カフェのスタッフ教育で重要なコミュニケーション
2024年7月14日リライト
たくさんある店長の仕事の中でも、
スタッフとのコミュニケーションを
重要な仕事の1つとして挙げています。
なぜなら、
スタッフ教育において
コミュニケーションが不可欠だからです。
スタッフの成長
=売上に直結するにします。
ところがこのコミュニケーション、
学校では教えてくれないなかなか
難しいものの1つです。
今回の記事では、
スタッフ教育でコミュニケーションが
重要である理由とその図り方をお伝えします。
目次
スタッフ教育において
コミュニケーションが重要な理由
日々の営業でスタッフと接する中で
「そんなつもりで言ってないのに…」
と思った経験はありませんか?
私はあります(笑)
なぜ
そんなことが起こるのでしょうか?
それは誤解を生んでいるからです。
そうなんです。
人のコミュニケーションは誤解から
成り立っているのです。
は?
と思ったかもしれませんが、
考えてみてください。
人間にはテレパシーがありません。
そのため100%相手を理解すること
はできないのです。残念ながら…
だから、
コミュニケーションは誤解の上で成立
しているのです。
それは
良い意味でも、悪い意味でもです。
もしスタッフが求めていない
コミュニケーションだったなら、
セクハラやパラハラとして問題
になります。
つまり、
コミュニケーションを図る目的は、
この誤解を最小限または「0」にする
ことでもあるのです。
コミュニケーションの量が組織力を決める
カフェを始め飲食店経営は
チームプレーです。
そうなると組織力が重要です。
組織力は、
お店を前に推進するためのエネルギー
=経営推進力でもあります。
この組織力を高めるのに
重要なポイントがコミュニケーション
なのです。
組織力を表す公式
コミュニケーションの回数 ✕ コミュニケーションの質 ✕ あなたの想い
つまり、
- あなたとスタッフのコミュニケーションの回数
- そのコミュニケーションの質
- あなたのお店の経営理念を伝える
が重要なのです。
だからコミュニケーションの回数
を多くする必要があるのです。
コミュニケーションの回数を多くすれば
前述したその際に生じる誤解も最小限に
することができます。
しかし量が少なければ、
少しづつ誤解は増していき、
その誤解がやがて大問題に発展します。
そうなれば、
どのような問題が起こる可能性が
あるのでしょうか?
この問題が
お店の経営や経営者であるあなたに
かなりのダメージを与えます。
- スタッフの不満がつのることでお店の雰囲気が悪くなる
- スタッフの離職率の増加
- 問題が早期発見できずクレームや大問題に発展
- 教育スピードがあがらない
一番の問題は、
スタッフとの信頼関係が希薄なことによる
お店の経営推進力の低下です。
あなたがやろうと思ったことを
スタッフが素直に動いてくれないため、
思うようにお店の状態は良くなりません。
最悪の場合あいさつをせずに入店し、
時間になったら勝手に帰ってしまう
スタッフができあがります。
だからこそ、
- コミュニケーションについて学び、
- コミュニケーションについて知り、
- 正しいコミュニケーションを図る
ことが重要なのです。
ちょっとした日頃のコミュニケーションが大切
前述したようにスタッフとの
コミュニケーションの回数を多くする
ことが重要です。
では、具体的にスタッフたちとの
コミュニケーションの量を多くするには
どのような方法があるでしょうか?
よく聞くのが
飲みにケーションですが、
もっと簡単に費用をかけずに
コミュニケーションを図る方法
があるので3つご紹介します。
この他にもスタッフミーティングなど
いろいろ考えられますが、
簡単で費用をかけない方法として、
この3つをご紹介します。
スタッフの入退店時のあいさつ
ギリギリに来てすぐに帰るスタッフ
は私の経験上それほど存在しません。
(もちろん中にはいますが…)
お店に対して愛情が深くなればなるほど、
来る時間は早くなり、帰る時間は遅く
なる傾向にあります。
しかしどんなスタッフでも、
シフト上がり時間の1分前後は
時間を取れることでしょう。
このチャンスを逃す手はありません。
スタッフと積極的に会話をしましょう。
休憩室でのさりげない会話
そもそも休憩室の場所がどこに
あるのかで変わってきますが、
休憩室と店長室が同一空間なら、
積極的に会話をしましょう。
入退店時も一緒ですが、
ここでの会話がスタートで、
「じゃあ、今度ご飯でも一緒に食べに行こうか」
という流れになるかもしれませんね。
サンクスカードの活用
「会話をするのが苦手」
というならサンクスカードを
活用してください。
100円ショップで売っていますので、
そのカードにあなたのスタッフへの
想いと感謝を書いて送ります。
するとかなり喜ばれますよ。
こんなコミュニケーション方法も
お勧めです。
私もコンサルティング時に使っていて、
渡したカードを退職時にうれしそうに
見せてくれたスタッフの笑顔を今でも
忘れられません。
※私が使っているMIPカード。渡したスタッフがかなり喜んでくれるカードです。
コミュニケーションの内容
コミュニケーションを図る
と言っても何を話したらよいか
わからないと感じるかもしれません。
要は話のきっかけです。
今日のほめポイント
を伝えてあげましょう。
でここからがポイントで、
話すきっかけは私が与え、
後はスタッフに会話を委ねることです。
つまり、
ひたすらスタッフの話を
聞くことです
そうしなければ、
スタッフはあなたに心を開き、
自分のことを話してくれませんから。
心を開いてくれれば、
・最近パチンコにはまっている → お金に困る可能性
・彼氏(彼女)ができた → シフトに入る回数の減少の可能性
・他のスタッフの行動に不満 → 離職の可能性
・引越しを考えている→シフト回数が多くなる、段ボールがほしい、お店を辞める可能性 など
に対してアンテナを立てることができ、
予め対策を講じることができます。
コミュニケーションを学ぶなら
統計から、
働いているスタッフの悩みの多くは、
人間関係にあります。
※厚生労働省出典「平成24年度労働者健康状況調査」より
職場の人間関係のストレスを緩和する
ためにもスタッフとのコミュニケーション
を大切にしましょう。
先に述べてきたように、
コミュニケーションの誤解が
少しづつズレを生じ大きな誤解
に発展します。
その誤解が大きく発展しない為にも、
ちょっとしたスタッフとのコミュニケーション
を大切にしましょう。
コミュニケーションを学ぶ方法として、
様々な書籍が出ています。
本もお勧めですが、私としては
コミュニケーション達人会会長の笹本ゆかり先生
のコミュニケーション達人会をお勧めします。
名古屋市近辺で定期的に開催している
コミュニケーションに特化したセミナー
で目から鱗の内容です。
彼女は
コミュニケーションの肝は鈍感力である
と言いきります。
面白い人でしょ?
ご興味があれば参加して見てはいかが?
ブログもとても参考になる内容なので、
読むと良いですよ。
この記事を書いている人
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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