カフェで短期バイトの応募があったとき採用する?それとも不採用?
2024年4月16日加筆
「○月末までの短期で働きたいのですが…」
このような短期で働きたいスタッフの応募
があったときに無下に断っていませんか?
私の経験上とてももったいないです。
短期で働いてくれるスタッフは、
関わり方次第でお店の中心戦力として
育つ可能性があります。
今回の記事では、
短期で働くスタッフを戦力にするための
ポイントをお伝えします。
目次
カフェで短期バイトの応募は採用を検討
もしあなたのカフェに短期バイトの応募
があったら採用を検討することをお勧め
します。
理由は大きく4つ
- 労働人口数の減少
- タイミーなどスキマバイトの登場
- バイトに対する価値観の変化
- 短期で応募しても長期になる可能性
が挙げられます。
どこのカフェも採用するなら、
長く働いてほしいと思うでしょう。
しかも
採用して戦力になるためには
かなりの時間と費用を要します。
となれば、
一度採用したからには長く働いて
ほしいと考えるのは当然です。
しかし今の時代、
バイトに対する見方は変わって
来ています。
要は
ずっと同じバイト先でバイトをする
という考え方が薄れつつあります。
もっと言えば、
あなたのカフェの働く環境が良ければ、
短期が長期になるかのせいも十分ある
のです。
だからこそ、
「短期スタッフは採用しない」
と考えるのではなく、
「短期スタッフをどう活かすか?」
に考え方をシフトすることです。
短期で働くスタッフたちが多い理由
少子高齢化で労働人口が減少しており、
カフェだけではなく飲食店を始め、
どの業種業態でスタッフ不足は深刻な
問題になっています。
加えて、
求人広告をかけても
なかなか応募数がありません。
なぜ短期で応募してくるスタッフは、
短期で働くことを希望してくるので
しょうか?
短期バイトを探しやすくなった
以前はなかなか短期バイトと言うと、
採用してもらえないと思っていた学生
ですが今は専用サイトがあり
気軽に応募できるようになりました。
たった1日だけ働くことができ、
しかもその日払いというバイトも
あります。
今の時代簡単にスマホで探し、
応募までできるのも大きいですね。
人間関係がわずらわしい
長い期間アルバイトをすると、
人間関係のもつれが出て、
辞めることになる人もいます。
そのような心配をして、
長期よりも短期でアルバイトを探し、
いつでも辞められるように考えます。
いろいろな仕事を経験したい
特に若い人にあるパターンです。
どうせアルバイトをするなら、
様々な仕事を経験したいと思って
短期でアルバイトをする人もいます。
このタイプの人たちは、
「○月○日まで」や「春休みいっぱい」
などと期限を切って働きます。
生活リズムがつかめないのでまず短期で
大学生や主婦など、
新しい生活が始まった人にあるのが、
4月からの生活リズムがわからない
と考えている人たちです。
学生なら授業のカリキュラム
主婦ならご主人や子供の予定
がわかってから働く時間を決めます。
要は自分の生活の一部になるか
判断できないからです。
短期スタッフ採用のお店側のメリット
採用経費はかかるし、
すぐに辞められるのは…
と考えがちな短期で働くスタッフ。
お店にとってメリットはないでしょうか?
あります。
例えば
「春休みの学校が始まるまでだけ働きたい」
というスタッフ。
お店にもかなりのメリットがあります。
たいていそのような休みの時期は、
お店にとっても繁忙期になる時が
多いです。
そのため、
繁忙期にあと1人入ってくれたら…
という時に働いてくれる可能性が高いです。
しかも短期で働くスタッフは、
試しに働いている
というスタッフが多いです。
ということは、
試しに働いて自分に合えば続ける
可能性が高いということです。
その証拠に、
私が店長時代夏休みのみの短期で採用
したアルバイトがその後もずっと働いて
くれたスタッフは多かったのは事実です。
辞めた後にゆるく繋がる仕組みを作る
今、短期アルバイトを募集する
タイミー、ショットワークスさんなど
多くのサイトやアプリが存在します。
しかしこのサイトから来る応募者は、
あなたのお店の仕事は未経験のため、
即戦力にはなりません。
そのため、
やってもらう仕事も食洗などの
限られた仕事になるでしょう。
教える時間も必要です。
しかし、辞めたスタッフと
ゆるく繋がる仕組みを作っておけば
その悩みは解消できます。
具体的には、
関係性が悪く辞めてしまったスタッフ以外を
LINEグループで囲い込むことです。
LINEグループを作ったら、
「この日だけ手伝ってくれませんか?」
とスタッフ募集の情報を流すことです。
またこのグループのメリットとして、
人は自分から働きたいと言いづらい
傾向があります。
「GW空いているんだけどなあ…」
と考えている時に
「2時間で良いから働かない?」
とメッセージが届いたらうれしいでしょう。
しかも、
1度あなたのお店で働いた経験がある
スタッフなので即戦力になります。
私が現場時代も、
大学1年の夏休みに短期で働き、
仕事を覚えたスタッフが
毎年1月3日の1番売れる日に手伝ってくれ、
とても助かったのを鮮明に覚えています。
短期スタッフを戦力にしよう!
コロナが落ち着き、
売上が落ち着いてくれば必ず人手不足
の時代がまた来ます。
実際に首都圏の飲食店では、
コロナの第5波のあと人手不足である
とニュースで取り上げられていました。
飲食店経営は人なくしては成立しません。
短期で働くスタッフも上手に使いながら、
スタッフの充足を図って下さいね。
この記事を書いている人
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
最新の記事
- 接客及びオペレーション2024年11月27日料理の提供時間を早くするためにカフェでできる3つの工夫
- カフェ管理項目2024年11月20日スタッフの適正人数はどうやって出すのかその考え方
- 人材の採用、育成及び教育2024年11月13日部下の社員やスタッフに改善を求める際に活用できるコンストラクトフィードバックとは?
- 人材の採用、育成及び教育2024年11月6日フィードフォワードを使って部下を育成しやる気を引き出す
カフェ経営者に贈る日々の売上アップ法を配信
メルマガでは配信中です。
今ご登録いただくと
小冊子『カフェを始めとする小規模の飲食店がこれから生き残るための指南書』ほか、すぐにお店で使えるツールがダウンロードできます。
今すぐメルマガに登録して手に入れてください!