社員が店長になりたいとなかなか言ってこない会社なら
「社員が出世したがらない」
最近時々耳にする言葉です。
このことはカフェを始め飲食店でも
例外ではなく店長になりたくない
という社員がいます。
私が現場にいた時代は、
ある意味誰が一番先に店長になるか
競っていた時代でもありました。
今は違うようです。
今回の記事では
店長になりたくない社員に対し
どう接するのかを一緒に考えます。
目次
店長になりたくない理由
なぜ店長になりたくないでしょうか?
一般的には様々な理由が言われています。
- 責任が重くなる
- 精神的にも肉体的にも辛くなる
- 労働時間が長くなる
- 土日に休めない
- シフトの自由が利かない
- 人がいないときの自分への負担が増す
- 人との関わりが難しい
- 店長というポジションの魅力がわからない
など考えられます。
もちろん上記の様な理由がある
社員もいるでしょう。
加えて今の時代の店長の仕事は
実に複雑多岐にわたってあります。
なりたくないと思ってしまうのも
仕方ないかもしれません。
しかし私が一番感じる理由は、
あなたの会社に店長の理想像がいない
ということだと思います。
つまり、
「あの人のようになりたい」
「あのような店長になりたい」
という理想像がない
=自分が店長であるイメージが湧かない
のです。
店長になるという魅力、
店長という存在へのあこがれ
が持てる会社であることが大切なのです。
社員が店長になりたいというお店にするには
では具体的に社員が店長になりたい
会社やお店にするためにはどんなことが
必要でしょうか?
バックアップサポート体制の充実
私の店長時代は人がいなければ、
店長が休まないのは当たり前である
という考えがありました。
体調が悪ければ、
「這ってでも仕事に来い」
とか
「体調管理も仕事のうち」
と言われた時代です。
が、今は違います。
店長や社員にトラブルが起こった時に、
安心して休むことができる体制を作る
ことです。
そのためには、
会社の本社のバックアップ体制や
サポート体制が重要になるでしょう。
認めること
店長育成、社員育成するためには、
相手を認めることはとても重要です。
「認めてますよ」
という声が聞こえそうですが、
実際現場を観ている限り、
観れてない経営者を多く感じます。
結果を観るのではなく、
そのプロセスを観ることが大切です。
つまりちょっとした努力を認めることです。
認めることで社員は
「こんなに上司は自分を観てくれている」
とモチベーションが上がるのです。
その最たる例が
「ありがとう」
という言葉のです。
社員を認めなければ、
ありがとうの言葉は出ませんから。
将来のキャリアアッププランを話す
一番はその社員があなたの会社で、
どのような未来を描けるのかを
明確にイメージさせてあげることです。
例えば将来独立したいなら、
その通過点として店長になることが
大切だと思わせることです。
ずっとあなたの会社で働くことは
少ないことでしょう。
社員と面談をした際に、
将来どのようなキャリアップをしたいのか
引き出してあげることが大切です。
店長という仕事の魅力を伝える
キャリアッププランを示すと同時に、
店長という仕事の魅力を伝えること
も大切です。
店長になれば、
- マネジメントスキル
- 問題解決力
- 人材育成力
- コミュニケーション力
- 販売力
- 販促力
- お店のスタッフをまとめる力
などなど営業を重ねるうちに、
そのスキルは自然と身につく
ことが予想されます。
このスキルは飲食業界だけではなく、
どんな業界でも役立つことです。
このような経験は、
ある意味小さな会社の経営者と
同じ経験をすることと同義です。
しかも
金銭的に責任を追わずにできる
のです。
飲食店店長にはかなりの権限が
与えられます。
結構自由に経営もできます。
自分の裁量次第で、
お店の売上は上下しますし、
雰囲気も作れます。
それは
仕事に対するやり甲斐に繋がります。
売上という結果が残れば、
社員自身のの成績となり、
自信にもなるででしょう。
店長になりたい社員が増えるには?
社員に店長になりたいと思わせるには、
一番はその社員の理想とするような店長
が存在することです。
私が店長になりたいと思ったのは、
近くにとてもかっこいい理想の店長がいた
からです。
あなたの会社には、
そのような店長がいるでしょうか?
そのような上司がいるでしょうか?
もっと言えば、
あなたというオーナーに人間的な魅力
があるでしょうか?
よく言われることですが、
会社の売上規模
=社長の人間としての器
今までたくさんの会社やお店をみて
指導してきましたが事実だと思います。
社員が店長になりたいと思える会社
を作りましょう。
これからの
人手不足の時代を乗り越えるには、
とても大切な要素ですよ。
この記事を書いている人
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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