先味中味後味という飲食店における料理の味は3種類ある
料理の味って1回しか感じないと
思っていませんか?
違います。
実は感じる瞬間は3回もあります。
これ先味中味後味と表現されます。
この3つの味が全部揃ってこそ、
お客様は満足をし再来店に繋がり、
やがてあなたのカフェの常連客になるのです。
今回の記事では、
カフェにおける先味中味後味
についてお伝えします。
先味中味後味という3つの味がある
先味中味後味とは一体何のことを
表現しているのでしょうか。
ざっくり言えば、
先味は食事をする前の味
中味は実際に食事をしたときの味
後味は食事をしたあとに感じる味
です。
ここで
「料理の最中に味がするのはわかるけど、
料理の前と後に味なんてするの?」
と疑問に思う人もいるでしょう。
付け加えれば、
料理の味とは料理を食べた実際の味
だけではないということです。
料理を食べる前後も重要だである
ということです。
では具体的に
先味中味後味とはどんな味なのか
それぞれ解説しましょう。
先味とは
お店に入る前や
料理を食べる前に感じる味
を言います。
典型的なのが
お店のメニューに書いてある
フレーズです。
「切ったらあふれでる肉汁がたまりません」
「食べた後からあなたの舌をおそってくるなんとも言えない辛さ」
メニューブック、ブラックボード、
おすすめメニューなど
伝えられるものがたくさんあります。
食材や作り方のこだわりなど
あなたのカフェのこだわりを伝える
ことも大切です。
その際に重要になるのが、
スタッフのオーダー取りにおける
接客力になります。
人間は舌でも感じますが、
脳でも味を感じるのです。
要は料理を食べる間に
期待をふくらませ、
最高の味の状態に仕上げるのです。
ただし、
あまり事前期待を膨らませすぎると、
実際の味がついていかなった場合、
逆に不満につながるので要注意です。
中味とは
中味とは説明するまでもなく、
実際に料理を食べてみて感じる味
を言います。
料理の味というと、
中味を想像する人がほとんど
ではないでしょうか。
後味とは
後味とは、
「なんか後味が悪い」
という言葉があるように、
食事をしたあとに感じる味
を指します。
例えば食事を終えたあとに、
すぐにお皿をさげられたら、
せっかくの味も台無しです。
また食後にトイレを利用して、
そのトイレがあまりきれいでなければ
これも後味が悪く感じます。
一番は会計の段階です。
食べ終えたお客様に直接
「お味はいかがでしたか?」
と聞きます。
特にこちらから料理をお勧めしたときは、
勧めた料理がお気に召したか聞くことが
大切です。
例えば、
会計を終えたあとに高級店でもないのに、
スタッフが入口外まで出てお見送りまで
してくれる。
しかも
結構長い間おじぎをしてくれる
感動するかもしれません。
「終わり良ければ全て良し」
という言葉が示すように、
人は最後に感じたものを最終判断とする
傾向にあります。
「来てよかった」
「また来たいなあ」
と思ってもらうには、
かなり後味は大切なポイントになる
と言って良いでしょう。
もちろん先味や中味も大切です。
しかし後味次第で、
次回友人知人を連れてくるか
が決まる可能性が高いです。
料理の味は
料理の味自体だけで判断されるのではない
ということを知ってくださいね。
これがいわゆるQCSに繋がるのですよ。
この記事を書いている人
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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