時給アップするべきスタッフとは? あなたのお店の未来をつくる人材の見極め方
毎年の最低賃金の引き上げにより
なかなかスタッフの時給アップを
し辛い状況ではないでしょうか。
限られた人件費の中で、
誰を時給アップしてあげるべきか?
悩むところでもあります。
インフレの世の中のため、
スタッフからも時給を上げてほしい
と言われているかもしれません。
今回の記事では、
時給アップをすべきスタッフと
その人材の見極め方について
お伝えします。
目次
時給アップができない世の中
最低賃金が年々上昇するため、
容易に時給アップをしづらく
なっていることでしょう。
飲食業界は
特に人手不足が深刻なため、
人件費の高騰が経営を直撃
しています。
売上が伸びていても、
仕入高を始め様々な経費が高騰
しているため簡単に時給アップ
できないのが現実です。
そうは言っても、
頑張っているスタッフは
時給アップしてあげたいと
思いますよね?
だからこそ、
上げるべき人材を見極める基準
が重要になるのです。

まず時給アップをする基準を作る
時給アップするスタッフを
選定する際には誰が見ても
公平であることが大切です。
評価の話でも伝えましたが、
そうでなければあなたの
さじ加減で時給アップになり、
スタッフに不満が募ります。
以下の3つを考えてください。
原則職位と時給は連動する
まず前提として、
時給アップは「感情」ではなく
「制度」で行う必要があります。
職位に応じた昇給をすることで、
スタッフ間の納得感が生まれ、
モチベーションにもつながります。
例えば、
新人
↓
一般
↓
トレーナー
↓
リーダー
↓
店長補佐(時間帯管理責任者)
というようにステップアップを
設計すると明確です。
そしてこの職位に応じて、
時給アップを図るのです。
正しくスタッフを評価するための職位(ランク)の必要性

なにをすべきかを明確にします
職位を作り昇格の基準を作る
各職位には昇格条件を設け、
各職位に昇格するための基準
を明確にしてください。
具体的な項目を設定することで、
成長の方向性が明確になります。
こうした基準があることで、
スタッフの成長を促しながら、
公正な評価が可能になります。
評価基準があること
評価には
定量的な評価と定性的な評価
の2種類があります。
この2つは
仕事的な面での評価と
人間的な面での評価とも言えます。
この2つを組み合わせた
評価制度を設けると、
時給アップに納得感が生まれます。
これについては、
別記事で詳しく解説していますので
そちらを参考にしてください。
スタッフの評価制度の考え方 参考記事
店長及び社員の評価制度の考え方

「スタッフ自己評価シート」
時給アップするスタッフとは?
時給アップするスタッフとは
仕事ができるスタッフではなく、
スタッフを育てられるスタッフです。
短期的には
- 料理を作るのが早い
- レジを打つのが早い
など店を回せる人間を評価する
傾向にあります。
違います。
評価すべきは
周りのスタッフを育てられる人
です。
などお店の未来を考えて動く
人材こそ評価すべき人材です。
当然、
時給アップに最もふさわしい人材
でもあるのです。

スタッフの未来に投資するという考え方
私はカフェを始め飲食業は
教育業であると思っています。
となれば、
当然スタッフ教育は『投資』
であると思っています。
当然時給アップも投資です。
その投資する先の人材は、
いわゆる仕事ができるスタッフ
ではなく
スタッフを育成できるスタッフ
だと思っています。
スタッフを育成できるスタッフ
がいることであなたのお店のQCSは
高いレベルで維持ができます。
このことは再三このブログで
伝えている通り、
QCSはレベルが高い
=リピート客が形成される
=客数がアップする
=売上がアップする
の好循環にお店がなります。
もっと言えば、
利益面においてもそのような
スタッフは指導するため、
利益を残す教育もしてくれます。
今カフェを始め飲食店経営は、
原材料費などの高騰で
大変になってきています。
時給アップは単なるご褒美ではなく、
「このスタッフにお店を任せる」
という意思表示でもあります。
育成力を持ったスタッフを見極め、
評価する仕組みを作りましょう。
この記事を書いている人

- カフェコンサルタント
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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