教育は計画を立て進捗を図ることの肝である教育進捗表の作成の仕方と活用方法
社員はもちろん、
スタッフがどの仕事をどのくらいできるのか
を把握しておく必要があります。
なぜなら、
シフト作成の上で上記を考慮して作成する
必要があるからです。
そんなときに役立つのが
教育の進捗表です。
今回の記事は、
教育の進捗表の必要性と活用方法
についてお伝えします。
教育進捗表が必要な理由
社員やスタッフを教育する際に、
「この時間空いたら教育でもするか…」
なんて行き当たりばったりの教育してませんか?
そのような教育をしているカフェ
結構見かけます。
教育は計画性をもってする必要があります。
要は先を見越して、
未来をイメージして教育していくことが重要
なのです。
そこで活用したいのが、
「教育進捗表」なのです。
教育進捗表とは、
- どの社員(スタッフ)が
- どの仕事を
- どのレベルでできるかどうか
を把握するための一覧表が
教育進捗表です。
例えば、
あなたのカフェでパフェを5種類扱っていて、
「○○パフェ入ります」
と厨房にオーダーを通したら、
「すみません、○○パフェ作ったことないです」
なんて経験ありませんか?
別の場面で言えば、
「ハンバーグのデミグラスソース仕込んでおいて」
と伝えたら、
「すみません、仕込んだことありません…」
なんて経験ありませんか?
「え?
そんなこともできていないの?!
レベル低いなあ。」
と思ったかもしれませんが、
これ実際にお店で起こっていること
なのです。
特に新入社員(スタッフ)が多い
4月や5月はこのようなことが起こる
可能性が非常に高いのです。
このようなことがあれば、
もちろん料理を提供することはできなく、
お客様にも迷惑がかかります。
もっと言えば、
このようなことが起こらないように、
- 教育をする
- シフトを作成する
必要があります。
シフトを作成するためには、
どの社員(スタッフ)がどのレベルで仕事が
できるのかがわかるようにしておくことです。
それを一目でわかるようにするのが、
教育進捗表なのです。
教育進捗表はポジション毎に作成
教育進捗表の必要性は必要だと
わかっていただいたら、
次に作成のための準備です。
先にも述べたように教育進捗表は、
どの社員(スタッフ)がどの仕事を
どれくらいのレベルできるのかを
一目でわかるようにしたものです。
できれば、
ポジションごとに作成しましょう。
ポジションごとに把握できれば、
売上のピーク時間帯において、
適切なスタッフのポジショニング
ができます。
となれば、
当然売上の最大化が図れます。
私はコンサル先に、
・ホール(接客とドリンク)
・厨房(料理と仕込み)
・開店作業
・閉店作業
・食洗
は最低でも作成してもらうように
伝えております。
例えば料理だったら、
取り扱っているメニュー全て書き出し、
各料理についてどのくらいのレベル作れるのか
を一覧にします。
どのくらいのレベルとは、
- レシピを見れば作れる
- レシピを見ずに確実に作れる
- ピーク時に任すことができる
などお店で基準を作ることです。
この基準に沿って教育計画を考え、
実行していきます。
もっと言えば、
このレベルを職位や評価に反映
してもよいでしょう。
これが決まったら、
あとは一覧表にするだけです。
教育進捗表の活用方法
教育進捗表は、
店長室やスタッフの休憩室などの
誰もが目にする場所に掲示しましょう。
また一番の目的である
シフト作成の上での参考になります。
ちなみに私は
社員スタッフの教育の進捗状況が
常に頭の中に入っていたので、
シフト作成時に見る必要はありませんでした。
シフト作成時にも、
「スタッフのAさんは来週新人が入ってくるから
ドリンクは一通り作れるように教育する」
「社員のBくんは来週月曜日にレジ締めを
一人でやってもらうから今週金曜日に
私が教える」
など考えることができれば、
自ずとその教育計画がシフトに書く
ことがなされます。
よくいるのですが、
シフト表=スタッフの勤務時間を書いたもの
だと思っている人がいます。
はっきり言います。
違います!
シフト表とは、
社員、スタッフが売上目標達成のために、
どのような動きをしてもらうのか明確にしたもの
だということです。
そのように考えれば、
ただ勤務するラインだけ書いてある
シフト表から脱却できませんか?
飲食業とは教育業です。
常に社員とスタッフの育成を考えながら、
計画実行をしカフェのレベルアップが
図れるのです。
そうすることで顧客満足度をアップし、
売上及び利益を上げることに繋がる
のです。
行き当たりばったりの教育ではなく、
是非教育計画を考え、
カフェのレベルアップに努めてください。
この記事を書いている人
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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