飲食店の雨の日サービスは雨の日に受けてうれしいサービスを考えよう
2024年6月26日リライト
雨が降ると極端に売上が下がる
カフェってありますよね。
天気次第でかなり売上が上下する
カフェもあることでしょう。
私も現場時代は雨が降ると、
極端に売上が低下するお店だったので、
雨や雪には何度も泣かされました。
このような雨に弱いお店において、
雨の日に集客・売上アップができる方法
ってあるのでしょうか?
私の経験も踏まえて、
雨の日に売上アップをする方法
雨の日サービスの考え方をお伝えします。
目次
飲食店で雨の日サービスが必要な理由
なぜ飲食店で雨の日サービスをする
店が多くあるのでしょうか、
その理由は
ほとんどの飲食店では雨が降ると、
売上が下がる傾向にあるからです。
私が店長をやっていた
新宿のお店も雨降りの日は、
通常の売上から20%減の店でした。
雨の日にお客様が飲食店に行かない
理由のには理由があります。
- 濡れたくない
- 衣類や靴が濡れるのがイヤ
- 傘を持ち歩くのが面倒
- 傘がなくなるかもしれない
- お出かけの予定をやめた
- 雨が億劫で外に出たくない
など理由は様々です。
この心理は
雨に限ったことではないでしょう。
- 雪の日
- とても暑い日
- とても寒い日
もお客様が行きたくない理由に
なることでしょう。
だから売上は下がるのです。
難しいとは思いますが、
この「出かけたくない理由」を
「出かけたい」にしてあげます。
だからこそ、
雨の日限定のサービスがあると
出かける理由になるのです。
私が雨の日サービスを始めたきっかけ
私が店長時代雨の日サービスを
始めたきっかけはある6月の上司
からの電話でした。
その日は朝から雨が降り続け、
売上は最悪の状態でした。
そんなお昼過ぎに
上司から電話がかかります。
上司:「いながき、今日の売上どう?」
私:「雨が降っているから最悪ですよ」
上司「雨が降るってわかっていたら、
なぜその対策が打てないの?」
と思いっきり叱られました。
正直そのときは、
「雨降ってるから仕方ないじゃん!」
と思っていました。
いや、思っただけではなく、
思いっきり上司に口答えしました(苦笑)
が、その上司の言葉は続きます。
「いながきのお店は
雨が降れば売上が下がる
とわかっているのでしょ?
天気予報で雨が降るとわかっているなら、
俺ならどうやって雨でもお客様が来るのか
を真剣に考えるよなあ。
ただ、雨が降っているからと
指をくわえているの?
1円でも売上アップをする努力をする
例えば目標に対して5万マイナスを
その対策で3万マイナスに食い止める
って考え行動する
いながきならそう考えていると
思っていた俺の買い被りかなあ」
このことをきっかけに、
どうすれば雨の日でも集客できるのか?
を考えるようになりました。
そうなんです。
雨の日サービスの始まりでした。
具体的にはその時は雨の日にご来店で、
ある条件を満たすと150円の商品を無料
にしました。
その当時まだ雨の日サービスを
やっているお店は少なかったので、
結構お客様にご好評いただきました。
雨の日にうれしいサービスを考える
雨の日サービスを考えようとすると、
ほとんどのお店が値引きに考えが
行きがちです。
まずは値引きではなく、
雨の日にお客様がしてほしいこと
を考えることから始めましょう。
お客様側になって考えてみると、
いろいろなことが思い浮かぶと
思います。
- 傘立てではなく自席に傘を持っていきたい
- 荷物を置くスペースがほしい
- 雨で濡れた洋服を拭きたい
- 駐車場からお店までに濡れたくない
- 店内の入口や床が滑る
このようなお客様が感じるストレスを
なくしてあげるとうれしいですよね。
となれば…
- 自席に傘を置けるようにする
- 荷物を置くスペースを作る
- 濡れた衣類など拭けるタオルを準備する
- 駐車場からの出迎え
- 常に床をドライの状態にする
をすればお客様は喜んでくれるでしょう。
そしてご利用時には、
「雨の中ご来店ありがとうございます」
「お足元の悪い中ご利用ありがとうございます」
と雨の中の来店に対しての感謝の気持ち
をお客様に伝えることが大切なんです。
感謝の気持ち伝えられていますか?
飲食店でできる具体的な雨の日サービス
雨の日にお客様がしてほしいことを
実施した上で雨の日サービスとして
具体的に何をやるのか考えます。
今の時代結構多くのお店で
雨の日サービスを実施しています。
そのため、
- 雨の日来店でポイント2倍
- 雨の日来店で〇〇が無料
などは効果が薄くなっています。
考え方として、
「雨の日サービスで集客する」
と考えるよりも、
「雨の日に来店されたお客様が
うれしいこと or 感動すること」
を考えることをお勧めします。
つまりどういうことかと言えば、
「雨の日来店でミニデザート1つサービス」
よりも、
「雨の中わざわざご来店ありがとうございます。
お店より感謝の気持ちを込めたミニデザートです。
どうぞお召し上がりください」
です。
では具体的にどんな雨の日サービス
があるか2つご紹介します。
雨の日限定プレゼント
雨の日にご来店のお客様限定で
プレゼントをします。
プレゼントに最も適している物は
あなたのお店のメニューの良さが
伝わるプレゼントです。
例えば、
お店で使用しているコーヒー豆。
1杯分をご来店者にプレゼントする
と喜んでくれますよ。
他にも前述のミニデザートも
喜んでもらえますよ。
雨の日限定メニュー登場
雨の日限定のメニューを出します。
例えばコーヒーで高級感があり、
日本人に人気のブルーマウンテン。
このブルーマウンテンを
雨の日だけ特別価格でお客様に
ご提供します。
雨の日は肌寒い日が多いので、
お客様には喜ばれる可能性大です。
コーヒーの他にも、
雨の日限定で出すランチや
スイーツがあっても良いでしょう。
お店側の雨の日のマニュアルも作っておく
お客様側だけではなく、
お店側においても雨が降った日に
どんなことをするのかを決めておきます。
要は
「雨が降ったらこれをやる!」
というマニュアルを作っておきます。
- 傘置きを出す
- 入り口に衣類を拭くタオルを置く
- 雨の日時のあいさつの確認
- 雨の日限定サービスの内容確認
- 床拭き用のモップの準備
など雨が降った日にやることを書き出し、
降ったらスタッフ全員が同じ対応ができる
ように確認します。
雨だからお客様の来店がないではなく
雨なのにお客様の来店があるためにはと考える
私の先生がよく言います。
売上が悪い理由を
「地域」「業界」「天候」「景気」
のせいにしない
「今日は寒いから客足が…」
「今日はむっちゃ暑いから仕方ない」
「雪が降るとうちは全然お客様は来ない」
このように考えるのではなく、
どうすれば売上アップできるのか?
どうすれば雨の日でも来店してくれるのか?
考えることです。
私もコンサルティング時によく
店長やスタッフに伝えるのですが、
「売上の下げ幅を10万にするのか、
5万にするのか、3万にするのか、1万にするのか」
という考え方のクセを付けてもらいます。
何もしなければ、
一番悪い売上まで下がります。
何をすればお客様は喜び、
来店してくれるのか
お店のスタッフ全員で考えることです。
きっと、良い案が出ます。
打開策は見つかるはずです!
雨の日だからこそできること、
考えてみませんか?
この記事を書いている人
- コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^
最新の記事
- カフェ管理項目2024年11月20日スタッフの適正人数はどうやって出すのかその考え方
- 人材の採用、育成及び教育2024年11月13日部下の社員やスタッフに改善を求める際に活用できるコンストラクトフィードバックとは?
- 人材の採用、育成及び教育2024年11月6日フィードフォワードを使って部下を育成しやる気を引き出す
- 人材の採用、育成及び教育2024年10月30日仕事の苦手分野を克服する理由とその具体的な方法
カフェ経営者に贈る日々の売上アップ法を配信
メルマガでは配信中です。
今ご登録いただくと
小冊子『カフェを始めとする小規模の飲食店がこれから生き残るための指南書』ほか、すぐにお店で使えるツールがダウンロードできます。
今すぐメルマガに登録して手に入れてください!