カフェでターゲット客層を決めるメリットとデメリット
経営者のための勉強会や
マーケティングのセミナーに行くと、
「客層ターゲットは決めるべき」
という話を聞くことがあるでしょう。
確かに客層ターゲットを決めることは
とても大切なことです。
しかし決めた客層ターゲットに
注視し過ぎるのも実は問題なのです。
今回の記事では、
カフェにおける客層ターゲットの考え方
及び決め方についてお伝えします。
目次
客層ターゲットを決める理由
カフェにおいて客層ターゲットを決める
理由は何でしょうか?
それは客層ターゲットを決めることで、
様々なメリットがあるからです。
最大のメリットとして、
ターゲットを決めることでコンセプトが
ブラッシュアップされるからです。
コンセプトが決まれば、
メニューを決まり、
内装が決まり、
ライバル店との差別化ができ、
お客様があなたのカフェを利用する理由
が明確になります。
更に広告をする際に
どのようなツールを使うのかを
絞る際に活用できます。
だからこそ、
ターゲット客層があることが大切
なのです。
ターゲット客層を絞るデメリット
ところがターゲット客層を絞ることによる
デメリットも実はあります。
特に
人口が少ない商圏で営業をしている場合、
絞りすぎると客数が伸びません。
わかりやすい例を言いましょう。
例えば、
東京のような人口の多い商圏において、
ジビエに特化したジビエカフェが
あってもある一定の集客が見込めます。
しかしながら、
地方の商圏人口が少ないエリアにおいては、
集客に苦戦することが予想されます。
マーケティングで
「1000人の村ではフェラーリが売れない」
という話があります。
つまりあまりに絞りすぎると、
反ってお客様は来ないという例です。
どのような部分を客層ターゲットとして考える?
客層ターゲットと言うか、
人にはセグメントというものがあります。
- 男なのか女なのか?
- 年齢はいくつなのか?
- どんな職業なのか?
- 年収はどれくらいなのか?
- どのあたりにお住まいか?
- どんなシチュエーションで利用するのか?
- どんな趣味を持っているのか?
- 1度にかける食費はいくらなのか?
などなどあります。
このようなことをかなり細かくまで考え
理想の顧客像として設定するのが
「ペルソナ」と言われるものです。
もちろん
ペルソナはあって悪いものでは
ありません。
しかしペルソナにこだわりすぎると、
反って客数は落ちます。
私としては、
ペルソナと言うよりも「中心顧客」
という考えです。
ターゲット客層を絞るというよりは、
マイルドに絞るという感覚です。
そして中心顧客を
男女どちらなのか?
どれくらいの年代なのか?
どんなシチュエーションで利用するのか?
くらいしか考えません。
もちろん商圏人口にもよって
その範囲は変わります。
客層ターゲットを決める意味
客層ターゲットを決めることで、
↓
コンセプトが決まり、
↓
メニューなどお店の内容が決まり
↓
集客するためのツールが決まります。
こんな流れです。
特に集客する際の見込み客への呼びかけ
であるキャッチコピー作成時には絶大な威力
を発揮します。
客層ターゲットを決めることでの
メリットとデメリットを知った上で、
決めた客層ターゲットに対して、
上手にアプローチしてください。
追伸、
考え方として、
来てほしくないターゲット客層
を考えることもありです。
来てほしくないターゲット客層を決めれば、
自ずとお店でやることも決まってきますよ。
この記事を書いている人
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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