飲食店での顧客リストの集め方と顧客管理ノートの書き方
2024年6月6日リライト
顧客リストは重要だ
と経営者誰もが考えています。
しかしながら、
カフェを始めとする飲食店において
住所を得ることは難しいと考えています。
でもちょっと待ってください。
住所だけがリストではないですし、
もっと言えば工夫をすれば、
住所を集めることもできます。
今回の記事では、
カフェを始め飲食店における
顧客リストの集め方と顧客管理ノート
の書き方についてお伝えします。
目次
飲食店で顧客リストが重要な理由
飲食店はもちろん顧客リストは
なぜ重要なのでしょうか?
その重要性を知る逸話があります。
江戸時代の商人たちは火事になると、
真っ先に顧客台帳を井戸に投げ込む
ことをしたそうです。
顧客台帳は特殊な加工がされていて、
水に浸かっても文字が消えないように
なっていたそうです。
なぜ江戸の商人たちは顧客台帳を大切
にしたのでしょうか?
その顧客リストがあれば、
常連客様に対してすぐにアプローチが
できお店の売上は復活するからです。
顧客リストにはお客様の好みなど
様々なデータが書いてありました。
顧客管理ノートみたいなものです。
だからこそ
大切なお客様のことを記録するために
顧客管理ノートを付けるのです。
顧客管理ノートは
大切なお客様に最高のおもてなしを
するための指南書でもあります。
その証拠に、
優れた飲食店の店主は、
常連客の情報は全部頭に入っています。
だからこそ、
常連のお客様は気持ちよく過ごす
ことができるのです。
形はどうであれ、
常連客と常に繋がり囲い込み、
すぐに連絡を取れる状態にすることです。
そのためにも、
お客様のことが詳しく書かれた
- 顧客リスト
- 顧客管理ノート
- お客様ノート
をどこのお店でも付けているわけ
なのです。
(内容のレベルはどうであれ)
飲食店で顧客リストと顧客管理ノートがあるメリット
飲食店で顧客リスト及び
顧客管理ノートがあるメリット
は大きいことを知ってください。
売上が安定する
顧客リスト=売上規模
マーケティングを勉強したこと
があるならこの言葉は耳にした
ことがあるでしょう。
お店の経営を安定させるには、
リピート率を高め常連客を作ること
が大切です。
時々触れていますが、
常連客の獲得コストは新規客の獲得コスト
に比べればそれほど高くありません。
だからこそ、
新規客よりも常連客に目を向けたほうが
売上は安定するのです。
常連客の情報を共有できる
私は顧客管理ノートを
お客様ノートと呼んでいます。
このお客様ノートの内容は、
ベテランスタッフの場合
頭の中に入っています。
しかし新人のスタッフや、
勤務に入る頻度があまり高くない
スタッフにはわかりません。
このようなノートがあれば、
常連客の細かな情報を共有して、
接客に活かすことができます。
余談ですが、
異動していった新宿のお店で、
常連さんに対してミルクと砂糖を
付けて提供したらアルバイトリーダーに
むっちゃ注意を受けたのを思い出します(笑)
反応率の高いDMが送ることができる
正直顧客リストと顧客管理ノートがある
最大のメリットはこの反応率が高いDMを
送ることができることに尽きます。
新規の方に送るDMには比較にならない
反応率が返ってきます。
私の経験で最高88%ということもあります。
※分母は200枚ちょっとありました。
顧客リストや顧客管理ノートから、
お店との関係性が深いお客様を選んで
送ることができるからです。
だから反応率が高くなるのです。
これむっちゃ大きいですよ。
飲食店の顧客リストは住所だけではない!
「顧客リスト」というと、
名前、住所、生年月日などを抑えること
と考えがちです。
実はあなたのお店も顧客リストを
持っている可能性が高いのです。
例えば、
- フェイスブックのいいねをしてくれた人
- インスタグラムのフォロワーさん
- ツイッターのフォロワーさん
この方たちも全部あなたのお店の顧客リスト
なのです。
顧客管理ノートも同じです。
別に名前や住んでいる場所が
わからなかくて良いのです!
「朝8時にモーニングを食べにくる恰幅の良いサラリーマン」
「火曜日のランチに来る髪の毛ロングのOL」
「いつもAモーニングを食べるお年寄りでコーヒーはミルク2つ必要」
のような情報だけで十分です。
カフェを始め飲食店での顧客リストの集め方
DMを発送したいと思えば、
お客様の住所を抑えたいと思うのは
当然の考えです。
どうすれば、
カフェを始めとする飲食店において、
お客様の住所を抑えられるでしょう?
私が伝えている4つの方法を伝授します。
スタンプカードがいっぱい
この方法は多くの飲食店で実施している
方法の1つでしょう。
スタンプカードのスタンプがいっぱいに
なったら裏面に住所を書いてもらい、
プレンゼントの品と交換するパターンです。
アンケートに住所欄を記載
この方法もよく見かけるパターンです。
アンケートを設置します。
しかしただアンケートを設置しても、
なかなかアンケートは集まりません。
ホールのスタッフに、
アンケートを書いてもらうように、
お客様に促してもらいます。
「アンケートにご記入いただくと、誕生日月に当店から心ばかりのプレゼントをお贈り致しますので、ご協力願いませんか?」
プレゼントは全員ではなく抽選でも構いません。
ただ、誕生日に利用してくれることは
非常に価値があるので全員に送付することを
お勧めします。
団体の集まりの幹事様
ちょっとした集まりを
あなたのお店で開催してくれた
幹事の方の連絡先を聞きます。
住所を得たら、
後日お礼状を送れたら良いですね。
参照記事
団体客の予約が入ったら様々な売上アップのチャンスあり!
バースデーDMへの書き込み依頼
これが一番お客様から住所を得られる
方法というか私がイチオシの方法です。
正直ここに書きたくないくらいです。
有料情報にしたいくらいです(笑)
まずバースデーDMを準備します。
そしてお客様に、
「誕生日にこちらのDMをお送り致しますので、
よろしければ、
お誕生日月と送付先をご記入いただけますか?」
と伝えます。
すると私の経験上ほぼ9割以上のお客様が
住所を書いてくれます。
あとは書いてもらった住所と誕生日月を
データ化するだけです。
回収率もかなり高いですよ!
参照記事
カフェでお客様の誕生日祝いをしたほうが圧倒的に良い理由
顧客リストと顧客管理ノートの活用法
顧客リストや顧客管理ノートが
あるのとないのでは大違いだ
ということがご理解頂けたと思います。
顧客リストが増えれば、
顧客の囲い込むことができ、
当然常連客は増えます。
住所や誕生日を得ることで、
反応率が高いDMを送ることができ、
売上がアップします。
顧客管理ノートを活用することで、
常連客の方に細やかなサービスができ、
結果顧客満足度がアップします。
この2つを活用することで、
常連客が増え確実に売上が安定
するのです。
売上の安定のためにも、
顧客リストを作りましょう。
顧客管理ノートを活用しましょう。
この記事を書いている人
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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