アルバイトのオリエンテーションが初期教育で大切な理由

2024年4月3日リライト

アルバイトを採用したら、
初回はオリエンテーションを実施する
ことがとても重要です。

このオリエンテーションで、

あなたが働くうえで大切にしていること
ストアルール
会社(お店)の経営理念

など働く前に伝えることで、
スタッフは安心して働くこと
ができます。

今回の記事では、
初回のシフト前までにやっておほしい
オリエンテーションについて解説します。

オリエンテーションが大切な理由

あなたのカフェでは
アルバイトのオリエンテーション
をやっていますか?

いきなり初日から、
ホールやキッチンで働かせて
いませんか?

勤務初日のオリエンテーションを
しっかりと実施しないと、

  • スタッフが言うことを聞かない
  • スタッフがあいさつをしない
  • スタッフが時間を守らない

という問題が後々発生する可能性が
非常に高くなります。

加えて、新人スタッフは
あなたのカフェで働くことに不安
を抱えています。

ストアルールをしっかり伝え、
その不安を解消することで、
新人スタッフが働きやすくなり、
長くお店で働いてくれるのです。

しっかりとお店のルールを伝える
オリエンテーションを必ず実施した後に
シフトに入ってもらいましょう。

画像はイメージ(写真ACより)

オリエンテーションをする目的

オリエンテーションの必要性を
知ったうえでする目的も知って
おきましょう。

安心して働ける職場である

オリエンテーションの内容は、
これから働くスタッフに伝えることで
「ここでは安心して働ける」
と思ってもらえることです。

安心して働ける
=スタッフの定着率が高まる
ということです。

心の教育をする

教育には
技術的なことと精神的なこと
があります、

精神的な教育=心の教育が
まずは大切になります。

心の教育とは
仕事と向き合う際の心の持ち方
です。

どのような姿勢で仕事と向き合うのか
をしっかりと伝えましょう。

具体的には、

  • 時間を守ること
  • 自分の周りをきれいに保つこと
  • 身だしなみをすること
  • あいさつをすること

この4つだけは徹底順守することを
スタッフに約束してもらいましょう。

明治の哲学者で教育者である
森信三先生は職場再建の3原則として
このように仰っています。

「時を守り、場を清め、礼を正す」

職場再建の3原則

場を清めるの中に自分を整える
という意味で身だしなみがある
と私は考えています。

まずはこの4つを徹底しましょう。

経営理念の共有

経営理念とは
あなたがお店を経営する上での想い
でもあります。

この経営理念を
一番最初のオリエンテーション時に
しっかり伝えることが重要です。

想いを伝えることで、
「私たちと一緒にこの店で働こう!」
という気持ちも伝わります。

この経営理念を大切にするからこそ、

  • なぜカフェを経営しているのか?
  • お店のこだわりポイントは何か?
  • 料理のこだわりポイントは何か?
  • 接客のこだわりポイントは何か?

上記のような話ができるのです。

スタッフの全ての行動の判断は
経営理念に基づいて行動してほしい
からでもあります。

この経営理念があるからこそ、
お互いに気持ちよく働くための
ストアルールも活きてくるのです。

勤務初日のオリエンテーションであなたのお店に対する想い情熱を
新人スタッフに伝えましょう。
画像は写真ACより

オリエンテーションでの実施内容

では具体的なオリエンテーションの
実施の仕方について解説します。

オリエンテーションの実施タイミング

オリエンテーションは新人スタッフが
初回シフトに入る前までに終わらせる
ようにしてください。

必ずです。

初回シフト前までに実施しないと、
オリエンテーションの性質上意味
をなしません。

私が店長だった時は別日で設定し、
1時間いただいておりました。

スタッフの事情があるなら、
初回シフトに入る前の1時間で
実施するのも良いでしょう。

オリエンテーションの実施内容

オリエンテーションの内容は、
ストアルールの説明を中心に
進めていきます。

を予め準備し新人スタッフに
オリエンテーション時に渡します。

雇用契約書に記入してもらったら、
就業規則を含めストアルールを
一緒に確認します。

  • 会社の紹介
  • 身だしなみ及びユニフォームについて
  • 出退勤時のルール
  • あいさつ及びおじぎ
  • シフトの提出ルール
  • 遅刻や欠勤する場合の連絡方法
  • 休憩時のルール
  • まかないのルール
  • 休憩室の使用ルール
  • 給与のルール、振込

など細かい部分を説明することで、
新人スタッフの不安を解消します。

座っての説明が終わったら、
実際に厨房に行きストアツアーと
働いている仲間を紹介しましょう。

そして戻ってきた、
次回(今後)の勤務スケジュールの確認
をして終了です。

ストアルール
ストアルールの見本

オリエンテーションで一番重要なこと
新人スタッフを歓迎する

今までオリエンテーションについて、
いろいろとお伝えしましたが、
一番は、

あなた

「ようこそ!今日からあなたは私たちと一緒に働く仲間です!」

この歓迎感が新人スタッフに
伝わることが非常に大切です。

なぜなら新人スタッフは、
これから新しい環境に馴染めるか
不安だらけだからです。

だからこそ、
その不安を取り除いてあげる
必要があります。

この点については、
別記事で詳しく触れていますので
そちらをご覧ください。

最初が肝心

『最初が肝心』
とはよく言ったものです。

スタッフ教育においては
初期教育が肝心です。
というより全てです。

オリエンテーションできちんと
店舗ルールを伝えることで、
後々のトラブルを防ぐこともできます。

裏を返せば、
採用後しばらく経った後にルールを伝え、
スタッフに従ってもらうことは難しいです。

最初にきちんと店舗ルールを理解させ、
店舗のスタッフのモラルレベルの維持
に努めましょう。

そして、
あなたのお店に対する想いを伝えることで、
お店の方向性をスタッフと一致しましょう。

この記事を書いている人

稲垣 高史
稲垣 高史カフェコンサルタント
コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^

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