カフェで販促ツールを用いて販促したら効果を測定し検証が重要
2024年11月30日更新
クーポンやチラシなどの販促物を
巻いたらその結果を検証すること
が大切です。
ネット媒体だと検証は簡単ですが、
アナログの販促物はその効果の検証
が結構大変です。
検証が面倒でやっていないお店
もあることでしょう。
しかし面倒でも検証は大切です。
今回の記事では、
販促実施時の検証の重要性について
お伝えします。
目次
販促をしたら効果を測定し検証が重要
販促をしたら効果を測定し検証
することがなぜ重要なのでしょうか。
販促や広告をした際の結果を
お店でオーナーや店長に聞くと、
答えられないことに驚きます。
答えられたとしても、
感覚というかどんぶり勘定の人
多いんですよね。
効果を測定し検証をしましょう。
その理由は、
次回同じような販促をした際に、
より効果を高めるためです。
いわば記録です。
その記録を積み上げていくことが
あなたのカフェの財産になります。
検証データの積み重ねは、
明日、来月、来年への売上へと
活用されることになります。
今回の販促が失敗に終わっても、
(=効果がなかったとしても)
データを積み重ね検証し改善すれば、
次回の販促で結果が望める可能性が
あります。
どこを改善すれば良いのかが
わかるのです。
俗に言うPDCAを回すです。
だからこそ、
何か販促をしたときには必ずデータを
残しましょう。
そしてそのデータを見て、
どこが良かったのか?
次に改善できることは何か?
を検証をしましょう。

ネットとアナログの効果測定と検証の違い
私が現場にいた時代、
少し安くなるクーポン券を配布して
集客することが流行りでした。
時期によっては、新宿東口で
毎日1000枚以上配布していました。
その時配布する場所を変えます。
より効果の高い場所を調べるためです。
その時にやっていた方法が、
配布する場所ごとに蛍光ペンの色を変え、
クーポン券に印をつけることでした。
回収率が高く、
付加金額(クーポンの他に購入した金額)が
多い場所を見つる。
その結果を見て、
その場所で配り続けました。
おげさまでその手法は、
当時東京地区の店長会議で成功事例とて、
取り上げられたほどでした。
私がやった蛍光ペンで印をつける方法の他にも
1、配布場所ごとにクーポン券の種類を変える
2、クーポンの色を変える
という方法もあります。
1は微妙にデータがずれますし、
2は作成費用がかかります。
手間はかかりますが、
蛍光ペンなどで印をつけることを
私としてはお勧めします。

効果測定し検証するデータとは
販促物などについては、
以下の3つのデータを検証していました。
1、回収率
チラシやクーポン券を配ったら、
何枚回収できたかです。
もちろん配布するポイントが複数なら、
そのポイントごとに回収率をチェック
します。
2、回収単価
回収できたとしても、
そのクーポン内容だけではありません。
ついで買いもあります。
逆にこのついで買いがないと、
正直販促の効果はかなり下がります。
クーポンを使った顧客のレシートを発行して、
クーポンをホッチキスなどで止め
保存した後検証します。
3、効果測定
最終的にこの反則がどれくらい効果があったのか
を数値化します。
例えば、
クーポン作成及び配布経費が1枚12円だったとし、
1,000枚配布したとしましょう。
すると、経費は12円×1,000枚で12.000円です。
このクーポンを配布したら、
48枚の回収があり、
その回収金額が50,000円あったとしましょう。
※クーポン内容は1メニューのみとする
となれば、
回収率は4.8%となり、
24,000円投資して、50,000円の売上を得た
ということになります。
原価を合わせて35%すれば粗利32,500円。
ここからクーポン経費を引いた、
32,500-12,000=20,500円
が今回の粗利ということになります。
実際の利益はもっと下がりますが。
このように販促ごとに、
検証することが大切になります。
尚、この時にエクセルなどで、
「クーポン(販促)分析シート」
を作っておくといいですよ。
もちろんアナログ的な
ノートでもOKです。
自分なりのフォーマットで
作ることをお勧めします。

コーヒーチケットも効果を検証しよう
カフェ・喫茶業でよくある販促として
コーヒーチケットがあります。
コーヒーチケットの安売りを良く見ますが、
この方法で検証しないと、
売れたは良いけど全く利益が出ない
ということになりかねません。
カフェを営業していく上で、
販促は絶対すべきことです。
しかし、
ただやみくもにやったのでは、
効果は薄くなってしまい効果を
望めません。
売上が上がったのに、
最悪利益が残らないという事態に
陥ってしまいます。
そうならないためにも、
毎回データを記録し、
効果を検証し次回の販促に活かす
ことをしましょう。
この記事を書いている人

- カフェコンサルタント
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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