飲食店スタッフの退職理由、本音を引き出す聞き方とは?店長が守るべき鉄則
2026年2月19日更新
飲食店の退職面談で、
スタッフの本音を聞けたと
感じたことはありますか?
多くの店長が耳にするのは
「一身上の都合」
「家庭の事情」といった、
無難で当たり障りのない言葉ばかり。
しかし、
その裏には必ず現場への不満や
違和感が隠れています。
本音を聞き出せなければ、
同じ理由での退職が何度でも
繰り返されることになります。
そうならないためにも、
退職面談で本音を引き出すこと
が大切です。
今回の記事では、
退職面談時の本音を引き出す
聞き方についてお伝えします。
目次
なぜ飲食店のスタッフは「嘘の退職理由」を言うのか?
なぜ飲食店スタッフは
嘘の退職理由を言ってまで
辞めるのでしょうか?
「一身上の都合」の裏に隠れた現場の不満
「一身上の都合」は、
飲食店の退職理由で
最も多く使われる言葉です。
しかし本音は、
といったお店側が改善できる
内容であることがほとんどです。
それでも本音を言わないのは、
「どうせ言っても変わらない」
「言ったら気まずくなる」
という諦めがあるからです。
飲食店特有の「波風を立てたくない」という心理的障壁
『飲食店』という職場は、
狭いコミュニティになりやすく、
人間関係が濃密です。
そのためスタッフは、
- 最後まで“いい人”で辞めたい
- 文句を言う人だと思われたくない
- 残るスタッフに迷惑をかけたくない
と考え本音を飲み込みます。
つまり
嘘をつかれているのではなく、
気を遣ってくれているのです。
そのスタッフの気遣いに
店長は気づく必要があるのです。
気づかなければ問題はそのままです。

【鉄則1】本音を引き出すために退職面談時の環境を整える
本音を引き出すためには、
スタッフが話しやすい環境を
作ることがまず第一です。
厨房やレジ横はNG!店外のカフェや落ち着ける客席を選ぶ
退職面談を
厨房の隅やレジ横で実施して
いませんか?
周囲に人がいる環境では、
本音は絶対に聞けません。
私のおすすめは、
- 暇な時間の静かな客席
- 近隣の落ち着いたカフェ
- 個室空間
など周囲に聞かれることなく
落ち着いて話せる場所です。
安心して話せる場所を作る
=あなたを大切にしている
というあなたからのメッセージ
でもあります。
面談の目的は「引き止め」ではなく「店舗改善」だと宣言する
退職面談の冒頭で、

「今日は引き止めるための 話ではありません。お店を良くするために、あなたの意見を聞かせてほしい」
必ずこう伝えてください。
この一言があるだけで、
スタッフの警戒心は下がります。
目的を明確にしない面談は、
ただの形式的な作業で終わります。
店長がそのまま使える「本音を引き出す質問術」
実際に退職面談が始まった際
どのようなことに気をつけて
話すかポイントをお伝えします。
実践フレーズ:もしあなたが店長なら、このお店のどこを変える?
退職理由を直接聞くより、

「もしあなたが次の店長なら、まず何を変えますか?」
この質問の方が本音が聞けます。
主語を自分から店にすることで、
批判ではなく提案として話して
くれることでしょう。
後輩のために教えてほしいという「貢献感」を刺激する聞き方
人は
「誰かの役に立つ」と感じた時、
本音を話しやすくなります。

「これから入る後輩が同じ理由で辞めないために、教えてほしい」
この一言は相手の中にある誠実さ
と責任感を自然に引き出します。
否定は厳禁!相手の意見を肯定する「傾聴」の姿勢
そして退職面談時に何よりも
大切なのは傾聴の姿勢です。
途中で言い訳をしたり、
「それは仕方ないよ」と
遮った瞬間会話は終わります。
店長の役割は、
正解を言うことではなく
最後まで聞き切ることです。
「そう感じたんだね」
とうなづきながらスタッフの
言葉を受け止めて上げましょう。

【鉄則3】聞き出した本音を「離職防止」に繋げるフィードバック
退職面談時に聞いた本音を
ただ引き出したのでは意味が
ありません。
その本音を店舗運営に
活かしてこそ価値があります。
改善できること・できないことを誠実に整理する
全てを改善する必要はありません。
大切なことは、
- すぐ改善できること
- 時間がかかること
- 現実的に難しいこと
を整理して取り組むべき内容
の優先順位を決めることです。
これができなければ、
同じ不満を抱えてスタッフが
辞めることになります。
退職者の声を「匿名」で現場のルール作りに反映させる
退職者の声は
最高の改善資料です。
「以前の退職面談で、
こんな意見がありました」
と匿名で共有します。
に反映させることで、
退職を無駄な出来事にしない
組織へ変わらせられるのです。
退職して終わりじゃない!「退職者優遇制度」で繋がる新しい形
退職したスタッフとの関係性を
より強めるためにも以下の施策
をすることをお勧めします。
退職者とゆるく繋がるLINEグループを作る
円満退職したスタッフと
完全に縁を切ることは非常に
もったいないことです。
情報共有用のLINEグループを
作ってそのグループに入って
もらいましょう。
など発信することで、
ゆるく繋がる関係を作ることです。
退職者には割引制度やスポット復帰などの優遇措置を考える
退職したスタッフは、
お店を理解している即戦力で
ありファン客にもなり得ます。
そのスタッフを大切にしましょう。
退職後もあなたのカフェを利用する
人たちです。
- スタッフ割引の継続
- 短時間スポット復帰
- 友人紹介時の特典
の制度を用意しておけば、
退職したスタッフとより強い
関係性が築けます。

退職面談は「お店の未来」への投資である
退職は失敗ではありません。
本音を聞き次に活かせた時、
それはお店の成長材料になります。
形式的な退職面談をやめ、
環境・聞き方・活かし方を
まずは変えてみましょう。
そうすることで、
確実に離職数は減らせます。
ただ退職面談をするのではなく、
お店の未来への投資だと思って
面談をすることです。
その意識を持つことこそ、
良いお店づくり及び良い店長への
第一歩ですよ。
この記事を書いている人

- カフェコンサルタント
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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