カフェで活用できる4つの補助金を解説

2025年10月9日更新

何か新しいことを始めようとした時、
補助金を活用しない手はありません。

カフェを始め飲食において、
活用できる補助金はいくつか
あります。

補助金と聞くと、

✓ どの補助金が活用できるかわからない
✓ どのような手続きが必要かわからない
✓ 審査が通らないのでは?

と尻込みしがちです。

今回の記事では、
あなたのカフェでも活用できる補助金
をご紹介します。

カフェで活用できる補助金の多さ

世の中には3000種類以上
の補助金があります。

種類も様々で、
国だけではなく地方自治体が
出している補助金もあります。

一般的に有名な補助金が
後述する国の4大補助金です。

他にも、
県や市町村が出している
補助金もあります。

雇用関係のものは
助成金が多く審査がなしで
もらえますが、
補助金には審査があります。

データ的にも、
年度始めに審査が通りやすい
ことが見て取れます。

なぜなら、
国の予算には「予算枠」
が存在するからです。

春先の補助金の通過率と
秋の補助金の通過率では、
明らかに審査の通過率が違います。

春先に申請することが、
審査の通過確率を上げる
最大のポイントだということを
知っておいてください。

画像はイメージ(写真ACより)

複雑な補助金事情

私は以前補助金は不要と考えており、
補助金について全く無関心でした。

なぜなら、
自身の資金ではなく国のお金で
経営することはお店のためにならない
と考えていたからです。

当然経営も甘くなると思っていました。

しかしコロナ禍で、
実に多くの会社やお店が補助金の
おかげで助かった現状を目の当たりに
したことで考えは変わりました。

いざ補助金を申請しようと思っても、

  • 補助金の数が多くどれを申請すべきか
  • 相談する人がわからない
  • どんなものに補助金が出るかわからない
  • どれだけの金額を申請すればよいかわからない
  • 書類の書き方がわからない

など様々な問題が出てきました。

幸い私の先生の1人が
補助金の専門家だったため、
色々と教えてもらえました。

加えて、
様々な補助金関連のセミナーに参加
することで少しづつどんな補助金が
カフェという業種で活用できるかが
わかるようになりました。

画像はイメージ(写真ACより)

カフェで申請できる4つの補助金

実際に「こんなことをしたい」
と思った時に活用できる補助金4つ
をご紹介します。

カフェで活用したい補助金

小規模事業者持続化補助金

まず最初に紹介する
小規模事業者持続化補助金は
一番活用したい補助金の1つです。

また一番通りやすい補助金とも
言われています。

  • パンフレット、チラシを作成して広告したい
  • 看板を作成して設置したい
  • DMを郵送したい
  • SNSで広告を出したい、
  • ウェブサイトを作りたい
  • ECサイトを作りたい

などの広告費やウェブサイト作成に関して、
最大50万の補助金がもらえます。

毎年4回くらい公募がありますが、
年度が進むにつれ審査の通過が厳しく
なります。

現在第18回の詳細募集内容が
下記ボタンよりご覧頂けます。

第18回内容
申請受付開始:2025年10月3日(金)
申請受付締切:2025年11月28日(金)

IT導入補助金

  • ECサイトを作って売上を上げたい
  • 予約システムを導入したい
  • 顧客管理システムを導入したい

に加えて、
レジなどのデバイスの購入についても
申請可能な補助金です。

カフェで一番多いのは、

POSレジを購入時に
POSレジの販売業者が
補助金申請もやってくれることです。

POSレジ購入時に、
販売者に相談すると良いでしょう。

画像はイメージ(写真ACより)

事業再構築補助金

例えば飲食業からデリバリー事業を
始めるとすればそれに伴う費用を
補助金で申請できます。

従業員数にもよりますが、
最大で8,000万円をもらえます。

こちらは第12回の公募が

2025年11月23日より始まります。
詳細は下記ボタンよりご覧ください。

ものづくり補助金

  • 新商品開発をしたい
  • 店内ウリが限界なのでキッチンカーを購入したい

カフェにおいて言えば、
テイクアウトの商品を販売するために、
凍結機や真空パック包装機の購入したい

ときに活用できる補助金です。
最大で1250万をもらうことができます。

こちらの補助金は、
第21次の募集が開始されています。
応募受付開始:2025年10月24日
応募受付締切:2026年1月下旬

詳しくは下記ボタンよりご覧ください。

画像はイメージ(写真ACより)

その地域独自の補助金の活用

上記の4つの補助金に加え、
その地域独自の補助金が存在
します。

まずは商工会に行き、
どんな補助金があるのか相談
してみると良いでしょう。

補助金について相談したい場合

補助金は各サイトを見ることで
ある程度は説明されております。

しかしながら、
内容を理解するのは結構難易度
が高く感じることでしょう。

どうしたらよいか悩んだら、

  • youtubeで説明動画を視る
  • 商工会など担当部署に相談する
  • 専門のセミナーに参加する
  • 専門家に相談する

という方法があります。

先ずは、
各補助金の詳細リンク先に相談先が
書いてありますので一度相談に行くと
よいでしょう。

セミナーの多くは、
自社に補助金申請代行を誘導する
ために開催しているものです。

いわゆる
フロントエンドセミナー
と呼ばれているものです。

無料や格安(3000円ほど)のセミナーは
ほぼフロントエンドと判断してください。

また専門家に相談する場合は、
無料の先生も有料の先生もいます。
知っておきましょう。

画像はイメージ(写真ACより)

補助金申請時の注意点

「さあ、補助金を申請するぞ!」

と考えたなら以下の2点に注意して
ください。

費用をかけるか時間をかけるか

何でもそうだと思うのですが、
何か事を成そうと考えたときは、
費用をかけるか時間をかけるしか
方法はありません。

もちろん、
補助金申請を自分でやるとすれば、
多くの時間をかけることになること
は必然です。

加えて相当な勉強量を強いられます。
ただ一度やってしまえば、
次年度以降への大きな経験となります。

また、費用をかけるとは、
補助金の専門家に依頼すること
です。

相場とすれば、
補助金の金額の15%~20%が多いです。
手付金が必要な場合もあります。

ただ気をつけておきたいのは、
ある程度の資料作成のための協力は
もちろんすることになるので、
全く自分の手間がないとは言えません。

自社の顧問税理士の方が
補助金申請を手伝ってくれるのが
一番のおすすめです。

補助金額が多い場合は資金繰りを考える

補助金を受け取るためには、
申請後採択されるまでに結構な時間を
要する場合があります。

またほとんどの補助金は、
採択後に実際に資金を使い、
その結果に基づいて振り込まれます。

※しかもほとんどが満額ではありません。

そのために、
半年後に入金のイメージを持って
事業を組み立てることが大切になります。

金額が多ければ銀行でつなぎ融資を
する必要が出てくるかもしれません。
いずれにせよ計画的に考える必要があります。

画像はイメージ(写真ACより)

補助金を申請することは大変な労力

今まで述べてきたように、
補助金を申請するメリットは
大きいです。

が、それとともに
かなりの労力がかかるのも
事実です。

そのため、
補助金を申請することを途中で諦める人
が多くいるのも現状です。

諦める人が多い
=申請する人が少なくなる
=通りやすくなる
ということです。

経営を続けていく上で、
資金は多いにこしたことはありません。

またコロナのような、
不測の事態が起こってしまう時
もあります。

備えあれば憂いなしです!

今回の記事を読んで、
是非補助金申請にチャレンジ
してみてください。

尚、この記事を読んで、
私に補助金の申請をしてほしいと
依頼して頂ける方がいらっしゃいます。

残念ながら、
現状ではコンサル先以外は
受けておりません。

予めご承知おきください。

この記事を書いている人

稲垣 高史
稲垣 高史カフェコンサルタント
コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^

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