
たいていの人は多くて5店舗、
少なければ3店舗しか思い出さない
と言われています。
ここであなたに質問です。
思い出したお店の他にいくつも
ランチが食べられるお店ありますよね?
気が付きましたか?
そうなんです。
思い出さなければ利用してもらえる
可能性は0%なのです。
だからこそ、
お客様に思い出してもらうための
きっかけやツールが大切なのです。
具体的なお客様を囲い込むための方法
では具体的なお客様を囲い込む
たまの方法を考えましょう。
今まで述べてきたように、
お客様を囲い込むためには、
お客様に思い出してもらうことです。
そのためには、
具体的に以下の2つの方法があります。
料理や接客でお客様を囲い込む
「あそこのパンケーキまた食べたい」
「あそこのカフェの女性スタッフさんの接客すごく感じ良かった」
「あのカフェの雰囲気良かったからまた行きたい」
そう思ってもらえれば、
- パンケーキを食べたい時
- 接客がよいお店で食事をしたい時
- 雰囲気の良いお店で食事をしたい時
に思い出してくれる可能性があります。
お客様が行く理由
=お店のウリ及びコンセプト
があるからです。
しかし、
料理や接客や雰囲気を印象的に
するには大変な経営努力が必要です。
印象的=感動レベル
でなければ思い出さないからです。
でもこの方法こそが王道で、
こうなる様にお店のコンセプト
を磨くことが重要であることを
忘れないでください。
一般的なお客様を囲い込むツール
次にお客様を囲い込むと考えた時、
思い浮かぶのが様々な囲い込みの
ためのツールではないでしょうか。
ちょっと考えただけでも、
- スタンプカード
- メンバーズカード
- コーヒーチケット
- メルマガ
- 次回使えるクーポン券
- LINEビジネスアカウント
- アプリ
などたくさんあります。
しかしながら、
この囲い込みツールたちにも
それぞれ弱点があります。
メルマガなら
・開封してくれるかどうか
・登録が面倒である
・登録してくれてもすぐ解約される
スタンプカードなら
・スタンプカードを忘れてくる
・スタンプカード自体持っていることを忘れる
アプリなら、
開発の際にかなりの費用がかかります。
この問題点を解消することが
忘れられないためのポイントです。
私がお勧めの囲い込みツール
私なら迷わずLINEをお勧めします。
なぜなら、上記のツールたちの
弱点をほぼカバーできるからです。
特に
LINEに備わっているステップ配信
機能は活用しない手はありません!
詳しくは
早く2回目を利用してもらう仕組み作り
最初に述べましたが、
3ヶ月間利用がなければ利用の可能性は
ほぼ0%です。
ということは、
3か月以内に再利用してもらうこと
が大切になってきます。
3か月以内と言わず、
とにかく早い段階で2回目を
利用してもらうことです。
よくあるのが、
次回使えるクーポン券を会計時に渡す
ことです。
よくあるということは、
お客様に新鮮味がないため、
忘れられる可能性大です。
忘れられるということは、
利用される確率は低くなる
可能性が大きいということです。
工夫しましょう。
考えましょう。
各々真剣に考えるところです。
例えば、
あなたのカフェでWi-Fiを使っているなら、
次回来店時に使えるように
Wi-Fiのパスワードを教えてあげる
ということも1つの方法です。
スタッフを巻き込んで、
アイディア出し合ってくださいね。
この記事を書いている人
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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