年上の部下を持ったときの接し方のポイント

あなたのお店にも、
年上の部下っていませんか?

もっと言えば、
あなたが入ったお店結構な年齢の方が
仕切っていてその人次第で店がまわる
なんてこと飲食店ではよくある話です。

カフェを始め飲食店を経営していれば、
年上の方と一緒に仕事をすることも。

今回の記事では、
年上の部下の方に対してどう接するのか
そのポイントをお伝えします。

これから年上の部下が増える可能性が高い理由

今の時代少子高齢化もあり、
なかなか若い世代が採用し難く
なっています。

若い世代だけではなく、
日本の人口自体が減少しているため、
働ける人口も減少しております。

にも関わらず、
スターバックスコーヒーさんは、
出店を毎月しております。

飲食店の総数も微増しています。

社員やスタッフを採用できたとしても、
結構高齢な世代だったりします。

働き手が少なくなっているため、
定年が延長して定年後の再雇用や
転職をされる方も数多くいます。

副業を認める会社が多くなり、
本業の会社が終わったあとに
飲食店でバイトなんて方もいます。

様々な状況を鑑みれば、
あなたのお店にも年上の部下が来る
可能性は高いでしょう。

スターバックスコーヒー
スターバックスさんは今でも毎月増えています
ということはその分アルバイトは…

年上の部下との接し方のポイント

年上の部下がいる方から、
以下のような悩みを聞くことがあります。

  • 遠慮して言いたいことを言えない
  • 自分は上司だからなめられてはイケないという意識
  • 言うことを聞かない

ではこのようなことを踏まえ、
年上の部下の方と接する際に、
どのようなことに気をつけるべきでしょうか。

私が年上の方を部下として一緒に
働いたときの経験を踏まえ6つの
ポイントをお伝えします。

人生の先輩としてリスペクトする

まず大前提として
人生の先輩としてのリスペクトを持った上で
接することを意識してください。

リスペクトを示すには、
あいさつをすることと話を聞くことです。

特に話を聞くことで相手は

①すっきする
②わかってもらえたという気持ちと感謝の気持ち
③話を引き出す

ことができます。

言うべきことはしっかり伝える

あなたは上司ですから言うべきことは
言わなければなりません。

このときに気をつけたいのが、
改善面を指摘し、感情面は追加しない
ということです。

例えば、
「昨日、発注ミスがありましたよ、
 しっかりしてください」

後半の部分の
「しっかりしてください」
は自分の感情面なので言う必要はありません。

ただし、
なぜできなかったのかを一緒に考え、
その改善案を一緒に考えることは大切です。

頼る

時には今までの人生で得た経験や知識を活かし、
アドバイスをもらうこともありです。

「教えて下さい」

と頼ってもOKです。
もっと言えば、
頼られてイヤな人はあまりいませんから。

画像はイメージ(写真ACより)

指導すると言うよりも支援するという意識

指導するというよりも支援するという意識で
年上の部下の方と接しましょう。
できる仕事があれば一層のこと任せることです。

もちろん、
あなたが進捗状況を把握するために、
報連相をしてもらうことが鍵になります。

年上の部下の方はあなたに対し、
報連相をしない可能性もありますので、
定期的にミーティングの時間を持ちましょう。

ティーチングではなくコーチングを

指導する際には、
ティーチングではなくコーチングを意識
しましょう。

コーチング時に大切になってくることが
効果的な質問をすることです。

「何が原因だと思いますか?」
「改善策はどのようなことをお考えですか?」

コーチングについては、
個々で勉強することをお勧めします。

ほめるよりも感謝を伝える

最後に一番重要なことをお伝えします。
今世の中はある意味「ほめる」ブームですが、
ほめるにはデメリットがあることに気づいてますか?

そのデメリットとは、
ほめる相手は目下になることが多い
ということです。

つまり、
年上の部下に対してほめれば相手から
「なんか見下されているなあ 苦笑」
と受け取られかねません。

このようなときはIメッセージで感謝を伝えます。

 ✕仕事早いですね
 ◯仕事が早くて助かります、ありがたいです。

このような感じです。
年上の部下に限らず全員に対して言えるのですが、
ほめるよりも感謝を伝えることをお勧めします。

画像はイメージ(DALL-E 3で画像生成)

スタッフの絶対数を維持する

人手不足の時代スタッフの絶対数を維持するには、
あなたが育成できる人間の幅を増やすしか
方法はありません。

この記事で述べてきたように、

  • 少子化による若い世代の採用数の減少
  • 人口減少による労働人口の減少
  • 高齢化による働き手の高齢化

このようなことが今後の日本では起こってくる
と予想されます。

今後に備えるためにも、
自分の人としての器を大きくすることが
今後のカフェ経営のポイントになるでしょうね。

この記事を書いている人

稲垣 高史
稲垣 高史カフェコンサルタント
コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^

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