優秀な人材を採用し確保した時のリスクとその対応策

「優秀な人材いませんかね?」

経営者と話をしていると、
かなりの確率で出てくる言葉です。

確かに優秀な人材がいれば、

原材料が足りなくなりそうなら発注し、
スタッフも教育してくれ、
常連客のこころもがっちりつかむ。

とても助かります。
しかし、
本当に良いことばかりなのでしょうか?

今回の記事では、
優秀な人材(社員及びスタッフ)を採用確保
したときのリスクとその対応策をお伝えします。

あなたは優秀な人材にもリスクがある
ことに気づいていますか?

優秀な人材とは?

あなたが求める優秀な人材とは、
どんな人材を指すのでしょうか?
そこ明確になっていますか?

そういうと、
「仕事ができる人材」
という言葉が返ってきます。

ここでまた聞くわけです。
「仕事ができるって何を指して仕事ができる
と判断するのですか?」と。

だからこそ、
あなたが求める人材像を明確に
する必要があるのです。

画像はイメージ(写真ACより)

優秀な人材を確保した時のリスク

優秀な人材=仕事ができる人材
と定義したとしましょう。

私が飲食店に関わっている限り、
優秀な人材も問題になることも
あります。

私の経験上、
問題となり得る3つの例を挙げます。

優秀な人材ほど早く辞めていく

実は優秀な人材ほど、
早く辞めていくというよりも、
見切りが早いです。

どういうことでしょうか?

一番は、
自分の将来のビジョンを持っており、
あなたのお店が通過点と考えている
ということです。

つまり、あなたのカフェで働く目的が、
何かを得るためという明確な理由が
あるか場合が多いからです。

しかし、あなたのカフェ(会社)が
自分が成長できる場所と判断すれば、
定着する可能性は高いですよ。

お客様中心ではなく仕事中心になる

ある意味優秀な人材ではありませんが、
仕事をテキパキと進める人材は
お客様中心ではなく仕事中心に
なりがちです。

・1つ1つの接客が雑。
・おじぎが雑。
・自分のやりたい作業が最優先
・作業に夢中になるあまり、挨拶ができない。
・閉店作業を進めることが中心なので、閉店間際に来店されたお客様に、露骨に嫌な態度を取る。

できるスタッフが全て
上記のようなスタッフであるわけでは
決してありません。

育て方次第では、
リーダースタッフとして活躍する
可能性は非常に高いです。

しかし、経営者であるあなたは、
作業が雑になっていないかチェックする
ことが大切になります。

いずれにせよ、
このようなできるスタッフはお店には
かなりの戦力になります。

このタイプのスタッフは経営者である
あなたの言うことを聞くように、
コントロールできることが大切です。

そのスタッフにお願いするようになったら、
それは危険信号ですよ
画像はイメージ(写真ACより)

優秀だからこそスタッフへ依存してしまう

優秀なスタッフがいれば、
あなたが思い通りにお店を
担ってくれるかもしれません。

しかしここにも問題があります。
その優秀なスタッフが辞めて
しまったらどうしますか?

要はその優秀なスタッフに
依存しすぎることのリスクを
知ってほしいのです。

どんなスタッフでも、
必ず退職するタイミングが来ます。

もしその優秀なスタッフへの
依存度が高ければ高いほど、
退職時のダメージが大きいでしょう。

どんな人材を採用し教育していくのか?

人材採用を考える際に、
以下の3つを考えることをお勧めします。

不採用基準を作る

こういう人材をほしいと考えるのではなく、
こういう人材は採用しないという
不採用基準を作ってください。

不採用基準とは、

✓ 自然な笑顔が出ない
✓ 声が小さすぎる
✓ 敬語が使えない

などが考えられます。

私の経験上、
特に30歳を超えた人材はなかなかしつけは
厳しいので礼儀的な部分は重要視します。

笑顔が素敵な人
渡しの場合笑顔が素敵な方は即採用です(笑)
画像はイメージ(写真ACより)

のびしろのある人材を採用する

この不採用基準を考えた上で
採用すべきはのびしろのある人材
と考えます。

考えてみてください。
もともと優秀な人材は他の給与がよく、
待遇がいい会社に採用されてしまいます。

採用されなかったとしても、
大企業であるスターバックスさんなど
大手飲食チェーン店を選ぶでしょう。

となると、
採用に関しては厳しい戦いが待っている
ことは火を見るより明らかです。

仕事ができるよりも人間性を重視する

特に中途採用や、
飲食店勤務経験がある方の採用について
言えることです。

経験があるが故に、
仕事に対するこだわりがある(強い)人が
います。

このこだわりが良い方向に向かえば
望ましいのですが全員がそうである
とは限りません。

逆に飲食経験がない人材のほうが、
素直に耳を傾けることでしょう。

ちなみに私なら、

・素直であること
・ありがとうを言えること
・謙虚であること

を重視します。

この3つを持っている人材は、
仕事ができなくても会社やお店において、
後々重要な人材になっていきます。

人材不足をどう解消するかが課題

少子高齢化時代による
労働生産人口の減少もあり、
どこの業種も人材不足に悩んでいます。

こと飲食店の人材不足は重大です。
飲食店の中でもカフェはまだ人気の
あるほうなのでましです。

しかし出店拡大時には、
必ず人材の問題が出てきます。
要は任せられる人材が必要なのです。

大切なのは、
どんな人材を採用しても、
一定レベルに育成する仕組みがある
ということです。

店長育成カリキュラム
弊社の店長育成カリキュラム

要はスタッフが育つ仕組みです。

どんなスタッフを採用しても、
一人前になる仕組み作りこそ大切
なのです。

私は優秀な人財にするかどうかは、
教育の仕組みとその教育する経営者次第
だと思っています。

私も人材を人財にすべく
毎日のコンサルティング業務に
力を入れていきます。

私で良ければ、
弊社の全24回店長育成カリキュラム
をご活用ください。

この記事を書いている人

稲垣 高史
稲垣 高史カフェコンサルタント
コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^

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