カフェ経営者が異業種交流会に参加するのって意味ないの?参加する際の5つの注意点
2024年7月29日リライト
人脈を増やすために、
新規のお客様を増やすために、
異業種交流会の参加をしているかもしれません。
仲の良い経営者の方から
誘われる方もいるでしょう。
この異業種交流会、
単に参加するだけなら意味ないです。
売上に結びつきません。
そればかりか、
ただ単にあなたの時間を奪われるだけ
の結果になりかねません。
今回の記事では、
異業種交流会に参加する際の注意点
をお伝えします。
目次
異業種交流会に参加する意味ない?
世の中には多くの異業種交流会があります。
有名どころとして
JC、倫理法人会、ライオンズクラブ
などあなたも聴いたことがあるでしょう。
- 新たな人脈の形成
- 新たな学び
- 自己啓発
- 自身の業界以外の情報を知る
- 何らかの新たしいビジネスへの発展
などメリットもあります。
しかし、ここで考えてほしいのが、
なぜその異業種交流会に参加するのか?
という参加の目的です。
参加のきっかけが
知り合いとの義理かもしれません。
参加しているうちに会の中心的な存在になり、
かなりの時間を会に奪われる。
結果として本業が疎かになってしまう。
そんな経営者を今まで何人も見てきました。
付き合いの飲み会やゴルフなど
緊急でもなく重要でもない仕事が
増えてしまいます。
だからこそ、
なぜその異業種交流会に参加したのか?
を明確にして参加するようにしましょう。
異業種交流会に参加する際の注意点
上記では軽くメリットとデメリットを
お伝えしました。
異業種交流かに参加する際に、
大切な注意点を5つお伝えします。
無料でアドバイスをしてくれる
一見良さそうに聞こえますが、
無料でアドバイスをする
=その言葉に責任がないです。
参加者が多ければ、
「お前のお店はこうしたほうがいい」
なんて意見たくさん来ます。
たくさん来れば、
正反対の意見も来ることもあり、
何が正しいのかわからなくなり
結果混乱します。
混乱すれば迷いが生じ、
お店も迷走します。
見返りを求められる
私の周りで実際にあった話です。
会に参加するようになって、
ある車屋の社長がお店を利用して
くれるようになったそうです。
結構な頻度で利用してくれ、
ありがたいなあと思っていたところ、
ある日こう言われたそうです。
「お前はいつになったら、
うちの店で車を買ってくれるの?」
と。
居心地が良くなってしまう
会に参加して、
中心的な存在になればもちろん
居心地が良くなってしまいます。
そうなれば、
当然似たような意見を持つ人と仲良くなり、
情報が偏ってしまいます。
お店の仲間よりも、
会の仲間と一緒にいる時間のほうが
心地よくなる。
となれば、
会主催のイベント(飲み会やゴルフ)が優先
になりかねません。
とても危険な状態です。
そのような状態が続けば、
スタッフは経営者の気持ち
など理解できませんから、
「社長はお店よりも〇〇会のほうが
大切だからさ…」
と言われてしまいますよ。
選ばれる理由がその会になってしまう
実は私としては一番の問題はこれです。
その異業種交流会で信仰を深め、
なにかとお店を利用してくれる機会が増え、
一見お店が賑わっていると感じるでしょう。
が…
ある日お店の中を見渡して気づくのです。
「店内のお客様は〇〇会の方ばかり」と。
そうなのです。
その異業種交流会で知り合った人しか
利用しないお店になってしまったのです。
オーバーな話と思うかもしれません。
しかしこのようなとき、
お客様が増えたと一瞬勘違いするので、
集客活動を疎かにしてしまいがちです。
集客の努力を怠れば、
お客様があなたのカフェを利用する理由は
「〇〇の会で知り合った」
になってしまうのです。
参考記事
時間を奪われる
最後に一番の問題を言います。
それは時間を奪われることです。
今までこのような異業種交流会に参加し、
それがメインになり本業が疎かになって
いる若手経営者を何人も見てきました。
これこそ本末転倒です。
長く参加していれば、
責任あるポストに就くこと
にもなります。
あなたの時間は有限だということを
忘れないでください。
異業種交流会への参加は慎重に
なんでもそうですが、
活用できるものに良いも悪いもありません。
異業種交流会も同じです。
その証拠に、
人脈を広げることはとても良い機会
になりえます。
参加を活かすかどうかは、
利用するあなたにかかっています。
しかし今まで傍から見ている限り、
異業種交流会の参加がお店にいい影響を
与えていない経営者が多いことも事実です。
参加する際には、
明確な目的を持ち、
会での自分の立ち位置を心得ましょう。
この記事を書いている人
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
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