カフェスタッフの満足度を向上するために働きやすい環境作りを
2024年4月28日更新
スタッフが働きやすい環境を作る
=スタッフの満足度を上げることは、
正直良い事だらけなんです。
しかしどうしても、
お客様に目が行きすぎて、
ついついスタッフの環境は後回し
なんて経営者や店長多く見かけます。
もしあなたのカフェが
スタッフの離職率が高いことや、
なかなか生産性が上がらない
と悩んでいるなら、
今回の記事
カフェスタッフの定着率を左右する
スタッフ満足度を向上させる
是非参考にしてください。
目次
スタッフ満足度とは
スタッフ満足度=従業員満足度
のことを私は指しています。
個人的に
従業員という言葉が嫌い
なんです 笑
従業員という字は、
雇われて、ある業務に従事している人
という意味です。
私は一緒に働く仲間だと
考えているため従業員という言葉は
一切使いません。
そのため、
従業員ではなく普段からもスタッフ
と呼びます。
※余談ですが、
私はコンサル先の会社をクライアント
とは呼ばずビジネスパートナーと呼びます。
スタッフ満足度の話に戻します。
スタッフ満足度は英語で
Employee Satisfaction(=ES)と言われ、
顧客満足度はCustomer Satisfaction(=CS)
とよく並べて評されます。
以前は顧客満足度を向上させれば、
売上アップが図れると考えられていましたが、
今はスタッフの満足度が高いことが必須と
考えられるようになりました。
だからこそ、
様々な企業やお店で「スタッフ満足度の向上」
について取り組んでいるのです。
スタッフ満足度の低い店の特徴
スタッフ満足度を高くすることを考える前に、
もしあなたのお店の状態が、
- 離職率が高い
- 求人広告を出してもなかなか集まらない
- ミーティングをやってもスタッフが集まらない
- ミーティング中スタッフから意見が出ない
- 昇格昇給の基準が社長のさじ加減
上記の項目に当てはまるなら、
スタッフの満足度は低いと予想されます。
早急に、スタッフ満足度を上げるための行動を
考えたほうがよいでしょう。
スタッフ満足度を調査する方法
まずスタッフの満足度がどれくらいなのか
調査することから始めます。
具体的な方法として以下の3つがあります。
スタッフとのコミュニケーションから調査
日頃から
スタッフとのコミュニケーションを密にする
ことで様々な情報が得られます。
要はスタッフがあなたに対して、
言いやすい距離にいるかどうかに
かかっています。
言いやすい距離にいるなら、
様々な提案をしてくれることでしょう。
日頃からお店の退店際などに声をかけ、
スタッフとの距離を近くしておきましょう。
アンケート
特にお店側(オーナー)がやるアンケートは、
かなり会社寄りに書いてくる可能性が
大きいのであまり意味をなしません。
やるなら必ず匿名にして、
意見が出やすいように工夫しましょう。
私なら経費はかかりますが
公平性のある第三者に実施してもらいます。
それほど正確なデータが得られることは重要
なのです。
求人サイトの口コミをチェック
求人サイトには、
今まで働いていた社員やスタッフの
あなたのお店に対する口コミが掲載
されています。
その口コミを見れば、
あなたのカフェの改善点がわかります。
特に直近での口コミは参考になりますよ。
スタッフ満足度の向上によるメリット
まずスタッフ満足度が向上することでの
メリットを説明する前に、
マズローの欲求五段階説を知っておく
必要があります。
人は
「生理的欲求」
「安全の欲求」
「社会的欲求」
「承認欲求」
「自己実現の欲求」
から成り立つというものです。
これを踏まえた上で以下を読んで頂けると、
より理解が深まると思います。
先にスタッフの満足度を上げると
メリットだらけとお伝えしました。
様々ある中で特に私が感じている
大きな3つのメリットをご紹介します。
スタッフの離職率が下がる
スタッフの満足度が向上すれば、
当然スタッフは離職する数が減ります。
だって現状に満足しているのですから。
ここでの一番のポイントは、
離職率が下がる→離職数が減る
=採用活動にかける経費が少なくなることです。
以前の記事でも書きましたが、
カフェにとって最大の経費は、
採用経費だと思っております。
採用経費が下がれば
当然利益の額も増えるということです。
お客様や働くスタッフを紹介してくれる
これ本当にスタッフの満足度で変わります。
私が現場時代一番ストレートに感じていた
ことです。
スタッフの満足度が高いと、
スタッフがお店に知り合いを
お客様として連れてきてくれます。
もっと言えば、
「店長私の知り合いで働きたいって子が
いるんだけど面接してくれませんか?」
という声が増えます。
逆にスタッフ満足度が低いときは、
ほぼありません 笑
生産性が向上する
スタッフの満足度が向上すれば、
当然スタッフの仕事に対するモチベーション
も上がります。
自発的に仕事をする
各スタッフのオペレーション力の向上
に繋がり、
スタッフ1人1人の生産性が向上します。
具体的なスタッフ満足度向上への取り組み
スタッフ満足度の向上を図るために、
具体的にどんなことに取り組んだら良い
のでしょうか。
この話をすると、
・臨時ボーナスを出す
・昇給・福利厚生など待遇を良くする
・スタッフポイントカードを作ってモチベーションアプ
など意見が出ます。
確かにこのような方法で一時的に、
スタッフの満足度が上がる可能性は
あります。
しかしこのような方法は、
小手先の方法であり根本的な
スタッフ満足度のアップには繋がりません。
以下の3つを私は大切にしています。
お店の経営理念と行動指針を明確に伝える
まず大切にしたいのは、
あなたの会社の経営理念と行動指針を
明確にして伝えることです。
伝えることで、
私が働いているお店はこんなに素敵なお店なんだ
とスタッフが誇りを持って働けます。
その典型例がスターバックスコーヒーさんです。
働く環境を整える
前述したマズローの欲求五段階説にある様に、
一番最初にあるのは安全欲求です。
カフェで言えば、
安全に働ける環境にあるか?です。
働く環境として、
最低限の社会保険は完備しておく
ことが前提ですよ。
- 休みがなかなか取れない
- 有給が許可されない
- 残業時間が多い
などは早急に改善しましょう。
飲食業だと厳しいのは理解できますが、
今の時代はできなければ厳しいですよ。
スタッフを認める
今現場でスタッフ教育に携わっていて、
一番感じることは今の子たちは、
とにかく認められたいということです。
そう承認欲求が高いんです。
だからこそスタッフを認めてあげること
が大切なのです。
スタッフを認めてあげるには、
スタッフがやったことに気づく
ことが大切です。
またスタッフミーティングなどで
スタッフから出たアイディアを積極的に採用し
実行することも大切です。
スタッフが
「私はこのお店になくてはならない存在」
と思わせることです。
そのためにも、
認めていることを形として表すための
昇給昇格の制度は明確にしましょう。
スタッフ満足度の向上のために何から始めますか?
今まで説明した来たように、
スタッフの満足度を向上させることで、
メリットは大きいことはご理解戴けたと思います。
しかし、会社やお店の現状から中には、
なかなか取り組めないと悩まれている方
も多いことでしょう。
一番は、
スタッフ満足度の向上=離職率の低下
だと思っています。
少子高齢化や生産年齢人口の減少で、
なかなかスタッフ数を採用し確保できない
今において非常に有効だと考えます。
読んでいただいてわかるように、
スタッフ満足度の向上は、
ほぼ全てお店の利益向上に繋がります。
スタッフ満足度が向上すれば、
当然スタッフの仕事へのモチベーションも
上がります。
スタッフのモチベーションがあがれば、
様々なお店への良い影響が波文し、
売上アップ利益向上に繋がることを
忘れないでください。
この記事を書いている人
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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