カフェの回転率とは?計算方法と売上の限界を突破する方法を解説

2025年12月26日リライト

「満席なのになぜか利益が出ない」
長居するお客様が多くて…」

カフェを経営していると、
このような「回転率」の悩みに
直面された方もいることでしょう。

回転率をアップするとは、
単にお客様を早く入れ替えること
ではありません。

お客様の満足度とお店の利益の
バランスを保つことが重要です。

今回の記事では、
回転率の基本的な計算方法や
業種別の目安はもちろん、

回転率を上げる具体策や
席数に縛られない売上アップ
の仕方まで解説します。

カフェの回転率とは?計算方法と売上を左右する重要性

そもそも回転率とは
どのようなもので
どのように計算するでしょうか。

回転率の計算方法

回転率とはカフェの席を
1日に1つの席をお客様が
何人使用したかを示す数値です。

具体的には、
1日の客数 ÷ 客席数
で計算されます。

例えば、
あなたのカフェが20席あり、
1日の客数が60名なら、
回転率は「3」になるわけです。

回転率は
客単価が高ければ高くなり、
低ければ低くなる傾向にあります。

なぜなら、
売上=客席数 ✕ 回転率 ✕ 客単価
でもあるからです。

イメージすればわかりますが、
料亭のような高級であれば
お客様の滞在時間が長くなり、

一方でファーストフードや
牛丼店のような低価格の店は、
滞在時間が短くなるのです。

回転率は売上を左右する

回転率を考える際、
ピーク時間とアイドル時間
(忙しい時間と暇な時間)
では違います。

ピーク時間は回転率は上がり、
アイドル時間では回転率は
下がります。

売上アップを考える際には
ピーク時間に合わせた回転率
を考えることがポイントです。

なぜなら、
売上の最大化はピーク時間の
売上を伸ばすことだからです。

あわせて読みたい

では実際に回転率がどのように
店舗の売上を左右するのかを
シュミレーションしてみましょう。

シュミレーション例
客席数:20席
客単価:1200円
回転率:2.0から3.0にアップすると

回転率「2」の時の売上
20席 ✕ 1200円 ✕ 2回転 =48,000円

回転率「3」の時の売上
20席 ✕ 1200円 ✕ 3回転 =72,000円

売上が1.5倍になっている
ことがわかります。

単純計算になりますが、
月商も1.5倍になります。
だから回転率を気にするのです。

マクドナルドさんの昼ピーク時の回転率の早さと言ったら…

【比較】カフェの平均回転率は?他業種との違いと目標設定の目安

まず飲食業の業種別に、
回転率はどれくらいなのか
を知っておきましょう。

もちろん
営業時間が長ければ回転率は
多くなります。

反対に、
営業時間が短ければ回転率は
少なくなります。

業種回転率(目安)特徴・解説
ファストフード店3~6回転滞在時間が短く、昼食時は高回転。立地が良いとさらに高まる。
カフェ(セルフ式)2~4回転軽食やドリンク中心で回転は早め。ただし長居されるお客様が多いと減少。
カフェ(フルサービス)1~3回転デザートや会話中心の利用が多く、滞在時間が長くなりがち。
ランチ中心の定食屋2~4回転昼のピーク時に集中。夜営業がない場合は回転数で売上を稼ぐ必要あり。
ラーメン・うどん・そば店3~6回転提供時間が早く、お客様の滞在時間も短いため高回転。
回転寿司3~5回転回転率高め。ファミリー層が多い店舗はやや長め。
居酒屋(夜営業主体)1~2回転1組あたりの滞在時間が長いため回転は遅いが、客単価が高い。
高級レストラン0.5~1回転長時間滞在が前提のため、1日1回転が通常。客単価で収益を確保。
ファミリーレストラン1.5~3回転滞在時間が比較的長め。ピーク時以外は空席も多くなりがち。

ちなみに私が店長をやっていた
新宿のファーストフード店は、

1日客数が3500名、
客席数260席

だったため回転数は13もある
超大型店舗でした。

またセルフ式カフェと
フルサービスの喫茶店では
もちろん目安は変わってきます。

ソファ席 ゆったりできる席
ソファ先なら当然回転率は下がります
画像はイメージ(写真ACより)

顧客満足度を下げずに回転率・客単価をアップさせる5つの具体策

では具体的に顧客満足度下げずに
回転率と客単価をアップさせる
具体策をお伝えします。

ピーク時及び混雑時のお席の時間制限

ピークの時間帯や混雑時には
お席利用の時間制限を設ける
ことです。

この際の注意ポイントは
事前にお客様にわかるように
することです。

方法とすれば、

  • メニューに書く
  • 接客のファーストコンタクトで伝える
  • 入り口に明記する

があります。
後から伝えるのではなく
最初に合意を得ることが重要です。

また『混み合ったら』という
条件を伝えることでお客様の
合意を得ることも出来ます。

セットメニューと高単価メニューの設定

  • ランチ購入で+250円でスイーツ
  • スイーツ注文の方はドリンク200円引き

などついで買いを促します。

またこだわりのあるメニュー
なら単価を高くすることも
できます。

パフェ
画像はイメージ(写真ACより)

お代わりの設定と接客でサジェスト

滞在時間が長いなと思ったら、
お客様の気持ちに立って、
お代わりを提案することです。

お代わりを提案するには、
お代わりの価格を設定する
ことも大切です。

「コーヒーのお代わりは半額ですが
 いかがですか?」

などのサジェストトークを準備
しておくのもお勧めです。

あわせて読みたい

店内売上の限界を突破する物販やテイクアウト

店内売上には限界があります。

となれば、
発想を変えて店内以外で売る
という方法もあります。

その最たる例が
物販やテイクアウトです。

あわせて読みたい記事

注文と会計のロスを減らす「IT活用」

回転率を上げるためには、
お店側のオペレーションの短縮
も不可欠です。

そのためには、

  • 注文時間の短縮
  • 提供時間の短縮
  • 会計時間の短縮

もあります。

注文時間の短縮のためには
モバイルオーダーのなどの導入
もありです。

導入すれば、
注文待ち時間を減らすことが
可能になります。

あわせて読みたい

回転率と客単価の「最適バランス」で売上最大化を目指そう

カフェ経営において
回転率の向上は不可欠です。

しかし
回転率を重視するあまり、
お客様が追い出されたと感じた
のでは意味がありません。

大切なことは、
時間制限を明文化するなど
「お客様との良好な関係」
を保ちながら滞在価値を高める
工夫をすることです。

また、
テイクアウトや物販を強化すれば、
席数の限界を超えた売上が作れます。

自店に合った
「回転率×客単価」のバランス
を見つけましょう。

まず今できることとして、
お代わりを設定してないなら
お代わりを始めてみませんか?

この記事を書いている人

稲垣 高史
稲垣 高史カフェコンサルタント
コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^

カフェ経営者に贈る日々の売上アップ法を配信

メルマガ配信中
ブログでは書けない?様な話題を
メルマガでは配信中です。

今ご登録いただくと
小冊子『カフェを始めとする小規模の飲食店がこれから生き残るための指南書』ほか、すぐにお店で使えるツールがダウンロードできます。

今すぐメルマガに登録して手に入れてください!