目標達成したあとのバーンアウトに気をつけて

2023年10月31日リライト

目標設定していますか?
何年先までされていますか?
最終的なゴールありますか?

なぜこんなことを問うたか言うと、
私はこの目標設定で大失敗をした
経験が過去にあるからなんです。

この大失敗に基づき、
今回の記事では目標設定の際に
気をつけたいことをお伝えします。

人は大きな目標を設定して、
その目標を達成した時に
ものすごい達成感を味わいます。

私が以前いた
ファーストフードL社でのこと。

30年前くらいの当時、
L社は全国の店長会議を東京の大きな
会場で毎年2月に開催していました。

その会議で
全国600店舗中優秀な店舗30店舗のみ
ステージの上がって表彰されるのです。

しかも表彰されると、
1週間のアメリカ研修旅行に行ける
副賞までついてきます。

1995年の出来事、
この年に初めて全国店長会議に出席
することになりました。

私は新宿地区だったのですが、
1人も表彰されませんでした。

そのとき上司に、
「俺が店長の時は壇上は新宿地区の店長
 が独占したんだけどなあ。
 今年は1人もいないのか、情けない」

と言ったのです。
悔しくて、悔しくて、悔しくて…

その日から
「絶対あのステージ立って表彰される!」
という明確な目標設定がされました。

実はこの表彰

  • 売上成績が良いお店
  • 本社の担当者によるQCSインスペクションの結果が良いお店
  • お客様アンケートの結果が良いお店

が総合判断され表彰される店舗が
最終的に決定します。

いろいろ考え、
スタッフを揃え教育した結果、
売上も110%を達成し翌1996年
見事に表彰されました。

自分の店に帰って、
店の入口の前に立った時に、
感慨深くなり涙が出た記憶があります。

それほどうれしかったんです!
ところが問題が発生します。

翌1997年、
あまりに大きな目標だったこともり、
正直目標がない状態での営業でした。

画像はイメージ(写真ACより)

いわゆる
燃え尽き症候群(バーンアウト)
を起こしていました。

次の目標もなく、
ただただ営業をする毎日でした。
仕事に対してのやる気も落ちていた
毎日でした。

そんなとき、
一緒に表彰された当時親友の店長に、

「何やってるの?
 2年連続で表彰されなかったら、
 意味ないでしょ?
 俺だけ2年連続で表彰されちゃうよ」

って言われます(笑)
救われました。

その日から目標を設定し、
取り組むのですが残念ながら
2年連続での表彰には至りませんでした。

しかしスタッフが、
優秀スタッフいう形で地区から
5年連続で表彰されたのは嬉しかったですね。

この燃え尽き症候群(バーンアウト)
目標達成系のセミナーに行くと、
必ず説明される内容です。

目標を達成するのに、
とても苦労する目標に対し、
達成すると誰もが陥る可能性がある
現象です。

カフェの開業もかなり大変です。
開業するまでの道のりは険しく、
開業した日はなんとも言えない
達成感を味わうことができます。

が、
ここに落とし穴が待っています。
開業してからがスタートなのです!

よくカフェを開業して、
それが最終ゴールになっている人
を見かけます。

開業は目標ではあるかもしれませんが、
ゴールではないはずです。
その先にあるものを早く見つけてください。

その先にあるものこそ、
あなたが働く意味=ミッション
でもあるのです。

この記事を書いている人

稲垣 高史
稲垣 高史カフェコンサルタント
コーヒー好き、カフェ好きの趣味が高じてカフェコンサルタントを始めて7年になります。このブログを読んだカフェ関係者が「これやってみよう」と思えるような売上アップや教育法を発信しております。簡単な質問は無料で対応しております^^

カフェ経営者に贈る日々の売上アップ法を配信

メルマガ配信中
ブログでは書けない?様な話題を
メルマガでは配信中です。

今ご登録いただくと
小冊子『カフェを始めとする小規模の飲食店がこれから生き残るための指南書』ほか、すぐにお店で使えるツールがダウンロードできます。

今すぐメルマガに登録して手に入れてください!