コーヒーチケットは喫茶店の売上アップに貢献するのか?デメリットはないのか?
2024年5月27日リライト
売上アップの方法として、
コーヒーチケットを販売している
カフェや喫茶店あることでしょう。
特に喫茶店は多いですよね。
コーヒーチケットだけではなく、
ランチチケットを販売するお店
もあります。
今回の記事では、
コーヒーチケットやランチチケット
を導入する判断基準をお伝えします。
導入するかどうか、
または止めようか悩んでいる経営者
や店長の判断材料になれば幸いです。
目次
コーヒーチケットとは
コーヒーチケットとは
コーヒー代金を先払いでまとめて
支払っておく回数券です。
よくあるパターンとして、
1杯500円としたら、
10杯分の5000円の値段で、
11杯飲めるという感じです。
つまり、
通常よりも安くコーヒーが
飲めるのです。
しかもコーヒーの代金を
お客様は既に支払い済なので、
お金を持っていく必要がありません。
名古屋を中心に東海地区では、
モーニングを食べてチケットを
渡すお客様をよく見かけます。
さらに、
繁盛している喫茶店は定期的に
コーヒーチケットの安売り販売
をします。
その日はすごい人です(笑)
人気店ならもちろん行列ができます。
となれば、
かなりの売上が立ちます。
平均すれば3冊ほど、
中には10冊も購入される
お客様も中にはいます。
コーヒーチケットを持っていれば、
他のお店ではなくあなたのお店を
利用する可能性が高まります。
要は
囲い込みができる
のです。
それだけではなく、
コーヒーチケットを持っている
お客様が
「あそこの喫茶店のコーヒーチケット
を私が持っているから一緒に
モーニング食べに行かない?」
と知り合いを誘って連れてきて
くれます。
コーヒーチケットを導入する判断方法
では実際にあなたのカフェや喫茶店で
コーヒーチケットを導入する必要は
あるのでしょうか?
その導入する際の判断方法を
お伝えします。
私は常に判断する際には、
メリットとデメリットの積み重ね
と伝えております。
コーヒーチケットを導入する際に
お客様側とお店側に及ぼす
メリットとデメリットをそれぞれ
考えてみましょう。
コーヒーチケット導入のメリット
考える際には、
お客様側と店舗側に分けて考える
ことができます。
それぞれわけて考えてみましょう。
お客様側のメリット
- お得にコーヒーを飲むことができる。
- 自分はお店にとって特別な存在だという優越感が生じる。
- 現金を持っていなくても飲める
店舗側のメリット
- 前もって売上を立てることができる。
- 集客できる
- お客様の囲い込みができる。
- 開店○周年記念等販売促進に使える。
コーヒーチケット導入のデメリット
逆にコーヒーチケットを導入する際の
デメリットして何が考えられるでしょうか?
お客様側のデメリット
- まとまった金額を始めに支払わなければならない。
- コーヒーチケットを購入したことを忘れてしまう可能性がある。
店舗側のデメリット
- お客様のコーヒーチケットを保管する手間が生じる。
- コーヒーチケットの製作に対する人件費等の経費が発生する。
- 前もって売上を立てるために、初回以外は全て無料で提供している感覚になる。
- 原価・人件費に影響する。
コーヒーチケットをより多く売る
コーヒーチケットをより多く売れば、
もちろん売上アップが見込めます。
より多く売るために、
通常より通常よりもコーヒーチケット
を安く売る喫茶店もあります。
安く販売すれば、
多くのお客様が押し寄せ、
1人で何冊も購入する方もいます。
客観的に見て、
かなりの売上を得ているでしょう。
かなりのまとまったお金が入ります。
しかし忘れてはならないのは、
そのあとお客様がお店を利用しても
お金をもらえない状況が続きます。
だって、コーヒーチケットは、
未来の売上をお客様から前借り
している状態なわけですから。
このことを考えずに安売りをすれば、
それ以降の資金繰りに苦労します。
このことからわかるように、
コーヒーチケットの安売りを、
無計画で行えば、
後々大変なことになることを
知っておいてください。
また時々見かけるのが、
コーヒーチケットを売りまくって
閉店するお店です。
冗談ではなく、
私の周りでも経験したことが
あります。
このような行為は、
周りのカフェや喫茶店にも
迷惑をかけることになります。
絶対ダメな行為です!
もちろん計画的とは思いませんが、
絶対そのような事態にならない様
コーヒーチケットを販売してください。
導入するかどうかの判断
コーヒーチケットだけではなく、
ランチチケットやモーニングチケット
も全く同じことが言えます。
前もってまとまった現金が
手に入ることは経営的に非常に
助かります。
しかし、
そのあと来店されたときは
当然売上は立ちません。
このような場合は、
私のブログで何度も言っていますが、
メリットとデメリットの積み重ねで判断
をしてください。
ちなみに…
もしコーヒーチケットを導入するなら、
よくある紙のチケットタイプでは
芸がないですよ。
どうせ導入するなら、
お客様が楽しめる見た目にしてみては
いかがでしょうか?
この記事を書いている人
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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