カフェの営業中に生じた暇な日や暇な時間帯の活用方法
2024年11月17日リライト
営業していると、
どうしても暇な時間帯ができて
しまう時があります。
ほとんどのカフェ経営者が、
暇な時間帯にスタッフに何をしてもらうか?
暇な時間帯に自分が何をするか?と悩みます。
どうすれば暇な時間をなくせるか?
と悩んでいるかもしれません。
今回の記事では、
カフェの営業で生じた暇な日や暇な時間帯
の活用方法について考えます。
目次
暇な日や暇な時間帯はどうしても生じる
どんな繁盛店でも、
1年中どの時間帯も営業時間が忙しい
ということは基本難しいでしょう。
もっと言えば、
1年中同じ売上で忙しくするお店
(一部の乗降客数の多い駅タイプの
お店を除いて)はほぼありません。
1日を通して、
1年を通して、
売上の山は生じるのです。
つまり、
暇な日や暇な時間帯は
どうしても生じるのです。
また
突然の雨が降ることや台風が来る
などイレギュラーな事態が起こり、
暇になることもあります。
以前はスタッフに、
「暇だから早めに上がって」
ということができました。
しかし今はそれをやると、
思わぬトラブルに発展します。
しかし、
暇な日には暇な日の
暇な時間帯には暇な時間帯なりの
活用の仕方があるのです。
その活用の仕方次第で、
忙しい日や忙しい時間帯に
生きてくるのです。
暇な日や暇な時間帯にスタッフがやりたいこと
暇な日や暇な時間帯において
やりたいこととして、
- スタッフを動かしてやること
- 自分でやること
に大きく2つに分けて考えます。
暇な時間にスタッフが自発的に動くツール
1日の忙しさと暇の波は一定ではないため
ついつい暇な時間帯においてスタッフは、
何をやるか戸惑います。
やることがわからなければ、
結果としてボーっとしてしまう…
ことになります。
ここで大切になるのが
基本シフト
です。
- 何時~何時は忙しくて、
- 何時~何時までは暇な時間で、
- 何時から閉店作業をやる
と想定することで必要なスタッフ数が決まり、
基本シフトができあがります。
ところがこの基本シフト。
その通りにスタッフを入れて
シフトを作成しても想定外の暇な時間
ができてしまいます。
これを防ぐために有効なのが
暇な時間帯を想定して1日をルーティン化
することです。
このルーティン化したものを
ルーティンチェック表にまとめれば、
それを見てスタッフは自発的に動きます。
ルーティンチェック表の項目には
あなたが1日の流れにおいてスタッフに
やってほしいことを記載します。
詳しい内容については、
以前書いた以下の記事を
ご参照ください。
ルーティンチェック表に
どのような項目を入れて良いか
わからない人は見本があります。
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ダウンロードできますよ。
暇な時間ができたら掃除
よく言われる言葉ですが、
掃除よりも重点をおいてほしいのが
厨房機器類のメンテナンスです。
もちろん定期的にやる仕事の1つ
ではありますがやり過ぎて問題は
ありません。
こういう時こそチャンスです。
スタッフ教育をする
暇な日や暇な時間帯には、
忙しい日や忙しい日に向けて、
スタッフが動けるように教育
することも大切です。
スタッフを教育することで、
人時売上高が向上します。
仕込みなど準備にあてる
忙しい時間帯に
料理を早く提供するためには、
事前の仕込みは必須です。
当日の朝やらなければならない
もの以外の仕込みは暇な時間に
やるのも方法の1つです。
今や真空パックや凍結機を
使用することで調理時間の短縮
が可能になりました。
暇な時間帯を使って、
活用しない手はないでしょう。
暇な日や暇な時間帯に店長がやりたいこと
経営者や店長しかできない仕事
とは何があるでしょうか?
私がこのブログで何度も伝えている
あなたのカフェの未来の売上アップを考える
ことです。
私の経験上、
- 自分のお店の席で考える
- お店以外の場所で考える
方法があります。
両方メリット・デメリットがあります。
自分のお店で考える場合
自分のお店の客席で作業をすることは、
普段オペレーション時には見られない
風景を見ることができます。
つまり改善点が見つかります。
バックヤードや事務所ではなく、
客席で作業をしていれば、
お店が混んだ時にすぐに入ることもできます。
またお店の外に出て、
お店の駐車場や外周からお店を見る
こともお勧めです。
この時に
窓そうじや駐車場のそうじ
をしながら見るのもお勧めです。
結構掃除をしている時って、
アイディアが降りてくるのは
私だけでしょうか?
お店以外の場所で考える場合
お店から離れると普段考えられない
アイディアが浮かぶことがあります。
例えばライバル店や、
同業種のお店、違った業種でも
利用することで参考になること
がたくさんあります。
もちろん、
誰も接しないところで一人で考える
ことが好きな人もいるでしょう。
お店から離れ、一人になることで、
真剣に自分のカフェの未来と向き合う
時間を作ることが大切です。
スタッフとコミュニケーションを取る
最後に是非やってほしいことが、
スタッフとのコミュニケーションを図る
ことです。
その証拠に、
私は暇さえあればスタッフと
1対1の面談をしていました。
面談と言っても、
他愛もない会話をするだけ
なのです。
時にはスタッフから
プライベートなことを話して
くれます。
そんな会話から、
聞き取れる情報があります。
例えば、
「最近パチンコにはまっていて」
→お金に困る可能性
「最近彼氏ができました」
→今よりシフトに入らなくなる可能性
が考えられます。
もちろんお店全体でのミーティング
も大切ですが一番は個々のスタッフとの
コミュニケーションです。
暇な時間帯をいかに上手に活用するかで、
あなたのカフェの未来の売上が変わる
と言っても過言ではありません。
暇な時間帯に考えたことを
未来への売上アップに繋げましょう。
この記事を書いている人
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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