OJTの導入はスタッフの定着と早期育成の鍵!そのポイントを解説
- スタッフが短期間で辞めてしまう
- なかなか即戦力が育たない
そんな悩みを抱えていませんか?
このような悩みを抱えている場合、
現場でマンツーマンで丁寧に教える
OJTが出来てないかもしれません。
OJTをやっていたとしても、
そのやり方に問題があり、
見直す必要があるかもしれません。
今回の記事では、
OJTの基本から効果的な進め方まで
を実例を交えてお伝えします。
目次
なぜ飲食店でOJTが大切なのか
カフェを始め飲食店では、
スピードとチームワークが
求められる職場です。
初めて仕事を習った時には、
とてもマニュアルや手順書では
覚えきれません。
しかも、
常にお客様が来店をし、
その対応をする必要があります。
そのようなときに、
OJT(=On the Job Training)
と呼ばれるトレーニングをします。
OJTは実際の業務を通じて、
トレーナーからスキルや接客の
感覚を身につけることができます。
そういった意味でも、
初期教育においてOJTは
とても重要になります。
そうでなければ、
せっかく採用したスタッフが
短期間で離職してしまい兼ねません。
しっかりとOJTをすることで
スタッフが安心して働けるように
してあげることが大切なのです。

OJTとOFF-JTの違いとその使い分け
現場での実地指導であるOJTと同時に、
現場を離れて座学であるOFF-JTという
トレーニングもあります。
どちらも重要であり
トレーニングとしての役割が
異なります。
オリエンテーションにて
基本的なオペレーションや接客
をOFF-JTで学びます。
そのあとに、
実際のオペレーションや接客での
動きをOJTで体得します。
OJTとOFF-JTをバランスよく
トレーニングすることで、
スタッフの理解度がアップし、
早期に戦力となります。

画像はイメージ(写真ACより)
飲食店でOJTのメリット
カフェを始め飲食店でOJTを
するメリットは以下の通りです。
- 実践的なスキルが即座に身につく
- 業務に対する不安が軽減される
- 教えることでトレーナー側の成長にもつながる
OJTをすることで、
トレーニングをする側と受ける側の
人間関係は間違いなく深まります。
OJTは単なる技術伝達ではなく、
最初にお店の雰囲気や仕事を
感じてもらう絶好の機会なのです。
OJTがうまく進むための4つのポイント
では実際にOJTをする際に、
上手に進めるためのポイントを
お伝えします。
気をつけるべきこととして、
OJTは基本トレーナーが付く
ことになります。
そのため、
いつまでもOJTをしていれば
人件費がかかってしまう。
つまりどれだけ短時間で
OJTトレーニングを終了できるか
がとても重要になります。
そのことを頭に入れ、
読み進めてください。
今日のゴールを伝える
今日のゴール
=覚える内容を明確にする
から始めます。
ただ漠然とOJTをするのではなく、
「今日は注文の取り方を覚える」
「今日はレジ操作を覚える」
「今日はドリンクを3種類作れるようになる」
など明確なゴールを伝えましょう。
スモールステップで教える
カフェを始め飲食店の業務は
覚えることばかりです。
となれば、
やってしまいがちなことが
いきなり多くを教えてしまうこと。
1つ1つを丁寧に伝えましょう。
例えばオーダーを受ける作業も、
- 注文の取り方
- 注文の復唱をする
- オーダーを入力する
- オーダーをキッチンに通す
など細かく分けて、
段階を踏んで教えること
安心してスタッフは覚えられます。

振り返りとフィードバックの重要性
OJTの最後には
本日の覚えたことを確認する
振り返りの時間を設けましょう。
- 今日できたこと
- 難しかったこと
- 次に気をつけたいこと
などを共有することで
学びが定着します。
トレーナーからの
ポジティブなフィードバックがあれば
スタッフもモチベーションがアップし、
次回の仕事への活力がわきます。
トレーナーと進捗状況を常に把握
AさんのOJTを必ずあなたがやる
とは限りません。
次回は別の人がOJTをすることも
あります。
ということは、
AさんのOJTの状況を記録して
おくことが重要になります。
- 前回は誰がどこまで教えたのか?
- 得意なことはなにか?
- 苦手なことはなにか?
- 次回の課題はなにか?
などの情報を共有しておく
仕組みが大切になります。
そのためには、
コミュニケーションノートや
教育進捗表などのツールを活用
しましょう。

スタッフ定着の鍵は丁寧なOJT
新人スタッフは、
最初のトレーニングを受けた体験で
「この店でやっていけるかどうか」
を判断します。
丁寧なOJTは
働いているスタッフの不安を減らし、
スタッフの定着率を大きく高めます。
教える仕組みがあるカフェは、
自然と人が育ち、辞めにくくなり、
短期間でスタッフが育ちます。
このような仕組みを持っていれば、
もちろんQCSレベルが高くなる
=顧客満足度がアップする
=来店頻度がアップする
となり売上及び利益はアップします。
OJTを大切にしてください。
そして活用することで、
スタッフの早期戦力化に努めて
くださいね。
この記事を書いている人

- カフェコンサルタント
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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