カフェの経営判断で迷った時こそ『勘』ではなくメリット・デメリットで判断する
カフェ経営に行き詰まったとき、
あなたは『感覚』や『勘』で
判断していませんか?
原材料費や上昇し、
人件費が高騰し続ける今、
感覚だけの経営はリスクが
大きくなっています。
最悪な場合は閉店です。
今回の記事では、
経営で迷った時にブレずに判断
できる思考法をご紹介します。
目次
カフェ経営で感覚判断になりがちな理由
カフェ経営で悩んでいる店長と
話をすると感覚で話をする人が
結構多いのです。
例えばこんな話が出ます。
「ランチの時間の客数が減っている気がする」
「平日より土日が売上が落ちている気がする」
「女性客が減っている気がする」
そうなんです。
「気がする」=感覚で話す
のです。
もちろん、
実際に本当に起こっている場合も
ありますが、
最悪の場合その逆のことも起こって
いることがあります。
経営判断としては危険なことです。
日々のオペレーションに追われ、
落ち着いて考える時間が作れず
冷静に考えられないかもしれません。
となれば、
経験則や過去の感覚に頼ってしまう
のも理解できます。
そのような感覚は
思い込みや決めつけにも繋がり
正確な判断ができません。
経営環境が変わった今は、
感覚で経営することは大きな損失
に繋がることを知ってください。

経営判断はメリットとデメリットの積み重ねで考えるべき理由
前述した通り人は、
感情、人情、経験、感覚で判断する
傾向にあります。
もっと言えば、
感情で判断して理性で正当化
します。
要は感情で判断をして、
その判断は正しかったと
言い訳を付けるのです(笑)
もちろんこの4つを元に判断して
良くなることもありますが、
多くの場合悪い方向に流れます。
ではどのように判断をするか?
ということになります。
それは、
メリットとデメリットの積重ね
で判断します。
例えば現在9時~営業していて、
売上アップのためにモーニングを
始めようと考えたとします。
とまず考えます。
もしそこで
デメリットの方が大きければ、
やめればよいのです。
メリットが大きければ、
そのデメリットどうやって解決する
のかを考えましょう。
人は
「モーニングをやるなんて面倒だ」(感情)
「モーニングやったら利用するのになあ」(人情)
「今までこのようにやってきた 」(経験)
「この土地柄はモーニングは利用されない」(感覚)
という判断をしがちです。
感情、人情、経験、感覚ではなく、
メリットとデメリットの積み重ねで
判断する習慣を付けましょう。

経営の判断材料は客観的なデータ
経営判断する際に材料としたい
ものは何かということになります。
ずばりデータです。
「そんなの当たり前でしょ?」
という声が聞こえてきます 笑
残念ですが多くの人が
経営判断に迷った時に相談する際
身近な人に頼ります。
身内だったり
経営者同士の仲間だったり
時にはスタッフや常連のお客様
に聞きます。
悪い手段とはいいませんが、
一番は数字を冷静に見て判断
することです。
データとは客観的な視点です。
今の時代POSレジがあるので、
など調べることが出来ます。
ともすればグラフ化して、
分かりやすくしてくれます。
そのためにも、
エアレジなどのPOSレジは
導入をお勧めします。
そのデータを踏まえて上で、
メリット・デメリットを箇条書し、
その積み重ねで判断するのです。
もしそこで迷うなら、
- 経営のことならその専門家
- 技術のことならその専門家
- 教育のことならその専門家
に相談することをお勧めします。
相談料が高いと思われがちですが、
たいてい初回の無料相談が設けて
あるので活用しましょう。
ここで注意事項があります。
無料で得た情報はたいていの場合、
必死に動かないことが多いです。
私としては有料で情報を得て、
自分でこの情報料の元を取る!
という意識で行動することをお勧めします。

経営判断の結論を出すタイミング
簡単なことなら、
これをやろう!と感じれば、
すぐ行動できるでしょう。
しかし、
お店の将来を左右する様な
大きなことを行動するときには
そうはいきません。
検索エンジンなどで調べるでしょう。
人からのアドバイスももらうこと
でしょう。
もしかしたら、
情報を調べれば調べるほど、
情報量が多すぎて混乱するかもしれません。
そんな時にお勧めなのが、
一旦考えるのを止め寝ることです。
寝ると不思議と考えがまとまります。
一晩寝て、
自分の考えたことが正しいと
感じれば動き、
間違っていると感じれば、
考え直せば良いのです。
難しいクレームと同じで
すぐに行動するのではなく
一旦その場を離れる=考えるのを止める
ことが大切なのです。

画像はイメージ(写真ACより)
経営判断こそPDCAを高速に回す
色々と悩んで考えたとしても、
行動をしなかったら何も変わる
ことはあり得ません。
上記とは矛盾しますが、
悩んでも答えは出ないとき
あります。
そんなときは、
とにかく小さな行動をする
ことです。
小さな行動なら、
止めることも出来ますし、
続けて大きな行動にもできます。
俗に言うPDCAと言うものです。
今のような時期は、
PDCAを高速で回すことが大切
になってきます。
とにかく行動を起こし、
売上アップに結び付かない時は、
どの部分を改善するのか考え、
実行することです。
私も今まで
様々な判断をしてきました。
全ての判断がベスト
とはとても言いませんが、
後悔はしてません。
私の場合全までの判断の場面で
信頼できる師匠と幕賓に恵まれた
からだと思います。
※幕賓とは
友人でもない、
先生でも師匠でもないが、
常に切磋琢磨し、
自分に示唆を与えてくれる人物
を言います。
もし経営判断で困ったときは、
私で良ければご活用ください。
あなたの話を聞かせてください。
この記事を書いている人

- カフェコンサルタント
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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