情報過多の時代におけるカフェ店長の情報の取り方と注意点

カフェを始めとする飲食業で
働いているとどうしても
自宅とお店の往復になりがちです。

そうなると、
どうしても情報が偏ってしまい、
新たなアイディアや発見ができなく
なってしまいます。

とても危険な状態です。

もっと言えば、
その状態になっていても気付いていない
店長や経営者を見かけます。

今回の記事では、
情報過多の時代における情報の取り方と
注意点についてお伝えします。

情報過多の時代

世の中には
恐ろしいほどの情報量が
あなたの周りに溢れています。

インターネットが発達して現代は、
平安時代の1年分の情報量が
たった1日で受け取ると言われています。

いわゆる情報過多の時代です。

その証拠に総務省の
情報流通センサス報告書によると、
10年前の530倍の情報が流れているそうです。

画像はイメージ(写真ACより)

SNSで普通の人が情報発信をできる様になり、
更にその情報量は増えています。

ところが、
情報は流れているのに自分は気づかない
情報があります。

いわば、
そのまま情報が流れてしまっている状態
です。

なぜでしょうか?
それは人は関心がないことには、
何回見ても気づかないからです。

関心を持つことが大切

関心を持つことで
気づくことができた例を
3つご紹介しましょう。

店の看板を気にする

私はコンサルになりたての頃師匠から、
「目に入る看板をよく観察をして、
 自分ならどんな看板を作るか考えてみて」
と課題を与えられました。

するとそれまで車を運転していても、
全く気にならなかったお店の看板が
気になるようになるのです。

「あの看板はわかりにくいな」
「赤字よりも黒字のほうが目立つのでは?」
「あの看板のキャッチコピー良いな」

と見えるようになるのです。
今では看板を見ることが習慣に
なっています。

ピンクの蝶々を見つけなさい

ある研修を受けたときのことです。

講師の人から、
「次回の講義までにピンクの蝶を探してください」
と言われました。

そのとき季節は11月でした。
「蝶々なんて見つかるはずがない」
と思っていましたが…

結果見つけることができます。
これも「ピンクの蝶々に関心を持ったから」
です。

画像はイメージ(写真ACより)

大手コンビニチェーン店の看板

大手コンビニチェーン店である
セブンイレブンさん。

全国に2万店舗以上もある
誰もが知っているコンビニチェーン店です。
あなたの街にもきっとあることでしょう。

セブンイレブンさんの看板、
どんな看板か覚えてますか?
そんなの覚えているに決まってますよね。

ここで質問です。
セブンイレブンさんの看板。

実は社名の英文字表記が
最後のNだけ小文字になっていること
ご存知ですか?

私なんか、
かなりの頻度でセブンイレブンさん
利用するのに全く知りませんでした。

偏って届いている情報

カフェにおいても同じことが起こります。
「私のお店は結構地域で認知度高いから」
と思っていたとしましょう。

カフェという業種に関心を持ってない人は
お店の存在に気づかないのです。
通り過ぎます。

ましてや、
看板にカフェとわかるような文字がなく、
おしゃれな店名が書いてある(しかも英字表記)
お店なら尚更存在に気づきません。

更にあなたの情報を偏らせる
原因があります。
それはスマホです。

スマホでバイト探し
スマホの情報はあなたに対してオーダーメイドの情報です
画像はイメージ(写真ACより)

スマホで取る情報は、
あなたに併せた情報が流れるように
なっています。

Googleにせよ、
フェイスブックにせよ、
Amazonにせよ、

各社のAIがあなたが好きそうな情報
をあなたのスマホに流してきます。

例えば何かに反対の立場だったとします。
すると、反対意見ばかりスマホに流れ、
賛成の意見はほぼ流れてきません。

自分が見たいものだけを見ているだけ
のことなのです。
結果自分が正しいと思い込んでしまうのです。

情報の偏りを是正する方法

では具体的に
どうすれば情報の偏りを是正できる
のでしょうか?

それは新聞を読むことです。
しかも最初から最後まで、
興味がないことでもざっと目を通すことです。

新聞を読む
画像はイメージ(写真ACより)

「本を読めば良いのでは?」

という意見もありますが、
私の経験上読む本を選ぶ際に
その選ぶ本が偏ってしまいがちです。

なので新聞がベストでしょう。
他にも自分が全く興味のない分野の雑誌
を読むこともお勧めです。

再度あなたに問います。
いつも見えている今の景色が
正しい景色ですか?

いつも聞いている情報が
果たして正しい情報でしょうか?

この記事を書いている人

稲垣 高史
稲垣 高史カフェコンサルタント
コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^

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