カフェで短期バイトで採用したスタッフを戦力化するためのポイント

2025年11月13日加筆

「3月までの短期で働きたい」
「夏休み中働きたい」
「年末年始だけ働きたい」

短期バイトの応募があった時
無下に断っていませんか?

「短期は要らないんです」
という気持ちもわかりますが、
もったいないです。

結論を言えば、
短期で働くと言いながら、
長く続くバイトもいるからです。

今回の記事では、
短期で働くスタッフを戦力化する
ためのポイントをお伝えします。

カフェで短期バイトを採用する理由

あなたのカフェで
短期バイトの応募があったら
採用を検討することをお勧めします。

理由は大きく4つ

  1. 労働人口数の減少
  2. タイミーの登場で気軽に応募できる
  3. バイトに対する価値観の変化
  4. 短期で応募しても長期になる可能性

が挙げられます。

そうは言っても、
どこのカフェも採用するなら、
長く働いてほしいと思うでしょう。

しかも
採用して戦力になるためには
かなりの時間と費用を要します。

となれば、
一度採用したからには長く働いて
ほしいと考えるのは当然です。

しかし今の時代、
バイトに対する見方は変わって
来ています。

要は
ずっと同じバイト先でバイトをする
という考え方が薄れつつあります。

もっと言えば、
あなたのカフェの働く環境が良ければ、
短期が長期になる可能性も十分あります。

だからこそ、
「短期スタッフは採用しない」
と考えるのではなく、
「短期スタッフをどう長期化するか?」
に考え方をシフトすることです。

画像はイメージ(写真ACより)

短期で働くスタッフたちが多い理由

なぜ以前に比べ、
短期で働きたいバイト数が
増えたのでしょうか?

今の時代背景を考えると
以下の4つが考えられます。

短期バイトを探しやすくなった

短期バイトと言うと、
なかなか探すのに苦労した
のが今までの時代でした。

しかし今は、
専用サイトがあり気軽に応募
できるようになりました。

たった1日だけ働くことができ、
しかもその日払いというバイトも
あります。

今の時代簡単にスマホで探し、
応募までできるのも大きいですね。

スマホでバイト探し
画像はイメージ(写真ACより)

人間関係がわずらわしい

長い期間アルバイトをすると、
人間関係のもつれから、
辞めたくなる人もいます。

そのような心配をして、
長期よりも短期でアルバイトを探し、
いつでも辞められるように考えます。

いろいろな仕事を経験したい

特に若い人にあるパターンです。

どうせアルバイトをするなら、
様々な仕事を経験したいと思って
短期でアルバイトをする人もいます。

このタイプの人たちは、
「○月○日まで」や「春休みいっぱい」
などと期限を切って働きます。

生活リズムがつかめないのでまず短期で

大学生や主婦など、
新しい生活が始まった人にあるのが、
4月からの生活リズムがわからない
と考えている人たちです。

学生なら授業のカリキュラム
主婦ならご主人や子供の予定
がわかってから働く時間を決めます。

要は自分の生活の一部になるか
判断できないからです。

自分の働くペースを見つけるのは大切なことです
画像はイメージ(写真ACより)

短期スタッフ採用のお店側のメリット

採用経費はかかるし、
すぐに辞められるのは…
と考えがちな短期で働くスタッフ。

お店にとって、
メリットはないでしょうか?
あります。

例えば
「春休みの学校が始まるまでだけ働きたい」
というスタッフ。

お店にもかなりのメリットがあります。

たいていそのような休みの時期は、
お店にとっても繁忙期になる時
=通常より売上アップする時です。

「あと1人入ってくれたら…」
という時に働いてくれるのが、
短期で応募に来るバイトです。

しかも短期で働くスタッフは、
試しに働いている
というスタッフが多いです。

ということは、
試しに働いて自分に合えば続ける
可能性が高いということです。

その証拠に、
私が店長時代夏休みのみの短期
で採用したアルバイト。

その後も
土日や祝日に働いてくれた
スタッフが多かったです。

短期バイトが戦力化するためのポイント

短期で入ってきたバイトが
長期で働いてくれるためには
ポイントがあります。

まず
なぜ短期で働こうと思ったのか
を考えてみてください。

  • 人間関係のわずらわしさ
  • 色々なバイト経験をしてみたい
  • 時間の融通性

ということが考えられます。

短期で入ってきたバイトが
長く働いてもらうために
私が大切だと思うことは、

この2点です。
1つ目は当たり前のこと
だと思いますので
2つ目について解説します。

まず辞めたスタッフと
ゆるく繋がる仕組みを作ります。

具体的にはLINEで繋がった後に
本人の許可を得てLINEグループ
に招き入れます。

その後グループ内で、
「この日だけ手伝ってくれませんか?」
と声をかけるのです。

LINEグループ スタッフの囲い込み
画像はイメージ(写真ACより)

またこのグループでは、
シフトの募集だけではなく、
このグループに入っている人のみ
のお得な情報を流すと良いでしょう。

要は、
このグループでゆるく繋がり、
信頼関係を築きます。

そうすると、
人は自分から働きたいと言いづらい
ため自分から入りますと言ってくる
可能性があります。

「GW空いているんだけどなあ…」
と考えている時に

「2時間で良いから働かない?」
とメッセージが届いたら
喜んで入ってくることでしょう。

しかも、
1度あなたのお店で働いた経験がある
スタッフなので即戦力になります。

私が現場時代も、
大学1年の夏休みに短期で働き、
仕事を覚えたスタッフが

毎年1月3日の1番売れる日に
手伝ってくれとても助かった
ことを今でも忘れません。

短期スタッフを戦力にしよう!

今の時代
どの業種業態でも人手不足
苦労しています。

もちろん
カフェを始め飲食店も例外
ではありません。

また

  • 労働生産人口の減少
  • 飲食店の全体数の微増
  • 働き方の変わり方

が飲食業の人手不足
拍車をかけています。

あわせて読みたい

飲食業は人がいなければ、
営業ができないお店が
ほとんどです。

もっと言えば、
売上を上げていくには人は
欠かせません。
短期で働くスタッフも
上手に使いながら、
スタッフの充足を図って下さいね。

この記事を書いている人

稲垣 高史
稲垣 高史カフェコンサルタント
コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^

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