飲食店のピーク時間はスタッフのポジションの配置次第で売上が変わる
2025年11月24日リライト
以前の記事で、
ピーク時間の売上を伸ばせば
カフェの売上は最大化する
とお伝えしました。
売れる時間や日を
もっと売れるようにするためには
売り逃しをしないことです。
売り逃しをしないためには、
適正な人員を揃えその人員を
適正なポジションに配置する
ことです。
今回の記事では、
ピーク時間の売上を最大化するための
スタッフのポジションの配置の仕方
についてお伝えします。
目次
スタッフのポジション配置の重要性
売上規模が高いカフェは、
時間帯によってスタッフの
ポジションを考える必要があります。
売上が低ければ、
一人が複数ポジションを担うため
この考え方は必要ありません。
しかし、
売上規模が高ければ
自ずと必要になってきます。
このポジション配置次第で、
ピーク時間の売上が左右する
からです。
ストレートに言えば、
お店がスムーズに回るかどうか
が決まるからです。
繁忙期にオペレーションの
要となるデシャップに慣れない
スタッフは入れられません。
もちろん、
育成するためにそのスタッフを
入れ育てることもあります。
繁忙期と言われる12月は、
ベストメンバーでポジション配置
するのです。
そうすることで、
売上を最大化できるからです。

画像はイメージ(写真ACより)
ポジションの配置はシフト表に明示する
ポジション配置は、
シフト表に必ず明示します。
この話をすると店長から、
「ポジションって、
常に動いているので無理ですよ」
と言われることがあります。
それ半分正解、半分不正解です。
確かにポジションは営業していれば、
どんどん忙しいポジションが変化して
いきます。
※後述で説明します。
状況にあったポジション配置を
店長や時間帯責任者が指示する
必要があります。
しかし、
時間帯責任者が育っていなければ、
ポジションが予めシフト表に記入
されていたほうが良いですよね?
もちろん、
状況判断に優れている店長や
時間帯責任者が管理する時間なら、
必要ないと思いますよ。

スタッフのポジション配置を考える際のポイント
では実際にスタッフの
ポジション配置を考える際の
3つのポイントをお伝えします。
基本ポジションを決める
基本シフトと同じで、
ポジション配置においても
基本を決めておきましょう。
売上ごとに、
どのポジションには何名必要
と決めておくことです。
例えば、
モーニングの時間の厨房は
売上○万まで1人、それ以上は2人
という感じです。
またポジション配置を決めるには、
お店の全てのポジションの特性を
把握する必要があります。
全てのポジションにおいて、
スペシャルである必要はありませんが、
全部一通りできることです。
なぜなら、
知っていなければ指導ができない
=スタッフにやってと言ってもできない
と言われるのがオチです。
ポジション特性を把握することで、
どれくらいの売上までなら1人で
対応できるという目安がわかります。
スタッフのオペレーション能力を把握する
ポジション配置は、
スタッフのオペレーション能力
の把握なしでは出来ません。
例えば、
Aくんは売上5万までは
厨房を1人で任せられるが、
Bくんは売上3万が限界
と言った感じです。
私が店長時代は、
各ポジションにおいてそれがわかる様に
金銀銅のシールで評価していました。
スタッフのオペレーション力を
正確に見極めることは、
ピーク時の売上を最大限にすること
に繋がります。
と同時に、
生産性向上にもつながるために、
利益率向上にも直結しますよ。

忙しくなるポジションは変わる
ここで優秀な人は思います。
「お店って常に状況変わるよね、
だからポジションって固定しづらいよね」
多くのお客様が来店しました。
お店の状況がどう変わるのか
ざっとイメージしてみましょう。
まず
そのお客様をお席に案内します。
続いてお水やおしぼりを届け、
更に注文を伺います。
ここまで全て
ホールスタッフが担うので、
ホールが忙しいでしょう。
次にオーダーが入ってくるので、
今度は厨房が忙しくなります。
お客様に料理を届け、
ちょっとした声かけをする店も
多いことでしょう。
お客様が食事をされている間、
新たなお客様が来店されない限り、
少し落ち着くかもしれません。
食べ終えられたら、
会計をしてお帰りになる。
お帰りになられれば、
席にあった食器類を片付ける。
下げ台にある食器を洗って元に戻す。
こんな感じでしょうか。

忙しいポジションが、
ホール→厨房→ホール→厨房
と移動していくことが分かると思います。
忙しいポジションが移動するからこそ、
状況を見てポジション配置の変更を
判断する必要がでてきます。
この状況判断をするのが、
管理者である店長の仕事なのです。
判断次第では売上が変動する
=売り逃しが発生する
ことにもなってしまいます。
だからこそ、
ピーク時間の店長が入る
ポジションは重要なのです。
ポジション配置次第で売上は変わる
以前の記事でも書きましたが、
ピーク時間の売上を伸ばせば、
カフェの売上は最大化します。
そのためには、
必要数のスタッフを揃えるだけではなく、
そのスタッフを活かすポジション配置を
する事が重要です。
ポジション配置次第で、
売上は変わるということです。
今回の記事を読んだことで、
12月などの繁忙期の売上アップに貢献
できれば幸いです。
この記事を書いている人

- カフェコンサルタント
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
最新の記事
売上アップ2025年12月29日カフェコンサルタントお勧め~2025年選りすぐりのカフェ10選
売上アップ2025年12月24日「レジ金が合わない!」レジ現金の過不足が生じる原因を6つの対策で事前に防ぐ
カフェ管理項目2025年12月17日視点が増えれば経営は必ず良くなる|カフェ経営の本質を掴む思考法
売上アップ2025年12月10日飲食店のピーク前準備の重要性~ピーク売上の9割はピーク前で決まる理由とは?
カフェ経営者に贈る日々の売上アップ法を配信
メルマガでは配信中です。
今ご登録いただくと
小冊子『カフェを始めとする小規模の飲食店がこれから生き残るための指南書』ほか、すぐにお店で使えるツールがダウンロードできます。
今すぐメルマガに登録して手に入れてください!









