短期で働きたいと応募があったスタッフ採用する?それとも不採用?
「○月末までの短期で働きたいのですが…」
このような短期で働きたいスタッフの応募
があったときに無下に断っていませんか?
私の経験上とてももったいないです。
短期で働いてくれるスタッフは、
関わり方次第でお店の中心戦力として
育つ可能性があります。
今回の記事では、
短期で働くスタッフを戦力にするための
ポイントをお伝えします。
目次
なぜ短期スタッフを採用しないのか?
採用するなら、
長く働いてほしいとどのお店も思う
ことでしょう。
しかも採用して戦力になるためには
かなりの時間と費用を要します。
となれば、
一度採用したからには長く働いてほしい
と思うのは当然です。
短期で働くスタッフたちが多い理由
しかし、
少子高齢化で労働人口が減少している今
どこの飲食店でもスタッフ不足で悩んでいます。
加えて、
求人広告をかけても
かなか応募数がありません。
しかも以下の4つの理由で、
短期でアルバイトを探している
スタッフがいることも事実です。
短期バイトを探しやすくなった
以前はなかなか短期バイトと言うと、
採用してもらえないと思っていた学生
ですが今は専用サイトがあり
気軽に応募できるようになりました。
たった1日だけ働け、
しかもその日払いというバイトも
あります。
今の時代簡単にスマホで探し、
応募までできるのも大きいですね。

人間関係がわずらわしい
長い期間アルバイトをすると、
人間関係のもつれが出て、
辞めることになる人もいます。
そのような心配をして、
長期よりも短期でアルバイトを探し、
いつでも辞められるように考えます。
いろいろな仕事を経験したい
特に若い人にあるパターンです。
どうせアルバイトをするなら、
様々な仕事を経験したいと思って
短期でアルバイトをする人もいます。
このタイプの人たちは、
「○月○日まで」や「春休みいっぱい」
などと期限を切って働きます。
生活リズムがつかめないのでまず短期で
大学生や主婦など、
新しい生活が始まった人にあるのが、
4月からの生活リズムがわからない
と考えている人たちです。
学生なら授業のカリキュラム
主婦ならご主人や子供の予定
がわかってから働く時間を決めます。
要は自分の生活の一部になるか
判断できないからです。

画像はイメージ(写真ACより)
参照記事
短期スタッフ採用のお店側のメリット
採用経費はかかるし、
すぐに辞められるのは…
と考えがちな短期で働くスタッフ。
お店にとってメリットはないでしょうか?
あります。
例えば
「春休みの学校が始まるまでだけ働きたい」
というスタッフ。
お店にもかなりのメリットがあります。
たいていそのような休みの時期は、
お店にとっても繁忙期になる時が
多いです。
そのため、
繁忙期にあと1人入ってくれたら…
という時に働いてくれる可能性が高いです。
しかも短期で働くスタッフは、
試しに働いている
というスタッフが多いです。
ということは、
試しに働いて自分に合えば続ける
可能性が高いということです。
その証拠に、
私が店長時代夏休みのみの短期で採用
したアルバイトがその後もずっと働いて
くれたスタッフは多かったのは事実です。
辞めた後にゆるく繋がる仕組みを作る
今、短期アルバイトを募集する
タイミー、ショットワークスさんなど
多くのサイトやアプリが存在します。
しかしこのサイトから来る応募者は、
あなたのお店の仕事は未経験のため、
即戦力にはなりません。
そのため、
やってもらう仕事も食洗などの
限られた仕事になるでしょう。
教える時間も必要です。
しかし、辞めたスタッフと
ゆるく繋がる仕組みを作っておけば
その悩みは解消できます。
具体的には、
関係性が悪く辞めてしまったスタッフ以外を
LINEグループで囲い込むことです。
LINEグループを作ったら、
「この日だけ手伝ってくれませんか?」
とスタッフ募集の情報を流すことです。

またこのグループのメリットとして、
人は自分から働きたいと言いづらい
傾向があります。
「GW空いているんだけどなあ…」
と考えている時に
「2時間で良いから働かない?」
とメッセージが届いたらうれしいでしょう。
しかも、
1度あなたのお店で働いた経験がある
スタッフなので即戦力になります。
私が現場時代も、
大学1年の夏休みに短期で働き、
仕事を覚えたスタッフが
毎年1月3日の1番売れる日に手伝ってくれ、
とても助かったのを鮮明に覚えています。
短期スタッフを戦力にしよう!
コロナが落ち着き、
売上が落ち着いてくれば必ず人手不足
の時代がまた来ます。
実際に首都圏の飲食店では、
コロナの第5波のあと人手不足である
とニュースで取り上げられていました。
飲食店経営は人なくしては成立しません。
短期で働くスタッフも上手に使いながら、
スタッフの充足を図って下さいね。
この記事を書いている人

- カフェコンサルタント
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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