カフェで朝礼を実施する意味とその必要性
2025年10月30日加筆
あなたのカフェでは
朝礼をやっていますか?
朝礼を始めようとしたら、
思わぬ反対をくらった…
なんて経験ありませんか?
統計は取っていませんが、
繁盛店と言われるお店は、
ほぼ朝礼を行っています。
なぜ朝礼が大切なのでしょうか?
今回の記事では、
カフェで朝礼を実施する意味と
その必要性をお伝えします。
目次
カフェで朝礼をやる必要性
朝礼をやる必要性とは
どんなことがあるでしょうか?
朝礼を始めようとすると、
- やる意味がわからない
- 何の目的で朝礼をやるのかわからない
- なんか、学校みたいでいやだ
- 時間の無駄だと思う
なんて反対された経験ありませんか?
そんな反対されたら、
とても朝礼を始めることが
できなかった…と。
実際に私がコンサルティングを
していても同じようなスタッフ
の言葉を聞きます。
しかし敢えて言います。
その意見に逆らってでも、
朝礼はやるべきです。
やるべき理由がは多々ありますが、
一番は仕事へのスイッチが入る
ということです。
あなたのカフェに制服があれば、
制服を着た瞬間にスイッチが入る
可能性はあります。
しかし何となく、
シフトに入ってくるスタッフ
もいます。
そのようなスタッフのためにも
仕事モードへのスイッチを入れる
必要があります。
そのスイッチを入れるのに
一番効果的なことが朝礼です。
制服に着替え、
朝礼に参加して仕事へのスイッチ
を入れてもらうのです。

社長の中村康彦氏の意図を理解しているので、
スタッフの朝礼に対する意識の高さを感じます。
カフェで朝礼を実施する意味
前述した朝礼の意味として
スタッフのスイッチを入れる
の他にどんな意味があるでしょうか?
朝礼はスタッフ研修と同じ投資
朝礼は毎日のスタッフ研修です。
考えてみてください。
例えば、
毎日朝礼の参加者数が4名
朝礼実施時間15分とします。
どれだけの人件費を払って
朝礼を実施しているか
計算したことありますか?
人件費を計算すると、
月間で45,000円、
年間で540,000の投資なのです。
この投資額、
スタッフの成長のための
有意義な時間にしたいですよね?
朝礼はコミュニケーションの場
朝礼はコミュニケーションの場
であると言われると、
「いやいや、一方的な場でしょ?」
と思うかもしれません。
確かにお店によっては、
一方的な朝礼もあるでしょう。
一方的な朝礼にならないために、
全員参加型の朝礼をしましょう。
経営者や店長であるあなたは、
朝礼に参加しているスタッフ
の顔色を観察しましょう。
毎日朝礼をやっていれば、
元気がない表情をしている
スタッフを気付けるように
あなたはなります。
声をかけることで
コミュニケーションを図り、
何らかの行動を起こせますよ。
スタッフのベクトルを合わせる
カフェを始め飲食店は、
チームワークが大切だと
以前の記事でも伝えました。
チームワークを整えるためには、
お店のスタッフ全員が同じ方向
を向いている必要があります。
これを
ベクトルを合わせる
と言います。
このベクトル、
毎日営業を重ねていると、
ずれてくることがあります。
このずれを
修正してあげる必要があります。
できてしまった
ベクトルのずれを修正するのに、
最も効果的なのが朝礼なのです。

朝礼でやってほしいこと
では具体的に
朝礼で何をしたらよいでしょうか?
私だったら以下の5つを実施します。
- お店の目標、想いの唱和
- 個人の取り組む今日1日の目標
- 声出し
- 確認・伝達事項
- 締め
1つ1つ詳しく見ていきましょう。
朝礼で一番大切な「あなたの想いを伝える」
一番は経営者であるあなたの想いです。
毎日の朝礼で、
『こんなカフェにしたい』
という想いを伝えることです。
いわゆるそれは
経営理念でもあります。
これが一番重要です。
こういう想いがあるから、
今月はこういう目標にする
とスタッフに伝えることです。
もちろん、
オリエンテーション時にも
この想いを伝えることも大切です。
しかし、
想いは何回もスタッフに
伝えても良いものです。
何回も伝えることで、
情熱となり人の心を動かします。
あなたの想いを聞くことで、
お店のベクトルが一致します。
これが重要なのです。
お店のスタッフが一丸となり、
1つの目標に取り組むことの
すごさとパワーを感じてください。
きっと、
朝礼やめられなくなります(笑)
各スタッフが今日の目標を言う
全員参加型の朝礼にするために、
必ず1人1回スピーチする機会を
設けましょう。
私が一番いいと考えるのは、
今日の目標を言ってもらうことです。
どんなに小さいことでOKです。
- 「今日は笑顔を意識します」
- 「今日は無駄のない動きを意識ます」
- 「今日はお客様からありがとうをたくさんもらいます」
なんでもいいのです。
これアファーメーション
になります。

声を出す
接客用語をちょっと大きめの声で、
リーダーが先頭に立ち続く。
おはようございますを何回かいう。
とにかくお腹の底から声を出す
ことをします。
必ずお辞儀も伴いましょう。
よくあるパターンですね。
私の経験上、
スタートで声を出すことは
結構気分がすっきりしますよ。
確認及び伝達事項
カフェの営業時間が12時間だとして、
1日12時間ずっとお店にいるわけでは
ありません。
経営者のあなたですら、
お店から離れる時間があるのに、
毎日入らないスタッフなら尚更です。
となると、
毎日何が起こっているのかを
共有する時間が必要になります。
これらの大切な伝達事項を
共有する時間が大切なのです。
そうすると、
「そんなの連絡ノートに書けば済むよ」
「今はLINEとかで共有すればいいのでは?」
のような意見が出ます。
ノートでは伝わらないこともありますし
ノートを読まずに仕事に就くスタッフも
中にはいます。
だからこそ、
毎日の朝礼で情報を共有することが大切
になるのです。
締めをする
これも朝礼で一番大切な要素の1つ
だと個人的に感じています。
朝礼の内容が一通り終わったら、
みんなで締めの行動をしましょう。
なんでもいいのです。
考えられる行動とすれば、
- ハイタッチ
- 円陣を組む
- 掛け声をする
でしょうか。
要は、
「よっしゃ、今日も営業始めるぞ!」
という雰囲気を作り上げることです。
これでたいていのスタッフは、
完全にスイッチ入りますよ。
朝礼をやるかどうかの判断の仕方
朝礼をやることの重要性を
熱くお伝えしました 笑
それでも朝礼をやるか
どうか迷っているなら、
その判断方法をお伝えします。
朝礼をやるかどうかは
朝礼をやることで生じる
メリットとデメリットの積み重ね
で判断します。
朝礼は間違いなく、
あなたのカフェに良い影響を多く
もたらします。
あなたのカフェでも朝礼始めて見ませんか?
この記事を書いている人

- カフェコンサルタント
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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